第 3 回年次レポートでは、2022 年における非営利組織パートナーのたゆまぬ努力と、Zoom のソーシャル インパクト アクティビティに焦点を当てています。
慈善活動
Zoom の資金はプラスのインパクトを後押しします。
第 3 回年次レポートでは、2022 年における非営利組織パートナーのたゆまぬ努力と、Zoom のソーシャル インパクト アクティビティに焦点を当てています。
Zoom は、イノベーションやプラスのインパクトの基盤として、人と人とのつながりの力を信じています。 人々がつながると、体験を共有したり、コミュニティをサポートしたり、大切な活動のために集まったりなど、世界を変えることができるのです。
私は人々をつなぐことが Zoom の目的で、会社としてのあらゆる行動の指針になると、常々思ってきました。Zoom が米国の目的主導型企業を評価する 2022 年の Purpose Power Index で第 3 位に選ばれたことは、とても光栄です。なぜならこれは、Zoom のコアバリューである「思いやり」が、社内のみならず、プラットフォームや行動、社会的責任への取り組みにも表れていることを示しているからです。
それこそが、Zoom のグローバルなソーシャル インパクト部門である Zoom Cares にほかなりません。Zoom Cares は変革期の真っただ中だった 2020 年にスタートしました。そして今年、非営利組織が新たな課題に直面している中、Zoom は非営利組織と一緒に、新たな適応方法を模索し、自由に使用できるリソースをすべて駆使してグローバル コミュニティに最高のサービスを提供する方法を考え出しました。Zoom は、常にアプローチを進化させ、Zoom のバリューである「思いやり」をいつでも忠実に表現しようと努めています。
Zoom の第 3 回年次ソーシャル インパクト レポートでは、コミュニティにインパクトを与えている素晴らしいパートナーの皆様に焦点を当てています。 Zoom は、過去数年の間に登場し、適応準備ができている組織に感銘を受けてきました。 このような組織は、コミュニティとつながってサービスを提供する新しい機会を手にしています。 社会的不平等、気候災害、メンタルヘルス問題などの影響を受けている人々を支援するために、たゆまぬ努力を続けています。 このレポートでは、そんな組織のストーリー、成功、変化へのコミットメントを紹介します。
ささやかながらそのジャーニーのお手伝いができたことをとても光栄に思うと同時に、Zoom が人々をつなぐ手助けをして、世界にプラスのソーシャル インパクトをもたらせることをうれしく思います。
を寄付金や製品の現物寄付として Zoom と Zoom 従業員が提供
の助成金を Zoom が出資
20 を超える国々で 91 組織をサポート
相当の製品を慈善組織に現物支給
16 か国 66 組織をサポート
100 か国 19,818 組織が Zoom の 50% 割引特典を活用
相当を従業員の寄付とボランティア サポートで達成
Zoom 従業員は 441,968 ドルを寄付し、Zoom が応分の追加金額 309,403 ドルを寄付
Zoom 従業員の熟練ボランティアおよび非熟練ボランティアのサポートは 96,621 ドル相当
プロボノ イベント サポートは 39,580 ドル相当
人々と地球のために、弊社ビジネスの強みを活かして公平性の醸成、機会の民主化、制度の公正化の前進に向けて取り組みます。
Zoom は、次の 5 本の柱を中心としたソーシャル インパクト戦略を実行します。
Zoom のアプローチは、こうした問題と Zoom がサービスを提供する人々のインターセクショナルな性質を認識しています。 だからこそ、Zoom はこのようなコミュニティや生きた体験に精通している組織と意図的に協力関係を結んでいるのです。 Zoom の非営利組織のパートナーは、以下の基準を満たしています。
Zoom は、コミュニティを中心にして助成するアプローチを採用して、コミュニティのリーダーを、Zoom の慈善活動における意思決定プロセスの最前線に据えています。Zoom は例年どおり、インパクトを最大限に高めるに当たってどのように Zoom のリソースを使うべきか見極めるため、第一線で問題対応に当たっているリーダーたちの声に耳を傾けて直接、連携しました。2022 年に 900 万ドルの資金をパートナー組織に振り向けられるように、専門知識を用いてご指南くださったアドバイザーの皆様、誠にありがとうございました。
この取り組みは「力尽く」ではなく「力添え」です。
