ミーティングとチャット Zoom Workplace レポート

Zoom ブレイクアウト ルームの使用に関する必須情報

Zoom ブレイクアウト ルームは、次回の Zoom ミーティングにおいて小規模グループでのコラボレーションを可能にする、強力かつ簡単操作の機能です。本機能の使用方法をご紹介します。

8 分で読める

更新日 July 14, 2023

公開日 May 10, 2023

ブレイクアウト ルーム

ブレイクアウト ルームは Zoom Meetings でもっとも人気のある機能の 1 つであり、ディスカッションに集中できるようグループを小規模に分割することでより動的な体験が構築されます。

投票結果に基づくブレイクアウト ルーム作成から全ブレイクアウト ルームへのメッセージ配信に至るまで、この強力なコラボレーション機能が実現する優れた体験について見ていきましょう。以下では、次回のバーチャル ミーティング / クラスにおける Zoom ブレイクアウト ルームの使用に関する必須情報をご紹介します。

Zoom ブレイクアウト ルームの使用方法

ミーティングを主催する際、ブレイクアウト ルームのご使用経験がなければ、以下でこのサービスの基本操作をご確認ください。

ブレイクアウト ルームは、緊密なコラボレーションと小規模グループでのディスカッションを可能にする優れたミーティング オプションです。 ユーザーは一度に 50 件もの別々のブレイクアウト セッションを作成できます。 ホストとして参加者をルームに配置し、楽しいミーティング体験を構築する方法は数多くあります。

Zoom ブレイクアウト ルームの使用方法の一例をご紹介します。

  • 新入社員や学生向けのオリエンテーションにおけるアイスブレイク
  • クラス / トレーニングにおけるディスカッション グループ
  • ブレインストーミング セッションやデザイン思考セッション
  • メンター セッション(大規模なグループのメンターとメンティーを結びつけてセッションを開始し、その後 1 対 1 のディスカッションをするためにそれぞれのペアを各ブレイクアウト ルームに振り分け)
  • オフィスアワー(ユーザーのミーティングに別の参加者が立ち寄れるようにして、よりプライベートにディスカッションする必要がある場合には、ユーザーともう 1 人の参加者用にアドホック ブレイクアウト ルームを作成)
  • チームのつながりを深める雑談や別のアクティビティ

ブレイクアウト ルームの作成開始前に、ミーティング設定でブレイクアウト ルーム機能を有効にしなければならない場合があります。

[ミーティング内(詳細)] にあるミーティング設定で、ブレイクアウト ルーム機能を有効にします。

一旦有効にすると、ツールバー右下にある「ブレイクアウト ルーム」アイコンをクリックすることで、ミーティング中にブレイクアウト ルームを作成して管理できるようになります。

ミーティングをレコーディングする場合は、以下のような注意点があります。

  • クラウドにレコーディングする場合、ユーザーがミーティング ホストとして入室するルームに関係なく、メインルームのみがレコーディング対象となります。 ブレイクアウト セッションはレコーディングされません。
  • ローカル レコーディングを使用している場合、レコーディングをしている参加者のいるルームがレコーディング対象となります。複数の参加者がローカルでレコーディングできます。

ミーティング前にブレイクアウト ルームを作成する方法

Zoom ブレイクアウト ルームはミーティング中でも簡単に設定できますが、事前に計画を立てて参加者の振り分け方をじっくり考えたいこともあるでしょう。 ミーティング開始前にブレイクアウト ルームの割り当てを作成する方法をいくつかご紹介します。

  • スケジュール時にブレイクアウト ルームを事前割り当て: ミーティング ホストはミーティングのスケジュール時、ブレイクアウト ルームに出席者を事前に割り当てることができます。このオプションは、参加者をどのようにグループ分けするのかすでに決定している場合に最適です(新入社員のオリエンテーションを主催し、配属される部門に応じたルームに新入社員を配置する場合など)。また、定期的なミーティングを主催する場合は、このようなブレイクアウト ルームの割り当てを保存して今後に活用することもできます(学期全体を通して同じグループ内で学生がミーティングできる環境を希望する教育者にとって有用な機能です)。
ミーティング開始前に参加者をブレイクアウト ルームに事前割り当てします。
投票結果に基づいてブレイクアウト ルームを作成します。

ミーティング中のブレイクアウト ルーム作成の可否

ミーティング中のブレイクアウト ルーム作成は迅速かつ簡単に行うことができ、以下のように参加者をルームに振り分ける方法を選択するオプションが複数用意されています。

  • 自動振り分け: 参加者はランダムにルームに配置されます。
  • 手動振り分け: 各ルームを作成して、参加者を個別にルームに割り当てます。同じルームに配置する参加者を制御する場合、このオプションは最適です。
  • 参加者による選択: 参加者が、希望するルームを選択できるようにします。ディスカッション トピックに基づいてルームに名前を付け、参加者に希望するルームの選択を許可できます。参加者自身でルーム間を移動することも可能です。

