教育機関 レポート

教師向け:バーチャル教室の安全性を確保し、生徒の学習エクスペリエンスを向上させる主な機能

ZoomのグローバルエデュケーションリードであるAnne Keehnが、Zoomのセキュリティ機能を利用して、レッスンや生徒のプライバシーを保護するベストプラクティスを紹介しています。
6 分で読める

更新日 April 29, 2024

公開日 September 25, 2023

Distance Learning
Zoom
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Zoomのクラスのセキュリティを確保する

当社は、教師や生徒の皆様がZoomで良いエクスペリエンスを得ることを望んでいます。ここでは、安全にバーチャル教室を利用するためのいくつかの方法をご紹介します。 

授業が始まる前にミーティングコントロールを設定することにより有利なスタート切ってください。

邪魔を最小限に抑えることができるZoom設定にあるミーティングコントロール:

  • 生徒が共有コンテンツについて注釈を付けたり、注釈者の個人名を表示したりするのを防止するために、注釈に制限をかけます
  • 「Join before host(ホストより前に参加)」を無効にして、生徒が開始前にミーティングに参加できないようにする
  • 参加するためにミーティングパスコードを必要にする
  • 認証されたユーザーのみが参加できるようにします。参加者は、学校のドメインのZoomアカウントにサインインし、ミーティングに参加する必要があります。
  • ユーザーに対して画面共有を無効にします(参加者は共有の際は許可を求める必要があります)

セキュリティアイコンに慣れる

ミーティング中に、ミーティングウィンドウの下部にあるセキュリティアイコンをクリックすると、以下のことを簡単に実行できます。

  • 授業が始まるタイミングでバーチャル教室をロックし、それ以降、誰も入室できないようにする
  • ミーティングに参加するすべての参加者が待機室(ホストは参加者を個別に許可)に案内されるように設定する
  • 参加者の画面共有を有効/無効にする 
  • チャット機能を無効にして、参加者同士がチャットできないようにする
  • 参加者が自分の名前を変更できないようにする
  • 参加者が自分のミュートを解除できないようにする

参加者の管理と参加者のオーディオ/ビデオを管理

皆様が教師ですので、Zoomのクラスルームをコントロールできます。参加者アイコンを開くと、以下のことが実行できます。

  • 個別の参加者に対してビデオを無効にする
  • ミーティング内のすべての参加者をミュートにする
  • ミーティングから参加者を削除する(再度の参加は不可)
  • 待機室に参加者を配置する(参加者を個別に許可する)

最後に、ソーシャルメディアなどのパブリックフォーラムや学校の公式ウェブサイトで、Zoomのクラスルーム情報(ミーティングIDやパスコード)を決して共有しないようにお願いいたします。ミーティング妨害者は、ネットに公開されているミーティングIDを検索しています。生徒や他の誰かがネット上でミーティング情報を公開していることを知った場合は、次の授業の前にミーティングIDを変更してください。

教育/学習向けの新しい機能強化

今後2か月の間にリリースが予定されているいくつかの機能は、教育者が遠隔授業やオンライン学習のためにZoomを利用する際に役立ちます。

クラス運営の強化

バーチャル教室の座席配置を切り替えたり、プレゼンテーションを行う生徒のグループにスポットライトを当てたり、カスタムミーティングビューの表示を楽しむことができます。

カスタマイズできるギャラリービュー

参加者を任意の順番でギャラリービューにドラッグアンドドロップできます。これにより、ギャラリーが固定構成にロックされ、新しい参加者がミーティングに入った場合も表示順が変更されません。教師は、自分の見ているカスタムビューを、生徒にも同じ順番で表示させることができます。特定の順序で「教室内を一周するような」活動の際に便利です。将来のアップデートでは、教師は自分のカスタムギャラリーレイアウトをバーチャルな座席表として保存できるようになります。 

