教育機関 お客様の声 レポート

高校教師が教えるハイブリッド学習を成功させるための5つのベストプラクティス

NCSSMの数学と科学の教師が、ハイブリッド教室で学習体験を成功させるコツを紹介します。
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更新日 April 22, 2024

公開日 September 25, 2023

High School Teachers Share 5 Best Practices For Successful Hybrid Learning

1. 全員にZoomを持たせる

その通り。対面授業に出席する学生でも分科会のディスカッションでは個人のデバイスからZoomでミーティングに参加しなければなりません。 学生はヘッドフォンを持参して登校し、ブレークアウトルームを使ったディスカッションで、少数の学生と直接対話します。 ほとんどの場合、教室の前方にウェブカメラを設置し、リモートの学生にも授業の様子が見えるように工夫されており、教室のプロジェクターや大型のモニターには、リモートの学生がギャラリービューで映し出されています。

11学年と12年年で数学を教えるNick Kobersteinは、画面の上部にウェブカメラをクリップで留めています。 「こうすることで、バーチャルの学生も授業を聞いていることを意識できるし、授業の様子を可視化することができます」と、彼は説明します。

2. バーチャルの学生と登校している学生の結びつきを作る

ディスカッションのグループを割り当てる場合は、グループにバーチャルの学生と対面授業の学生を組み合わせて配置するようにします。 最も重要なことは、全員が同じ教室にいるような感覚を持てるようにすることだと、エンジニアリングとコンピューターサイエンスを教えるLetitia Hubbardは語ります。

学年が上の学生については、数学教師であるCheryl Gannは、対面授業とバーチャルの学生がコミュニケーションが取れるようにチャット機能を許可し、会話を追跡できるようにチャットモニターを割り当てることを推奨しています。

「学生はこうした形のコミュニケーションに慣れています」と、Gannは説明します。 「一人学生を指名して、チャットから、ディスカッションの質問を出してもらうようにしています。 質問は口頭よりも入力する方が良いという学生もいますから」


プロのヒント:デザインインタラクティブラボ

バーチャルの学生も参加できるように、十分に注意してラボを設計します。 可能であれば、実験では一般的な家庭にある材料を使用するか、学生の家にラボキットを送ります。 Hubbardは、学生たちを実験に参加させ、フォースプレートを横切って歩くときの歩幅を測定し、その測定値を使って靴のソールを設計しました。 彼女は、登校している学生にはフォースプレートを使って測定してもらい、バーチャルの学生には分析や靴のコンピューター支援設計 (CAD) を任せることで、全員が授業に参加している意識を持てるよう工夫したのです。 学期の途中で2つのグループが入れ替わると、全員がフルに参加できるように、新しいグループが3Dプリントされた靴底でラボのテストを繰り返しました。


3. 講義以外の方法を考える

長時間のオンライン講義は、学生にとっても教師にとっても疲れるものですが、数学を教えるChristine Belledinは、こうしたミーティング疲れを避けるアクティビティを選んで行っています。 「対面であっても、講義自体が良い形式ではなかったと思います」と、Belledinは語ります。 彼女は、オンラインの分科会ディスカッション、投票、アクティビティ、動画を組み合わせ、学生が長時間同じことをしなくて済むように、授業の形式を変えることを推奨しています。 また、長時間授業が続く場合は休憩時間を入れ、学生に好きな飲み物やスナックを持ってくるようにすすめているそうです。

4. 学生が作業を共有する方法を見つける 

Zoomのホワイトボード機能を利用して、スタイラスペンでタッチスクリーンに注釈を付ける作業は、このテクノロジーにアクセスできる授業では、高い効果をもたらします。

「Zoomの注釈ツールは、学生に注釈を付けさせることができるので、実際のホワイトボードより気に入っています」と、Belledinは言います。 「リモートの学生も参加できますし、登校している学生はボードのところまで来なくても、自分の作業をクラス全員に見せることができるので便利です」

また、学生たちに課題の写真を撮らせ、画像を共有のGoogle Docにアップロードさせる方法も取り入れたようです。 「ウェブカメラに紙をかざすだけでも問題なく共有できたので驚きました」と、Kobersteinは付け加えます。 「読みやすくするためにペンで書かせても良いと思います」

5. 全員が授業に参加できるように教室を設計し、機器を工夫する

NCSSMでは、各ハイブリッド教室に、Zoom教室に接続できる大画面モニター「ClearTouchパネル」が設置されました。 この装置は、ホワイトボードとして使用でき、書かれた文字や図がすべてZoomの注釈として取り込まれるので、教室の学生とリモートの学生のZoomミーティング画面には同じ内容が表示されます。 また、携帯電話をドキュメントカメラとして接続、あるいはZoomの注釈ツールを使用して、教室の学生にプロジェクターで表示することで、全員が同じ資料を共有することができます。

マスクの使用や物理的な距離のせいで、バーチャルの学生には、教室内の音が聞こえにくい場合もあるかもしれません。 バーチャルの学生が流れについていけるように、答える前に生徒の質問を繰り返し、話のポイントを大まかにまとめておくというのがKobersteinからのアドバイスです。

さらに詳しく

授業が混乱したり、部外者(荒らし)が侵入しないように、保護対策に力を入れることも重要です。 詳細は、バーチャル教室のセキュリティを守るベストプラクティスに関するブログの記事をご覧ください。 ハイブリッド学習環境のデザインに関する詳細は、教育向けZoomのウェブページにアクセスしてください。

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