Zoom Cares のコミュニティ アドバイザー
コミュニティを中心に据えたアプローチに変わりはありませんが、助成の手続きは進化しています。Zoom は、世界と人々が直面する課題が、枠にきれいに収まるものではないことを知っています。このような課題はインターセクショナルで重なり合っているからです。このため Zoom Cares は 2022 年中、公平な温暖化対策、社会的公平性、青少年のメンタルヘルス、および / または教育の体系的変化を目指してインターセクショナルなアプローチを取っている組織に焦点を当てた、助成金ラウンドを遂行しました。
Zoom とパートナーを組む助成対象組織は多様で、幅広いコミュニティや問題を取り上げています。Zoom は、168 か国の一般市民グループを支援して気候危機に取り組む CLIMA Fund や、18 か国に 200 の支部を構えてアジアの若者や学生のコミュニティ向上に努める Dear Asian Youth など、グローバルに活動する組織とパートナーシップを結びました。
また、ほかにもシンガポールで社会から疎外された若者が貧困の連鎖を断ち切れるよう支援する Beyond Social Services、食料、生物の多様性、気候、廃棄物などの生態系プロジェクトに取り組むフランスの学生組織である Le RESES、トラウマや暴力、人種間不平等を経験したイギリスの若者を支援する 4Front Project など、地域コミュニティに焦点を当てた組織と連携しました。
これまで続けてきたとおり、Zoom 本社があるベイエリアでの取り組みも続けました。助成対象組織の中には、サンマテオ郡の住民のためにコミュニティ レベルで気候変動対策に取り組む Climate Resilient Communities や(特にアフリカ系米国人中心の教育を施す)教育機関とパートナーを組み、黒人学生が潜在能力を最大限に引き出せるように支援する A Black Education Network も含まれています。
少数の Zoom パートナー組織(コミュニティ アドバイザー、信頼を基盤とする出資仲間、助成対象の非営利組織である Ever Forward Club など)が、Zoom の年次顧客カンファレンス「Zoomtopia 2022」に参加し、コミュニティを中心としたステークホルダーのエンゲージメントに関するソーシャル インパクト戦略を共有しました。また、コミュニティ リーダーや専門家に助成についての話し合いに参加してもらうと、いかに多様なコミュニティでさらに大きなインパクトと公平性を実現できるかについても共有しました。
インターセクショナルなパートナーシップに加え、Zoom は危機対応助成金も継続しました。この助成金により、Zoom はいざというときに行動を起こし、タイムリーにリソースを提供したり災害救援を実施したりする非営利組織を支援できます。
2022 年中に
Zoom が寄付した助成金は、20 か国 91 組織の合計で 12,199,829 ドル
パンデミックによって、メンタルヘルスのサポートの必要性が深刻化しましたが、すべてのコミュニティがいつでもこのようなリソースにアクセスできるわけではないことを、Zoom は理解しています。 2022 年、Zoom はこの分野を専門とする他の組織と力を合わせて、メンタルヘルスへの対応と、LGBTQ+ の人々や有色人種のコミュニティに協力している青少年支持者への支援に乗り出しました。
Zoom は、Lady Gaga 氏とその母である Cynthia Germanotta 氏が共同設立した Born This Way Foundation とパートナーを組んで、コミュニティのメンタルヘルス リソースをサポートしました。Zoom の助成金は、ベイエリアで思春期の若者と LGBTQ+ の青少年を支援する非営利組織、Adolescent Counseling Services と LYRIC の 2 組織に提供しました。
またバイデン・ハリス政権と連携し、ワシントン D.C. のホワイトハウスで実施された MTV Entertainment の Mental Health Youth Action Forum にも参加しました。会場ではメンタルヘルス擁護活動に携わる 30 人の青少年に会い、寄付を提供しました。