Zoom ブレイクアウト ルーム アイコンを使用すると以下のことも可能になります。

  • 参加者の移動または入れ替え: 単に参加者の名前を選択して別のルームに割り当てることも、2 人目の参加者を選択して入れ替えることもできます。
  • ルームを削除: 不要になったルームを削除します。
  • ルームを再作成: 既存のブレイクアウト ルームを削除して新しいルームをランダムに再作成することで初めからやり直すことができます。また事前に割り当てられたルームに戻ることもできます(事前に設定した場合)。

ブレイクアウト セッションの優れた機能

ブレイクアウト ルームを開き、グループ内で参加者が熱心にディスカッションし、コラボレーションできるようになりました。次は全員に向けた体験を管理する方法をいくつかご紹介します。

  • 全ブレイクアウト ルームにコンテンツとオーディオを配信: ホストはメイン セッションの画面を共有できるため、アクティブな全ブレイクアウト ルームの参加者はこの画面を確認できます。そのため、参加者が小規模グループ内でディスカッションできるようにビデオを再生する場合は、通常どおりシンプルにオーディオ付きの画面を共有します。参加者をメイン セッションに戻す必要も、参加者をグループに分割する前にビデオを再生する必要もありません。
  • 全ブレイクアウト ルームにメッセージを配信: 全員が自分のルームに入り、その全員にディスカッションがあと数分で終了することを通知する場合は、ブレイクアウト ルーム内のすべての参加者に一括で届くメッセージを音声またはテキスト入力により伝えることができます。
全ブレイクアウト ルームに音声メッセージまたはテキスト メッセージを共有します。
  • ブレイクアウト ルームを検索: 参加者を別のルームにすばやく移動させる場合、7 名を超える参加者がミーティングに参加していると、名前検索で参加者を見つけることができます。
  • メイン セッションで参加者のステータスを表示: 参加者が順調に、かつ積極的に参加しているか確認する場合、開いているブレイクアウト ルームのリストを表示すると、参加者が画面共有している場合でも、アクティブなリアクションや意思表示アイコンを共有している場合でも、参加者のビデオとオーディオのステータスを確認できます。
  • ルームに立ち寄る: ホストとして必要に応じ、ブレイクアウト ルームに参加して質問に回答することも、グループがディスカッションに参加しているか確認することもできます。
  • タイマーを設定: ブレイクアウト ルームにタイマーを設定して、タイマーの時間が切れた場合に全員がメイン セッションに戻るよう設定できます。このオプションは、グループ アクティビティやブレインストーミング セッションに最適です。
参加者がメイン セッションに戻るようタイマーを追加します。
  • Zoom Rooms 専用ハードウェアから参加: Zoom ルームにいる場合、Zoom Rooms 専用ハードウェアからセッションに対する参加 / 退出が可能です。この機能は、Zoom Rooms 対応のクラスルームを使用し、グループ アクティビティにブレイクアウト ルーム機能を活用する教育者にとって特に有用です。

Zoom ブレイクアウト ルームへの参加

ブレイクアウト ルームを使用するミーティング参加者にとって有用と思われる機能をいくつかご紹介します。

  • ブレイクアウト ルームを自分で選択: ホストがこのオプションを選択した場合、参加者はブレイクアウト ルームを選択して自由にルーム間を移動できます。
  • 画面共有: ホストがこの機能を有効にした場合、参加者はブレイクアウト ルームで通常ミーティングのように画面を共有できます。
  • ミーティング内チャット: ブレイクアウト ルームでチャット機能を使用してルーム内の別の参加者にメッセージを送信することも、リンク、コンテンツ、アイデアを共有することもできます。
  • ホストにサポートをリクエスト: この機能を使用すると、ホストに連絡してブレイクアウト ルーム内でサポートが必要な旨を伝えることができます。ホストはブレイクアウト ルームに参加してすぐに対応することも、メッセージを参加者に送信して、対応可能になり次第サポートを提供する旨を伝えることもできます。

Zoom クライアントが最新版であることを確認して、次回のミーティングですぐに上記の機能すべてを利用できるようにしましょう。

詳しくは、サポートページをご覧いただくか、Zoom ラーニング センターで詳細なブレイクアウト ルームコースをご確認ください。

編集部注: このブログは 2020 年 9 月に公開済みですが、正確さと包括性を期するため、2023 年 5 月に更新されました。

ご愛顧いただいているお客様

Okta
NASDAQ
楽天
Logicool
Western Union
オートデスク
Dropbox
Okta
NASDAQ
楽天
Logicool
Western Union
オートデスク
Dropbox

Zoom - すべてのつながりをひとつのプラットフォームで