マルチピンニング 

マルチピンニングでは、ホストは「ピン留め」をして、他の参加者に、自分のカスタムパーソナルビューの画面上で最大9人までピン留めする許可を与えることができます。これは特に、アメリカ手話を使用する教師や生徒に役立ちます。スピーカービューでスピーカーの表示を自動的にトリガーしないためです。聴覚障害者の生徒は、教師と通訳の両方を画面にピン留めすることができ、より身近な学習エクスペリエンスを確保できます。

マルチスポットライト

教師は、最大9名の参加者に対してミーティング全体でスポットライトを当てることができます。これにより、教室全体で確認可能なカスタムでフォーカスされたグループビューを作成できます。このビューは、生徒のグループにクラス全体に対してプレゼンテーションを行う機会を与えるのに最適です。

同意を得てからミュートを解除 

通常、Zoomは参加者に対してプライバシーのためにオーディオのミュート/ミュート解除の最終的な制御を提供しています。しかし、一部の特殊なケースでは、教師が参加者のオーディオを選択的にミュート解除する機能を求めることがあります。これは、生徒が自分のミュートを解除することができない以下の様な場合に生じます。

  • マイクの操作方法がわからない小学校2年生のためのクラス 
  • ミュート制御にアクセスするのを阻害する、身体的またはその他の制約のある生徒のためのクラス 
  • 生徒がデバイスから遠いところに位置する可能性のある体育のクラス 
  • 生徒が楽器を演奏する音楽のレッスン 

生徒のプライバシーを保護し、参加者のコントロールを維持するために、Zoomはミーティングのホストとすべての参加者がこのオーディオコントロールをオプトインすることを求めます。一度許可が与えられると、同じホストが定期的なクラスをセットアップできるようになり、各ミーティング前に許可を調整する必要はありません。 

参加者は、許可を付与したホストのリストにアクセスすることにより、ミーティングの間などいつでもこの許可を取り消すことができます。この設定がミーティングに対して有効な場合は、セキュリティアイコンの隣に警告アイコンが表示されます。 

生徒がミュート解除する権限を付与しない場合でも、ミーティングに参加することは可能であり、ホストは通常通り毎回ミュート解除をリクエストすることができます。

ブレイクアウトルームの柔軟性で生徒のエンゲージメントを向上

9月になると、生徒はブレイクアウトルームを選択し、複数のルーム間を移動する機能が提供されます。これにより、小グループの学習を行う際、より高い柔軟性を確保できます。テーマ別のブレイクアウトルームや読書グループを用意し、トピックの興味に基づいて、生徒が自由に移動できるようになります。可能性は無限大なので、クリエイティブさを発揮してください!

プロ仕様の音楽モードのために高度なオーディオを使用 

舞台芸術や音楽の教師の方々は、バーチャルレッスンやパフォーマンス時に非常にクリアでプロ仕様のサウンドをお楽しみください。アドバンスドオーディオオプションは、「オリジナルサウンド」モードを強化し、エコー除去やポスト処理を無効にして圧縮を取り除くことができるようになります。この件について多くを語るつもりはありませんが、この設定はオーディオコーデック品質を22kHzから48kHz、96Kbpsモノラル/192Kbpsステレオへ改善し、音楽教育やパフォーマンスの用途のためにプロ仕様のオーディオ伝送を実現します。 

注:このモードでは、高品質のプライベートレッスンを実現するために、プロ仕様のオーディオインターフェイス、マイク、ヘッドフォンが必要になります。同じ物理的ロケーションからグループのパフォーマンスをストリーミングすることができるようにもなります。その際、ほとんどのストリーミングプラットフォームより高い品質のオーディオを確保できます。

これらの機能は8月末あるいは9月まで展開していきますので、追加情報に今後も注目してください。 

その他のリソース

当社は毎日ユーザートレーニングをホストしています。最新のトレーニングやイベントについてはhttps://zoom.us/jp-jp/events.htmlにアクセスしてください。当社のウェブサイトにアクセスして、クラスでの教育向けZoomの使用について詳細を確認するか、パーソナライズされたデモをいますぐリクエストしてください。

編集注記:マルチピンニング機能を明確にするため、この記事は9月4日に更新されました。

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