メンタルヘルス啓発月間では、Zoom 従業員の啓発と教育を目的とした一連の Inspire Talks を実施しました。Black Girls Smile、Aliento、Kaleidoscope Youth Center をはじめとする非営利組織からパネリストが集まり、LGBTQ+ および BIPOC を自認する個人のメンタルヘルスに関連する対話を呼び掛けました。
Zoom は、社会から疎外されたコミュニティの多様なニーズを中心に据えて、このきわめて重要な活動を支持しているすべてのメンタルヘルス パートナーに感謝しています。
オーストラリアは、経済協力開発機構(OECD)の組織で 4 番目に深刻な社会的人種差別が行われている教育制度と向かい合っています。 これは、教育上の不公平に直面すると考えられる学生、特に先住民族の青少年にとっては由々しき問題です。
NIYEC は、それを変えようとしています。 ボランティア ネットワークから始まったこの組織は、オーストラリアの教育システムの変革に取り組む非営利組織へと成長しました。 NIYEC は、アボリジニやトレス諸島民の若者と協力して新しいつながりを形成し、学校のカリキュラムや教育上の決定に先住民族の視点や教育学を取り入れるよう求めています。
「NIYEC では、その教育制度で就学した先住民族の青少年の経験談に耳を傾け、検証し、このような議論を戦略や創造性に照らし合わせて、強みを活かし、制度を変革へ導くという活動を共同設計しています。」
CEO 兼共同創設者、Hayley McQuire 氏
人と人とのつながりは、仕事や学習、コミュニケーションの方法には欠かせませんが、いつでも直接会って話ができるとは限りません。この数年は、それが特に困難な状況でした。Zoom のプラットフォームを利用して、人と人をつなげ、ソーシャル サービスへのアクセスを拡大し、遠隔地のコミュニティと機会を結びつけ、学習機会の損失に歯止めをかけている組織の姿に、Zoom は感銘を受けています。
Zoom がなければ、コミュニティに大きな変化をもたらす人々やプログラムから、何百万人もが切り離されていたでしょう。Zoom は、組織が Zoom プラットフォームの力を活かして、パートナーやコミュニティ メンバー、そしてサービス提供先の人々とつながる様子を目にできることを、光栄に思っています。
ウクライナでの紛争は、とりわけ罪のない子どもや若者、そしてその教育に及ぼしたインパクトという点において、誰もに衝撃を与えました。Zoom 従業員は全員、パンデミックの際に Zoom プラットフォームがリモート教育において果たした重要な役割を誇りに思っています。そして、何百もの学校を破壊されたウクライナの教育者には Zoom のサポートが必要かもしれないということに、すぐに気づきました。ウクライナの学生、教員、スタッフが引き続き学習してコラボレーションできるように、Zoom はウクライナ教育省とのパートナーシップを介して、弊社のテクノロジーと技術的専門知識を提供しました。ウクライナでは現在、1,000 を超える学校と大学が Zoom を利用しています。これは、ウクライナの人々を支援するために Zoom がこれまで実施してきた人道的寄付と、ウクライナにおける無料ホストのミーティング時間 40 分制限の解除に基づき実現しています。
ニューヨークにて、ウクライナ教育省第一副大臣、Andrii Vitrenko 氏と、Zoom のグローバル公共政策および政府渉外責任者、Josh Kallmer。画像提供: ウクライナ教育科学省のプレスサービス。
Zoom はまた、Indonesian Youth Diplomacy がインドネシアで主催した、2022 G20 Youth Summit(2022 年 G20 青少年サミット)の Y20(Youth-20)の主催者に対し、製品を寄付してイベントを支援しました。青少年リーダーたちが協力して作成した政策提言は Y20 サミットで公表され、公式の G20 サミットの一環として世界のリーダーに向けて発表されました。
Zoomtopia 2022 では、Zoom Cares が Zoom 初のパートナー パネルを主催し、Zoom 製品がもたらす世界的な利益について紹介しました。Hopebound(非営利組織)のリーダーは、スタッフが中高生に対してどのように Zoom を使用した遠隔療法を提供しているのか紹介しました。また、Life Story Club は、高齢者の孤独や社会的孤立への対応策として、メンバーがどのように Zoom を使用して高齢者とのミーティングを毎週実施しているかを紹介しました。
2022 年中に寄付した製品の換算額
17,849,151 ドル相当の製品を寄付
この組織は Zoom を使用して、メリーランド州史上最大の治安改革法案を作成したという話でしたが、Campaign Zero の共同創設者である DeRay Mckesson 氏によると、その作業すべてに 1 日しかかからなかったそうです。
「Zoom のおかげで、全員がつながり、Zoom がなければ絶対にできないような作業セッションもできるようになりました。法執行機関、立法府のリーダー、コミュニティのメンバー、その他の活動家と定期的にミーティングを実施して、最終的に歴史的な法案を成立させることができました」と DeRay 氏は述べています。
Campaign Zero は、Breonna Taylor 氏が殺害された後、複数の州で警察による無断強制家宅捜査の禁止または制限を求める法案の作成にも貢献しました。そうした法律を成立させるための組織的なミーティングも、Zoom で実施されました。
「このように、Zoom でつながったおかげで人生を変えるような法案の成立が早まったというような話は、無数にあります」と DeRay 氏は付け加えました。
かつてすべてを対面式で進めていたころは仕事の規模を拡大することが難しかったと、DeRay 氏は指摘します。今や同氏は、全米の議員や活動家と毎週ミーティングができます。「Zoom のおかげで状況は一変しました。物理的な限界がなくなり、想像もしなかったような方法で活動を連携できるようになりました」と同氏は述べています。
画像提供: Campaign Zero。
事が気候の危機や自然の危機となると、事実だけでは人々の行動を変えることはできません。そこで AimHi Earth は、一流の科学者、行動心理学者、専門の語り手と協力し、気候に関する重要なトピックを、人々の普遍的な人間性に訴えかけるやり方で伝えています。
AimHi Earth は、Zoom が現物支給した製品を使用してトレーニング セッションへのアクセスを拡大し、Sky、Paramount、Ben & Jerry’s などの大企業と協力して、Great Ormond Street Hospital や BBC Children in Need などの慈善組織に割引セッションを提供しています。
「Zoom を使用したことで、さまざまな種類のソフトウェアをライブ セッションに組み込み、アニメーションやサウンド、ビジュアルなどの機能を強化できたため、トレーニングの質が大幅に向上しました。おかげで実に魅力的で記憶に残るトレーニングを提供できるようになりました」と、国際的インパクト リーダーの Abi Thomson 氏は述べています。さらに AimHi は Zoom のライブ通訳機能により、聴衆が遠いウェールズにいる出席者ばかりという特別な状況でも、COP27 Climate Masterclass を提供できました。
AimHi Earth が公開セッションや企業セッションを通じてリーチした人の数は、2022 年初頭に 1,500 人を超えました。セッション後のデータによると、出席者の 97% が感銘を受け、変革の一員となる覚悟ができたと感じており、知識が力になったことが見事に証明されています。
画像提供: AimHi Earth
Zoom にとって、従業員は Zoom の心臓部です。Zoom 従業員は、お客様に向けた仕事のみならず、コミュニティに向けた仕事においても、Zoom のコアバリューである「思いやり」を決して忘れません。
Zoom 従業員は 2022 年、440,000 ドル以上を非営利組織に寄付し、チームで 2,200 時間以上のボランティア活動を行いました。もう一度つながりを育む機会として対面でのボランティア活動の再開を受け入れた Zoom 従業員が多数いた一方で、バーチャルの機会がもたらす柔軟性とグローバル性の利点を活用する従業員もいました。
期待をはるかに上回る活躍を見せてくれた従業員を、Zoom は心から誇りに思います。その努力の賜物の一部をご紹介します。
さらに Zoom のイベント サービスチームは、パートナー組織が視聴者とつながり、コミュニティに参加し、教育し、リソースを共有できるように、39,580 ドル相当のプロボノ バーチャル イベント サポートを無償で提供しました。以下はそのようなイベントの一例です。
2022 年中の
寄付とボランティアの合計価値: 17,849,151 ドル
フィリピンのラスピニャスにある 2 か所の海岸、パラニャーケ ウェットランド公園とマニラ湾の自然は美しいものの、海岸に散乱するゴミが頻繁に目に入り、台なしになっています。両地域をきれいに保つには、多くの人が連携して取り組む必要があります。
Planet CORA と USAID の協力のもと、マニラの Zoom 従業員はその友人や家族と一緒にゴミを集めました。2022 年は海岸清掃を 2 回実施し、集めたゴミの総量は 2,400 ポンドを超えました。CORA はまた、二酸化炭素排出量を最小限に抑える方法をボランティアに伝授しました。
フィリピンを拠点にしている CORA は、海岸清掃や植林などの現地プロジェクト、そして教育や緊急対応などを活動の場としています。 ボランティア活動は CORA の活動の大きな柱です。CORA はコミュニティや民間企業のボランティアと一緒に、人類と地球を真に変革すべく奮闘しています。
「世界に有意義な変化をもたらすために自分らしいやり方で貢献する力は、あらゆる人に備わっていると CORA は信じています。一人ひとりの行動の積み重ねが大きな違いを生み、皆の力を合わせれば、どのようなことでも成し遂げられるのです!ボランティア、コミュニティ、官民のパートナーを巻き込んだコラボレーションのおかげで、CORA のプログラムでは、世界中のより多くの人々に包括的かつ持続可能な方法でインパクトを与えることができます。」
「遊び場は、子ども時代の象徴の 1 つです。子どもにとって最高の思い出が生まれる場所、楽しめる場所であると同時に、重要なスキルを身につけ、健全な身体、精神、情緒を育む場所でもあります」と KABOOM! の CEO、Lysa Ratliff 氏は述べています。
Zoom は KABOOM!、ジョージア州ストーン マウンテン市とパートナーを組み、スペシャル プロジェクトとして、子どもがデザインした新しい遊び場をマッカーディ公園に建設しました。Zoom のパートナーシップは、プロジェクト資金をサポートする助成金の提供や、ストーン マウンテン小学校への Zoom Meetings ライセンスの寄贈など、多岐にわたります。しかしこのストーリーに命を吹き込んだのは、Zoom 全社の従業員ボランティアの力です。
営業部門やカスタマー サクセス部門のリーダーを含む 70 名以上の Zoom 従業員のボランティアが、アトランタ近郊や遠くはカリフォルニアから参加したため、これは Zoom で最大規模の対面式ボランティア活動の 1 つとなりました。 Zoom 従業員のボランティアは、ストーン マウンテンの保護者やコミュニティ メンバーと一緒に、コンクリートを混合し、根覆いを移動し、遊具を組み立てました。
「私たち Zoom 社員一同は、このすばらしいプロジェクトに参加できたことを光栄に思っています。ストーン マウンテン市の Beverly Jones 市長、ストーン マウンテン小学校の Char-Shenda Covington 校長、ストーン マウンテン市議会議員の Gil Freeman 氏、KABOOM! チームの皆様、このために時間を割いてくれた Zoom 従業員の皆さん、どうもありがとうございました。ここがこの先何年も、恵まれない子どもたちに喜びを与え、大事な居場所になるよう願っています。」
Zoom は全社をあげて、意義あるパートナーシップを築き、プラスの変化に貢献できるよう尽力しています。Zoom 内の他チームが、仕事を通じてどのように Zoom のバリューである「思いやり」を体現しているかをご紹介します。
Zoom のダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン(DEI)チームは、従業員とお客様のために、インクルーシブな従業員、ワークプレイス、マーケットプレイス、コミュニティの実現に努め、「思いやり」という Zoom のコアバリューを体現しています。
歴史的黒人大学(HBCU)の重要性とテクノロジー業界への貢献を称えるために、Soul@Zoom の従業員リソース グループ(ERG)のリーダーたちが中心となって、第 1 回 HBCU 週間を主催しました。スポットライト、パネル、談話、募金活動を通じて、日替わりで各 HBCU を称え、HBCU への進学でどのようにキャリアや考え方が形作られたのかを共有する Zoom 従業員の話に耳を傾けました。
昨年、DEI チームは Zoom Talks を 12 回主催し、俳優で活動家の Kal Penn 氏、作家の Anand Ghiridaradas 氏、宇宙飛行士の José Hernandez 氏、LeanIn.org の Rachel Thomas CEO など、影響力のあるスピーカーを招きました。Zoom 従業員にとって Zoom Talks は、パートナーとして世界中から集まったすばらしいゲストとつながり、互いのバックグラウンドや経験について深く知り合う機会です。
Zoom の ERG コミュニティは、Coexist@Zoom の設立とともに成長しました。Coexist@Zoom は、Muslims@Zoom と Shalom@Zoom を活動の中心に据えて構成されているグループです。信仰と文化の違いを越えたコミュニティ間の対話の促進に、全力を注いでいます。
Zoom は、DEI のさまざまな側面に焦点を当てた Hone とのパートナーシップにより、新しいトレーニングを導入しました。また、社内の人材および組織開発チームと協力して、Zoom 従業員を対象に無意識の偏見と包括的なリーダーシップに関するトレーニングを取り入れました。
対外的には、DEI チームは Zoom のバーチャル アバター機能の開発において、重要な役割を果たしました。Zoom ユーザーの一人ひとりが自分のデザインしたアバターを通して自分が認識されており、アバターが自分の分身であると感じられるようにしたいと考え、DEI は社内のデザインチームと協力して、アバターの拡張方法をテストし、開発し、提案しました。Zoom は、アバターでどんなアイデンティティでも表現できるようにするため、ERG と密接に協力してこの機能の改善を続けています。
Zoom は、持続可能性とは広範かつ全体的なもので、環境だけの話ではなく組織全体のトピックをカバーすると考えています。Zoom の持続可能性と、環境・社会・ガバナンス(ESG)プログラムは、人・コミュニティ・環境・信頼の 4 本柱からなるフレームワークで構成されています。
このプログラムの代表的な実績は以下のとおりです。
Zoom の持続可能性と ESG プログラム、2023 年度 ESG レポートの発行予定の詳細情報については、Zoom のウェブサイトをご覧ください。
Zoom のお客様、特に若者がオンラインで安心して安全に過ごせるようにすることは、Zoom にとってきわめて重要です。今年、Zoom のトラスト&セーフティ チームは、大きな進歩を遂げました。コミュニティや業界、政府組織とのパートナーシップにより、Zoom の使用中にコミュニティを安全に保つ、新たなプロセスと製品機能を開発したのです。以下は具体的な実績の一例です。
Zoom のコミュニティへの「思いやり」は、「世界をつなげる」という Zoom の企業目的と密接に関連しています。私たちは、世界にプラスのインパクトをもたらすような、きわめて重要な活動をしている組織をサポートする機会をいただいていることを、実にありがたく恵まれていることだと思っています。
zoomcares.zoom.us にアクセスして Zoom の取り組みをフォローし、Zoom の最新の寄付金発表やパートナーに関する詳細情報をご覧ください。
Zoom の 2022 年ソーシャル インパクト レポートでは、Zoom Cares とパートナーが 2023 年度(2022 年 2 月 1 日~2023 年 1 月 31 日)に遂行したアクション、活動、取り組みを紹介しています。
このレポートの目標は、ここ Zoom で私たちが社会貢献の取り組みの詳細情報を何一つ隠し立てせず正確に共有することです。 ここではこのレポートを作成するために使用したデータの収集・分析方法についてご紹介します。
Zoom Cares の助成金については、Zoom の慈善プログラム資金を管理・運用しているパートナー、Tides Foundation のサポートを得て報告しています。なお、Zoom の慈善活動の一部は、Zoom が直接提供しており、これに該当する活動の数値は、Zoom が手動で追跡・報告しています。
寄付した製品の数は、従業員からのチケット リクエストと従業員の自己申告に基づいて集計しています。寄付した製品の価値は、2023 年 3 月現在の料金モデルに基づいて算出しました。
Zoom 従業員が Zoomies Cares プログラムを通じて寄付した金額は、Zoom が追加した応分の寄付の金額と一緒に、社内の Benevity プラットフォームで追跡しています。Zoom 従業員の熟練ボランティアと非熟練ボランティアのサポート額は、Taproot Foundation の時間当たりの推定値を用いて算出しました。
Zoom のイベント サービスチームが慈善イベントでプロボノ活動を実施した時間の価値は、プロジェクト別の有料イベントに適用される標準コストに基づいて換算しています。