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Zoom 手話言語通訳ビューで、聴覚に障がいがある人のリモート学習が向上

Zoom が Zoom Meetings と Zoom Webinars 向けに新しくリリースした手話言語通訳ビューは、聴覚障がいのある人々の遠隔学習を促進します。
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更新日 December 15, 2022

公開日 November 03, 2022

Zoom 手話言語通訳ビューで、聴覚に障がいがある人のリモート学習が向上

リモート学習は豊富なメリットをもたらし、便利な一方で、視覚、聴覚、その他の障がいがある人にとっては、さまざまな課題ももたらします。 Zoom はこのような壁を最小限に抑えるため、Zoom プラットフォームを設計するとき、学生、教育者、教育機関の管理・運営者のつながりを合理化するインクルーシブなツールをいくつか組み込みました。 そしてこのほど、Zoom が引き続き積極的にアクセシビリティを拡大できる最新機能を発表する運びとなり、うれしく思います。その機能とは、Zoom Meetings と Zoom Webinars に対応した手話言語通訳ビューです。

それぞれ好きな言語でつながる

 

学校には、現状さまざまな課題がありますが、聴覚障がいのある学生にとっては遠距離学習がことさらに困難に思えることもあるでしょう。Zoom の新しい手話通訳ビューでは、Zoom MeetingsZoom Webinars のホストが、事前に手話通訳者を手配しておき、学生が任意の言語通訳者を選択できるようにしています。

 

学生・生徒が通訳者をスケジュールすると、オンライン クラスのホストは、ライブ手話通訳を提供できるプロフェッショナルを最大 20 言語分まで指名し、参加者が起動した専用ビューにその通訳者を表示できます。 ほかのミーティング レイアウトと異なり、ミーティング自体から離れることなく、ギャラリー ビューや画面共有、スポットライトなどとは別個に通訳者だけを分離して表示できます。 この機能では、翻訳者がほかの参加者に負担をかけずに担当の交換、引き継ぎができるため、丸一日または数時間にわたるイベントでは特に便利です。 通訳者がクラスの講師または学生・生徒と言葉を交わす必要がある場合、ホストは [Allow to Talk(会話を許可)] 機能を使用して通訳者をメイン セッション(またはギャラリー ビュー)に取り込み、通訳者のマイクを話し合いでも有効にすることができます。

 

さらに、このサービスを必要とする参加者は、ミーティングを離れることなく、通訳者のビデオ ウィンドウのサイズ / 場所を個別に変更できます。

 

もっとも重要なことに集中する

Zoom は、ユーザーがコミュニケーションできる時間を増やし、学習の妨げとなる要素に拘泥せざるを得ない時間を減らしたいと願っています。 手話言語通訳ビューのほかにも、Zoom のライブ文字起こしツールでは、聴覚障がいのあるユーザーが、かつては困難に阻まれていた可能性のある方法でコミュニケーションできます。

Zoom Phone のボイスメールの文字起こしサービスでは、ユーザーが本人の都合に合わせて音声のメッセージを文字に変換し、読むことができます。 物理的に通話に応答できないときに、メッセージを読み、自分にとって重要な情報を確認して、応答するタイミングと方法を選択することもできます。

Western Iowa Community College では、IT ヘルプデスク メンバーの 1 人に聴覚障がいがあり、この文字起こしツールが特に役立っています。Sandra Lozano 氏は、Zoom Phone のボイスメール文字起こし機能を利用することで、通話でサポートを求めるユーザーの会話文字起こしをレビューしてから Zoom Team Chat または SMS のテキストでサポートしています。

「生まれつき聴覚障がいがある私は、同僚が取り組むプロジェクトで、同僚とのコミュニケーションと連帯にたいへん苦慮してきました。 Zoom のライブ文字起こしのおかげで、私は以前より簡単に同僚のことを理解できるようになり、成功に必要な情報を得られるようになりました」

Western Iowa Tech Community College、IT ヘルプデスク担当技術者 Sandra Lozano 氏

独自のインクルーシブな体験をつくり出す

インクルーシブな環境の実現にもっとも有効な手段は、バックグラウンドで機能し、中断のないシームレスな体験を届けるテクノロジーの活用です。よりインクルーシブな環境の実現をサポートするため、Zoom は次のアクセシビリティ強化機能も提供しています。

フォーカス モード: フォーカス モードを有効にしている間は、学生・生徒が集中を維持できます。 この機能を使用すると、ホストと共同ホストは全参加者のビデオを表示できますが、ほかの人は互いの姿を見ることができません。

ライブ文字起こし: ミーティングのオーディオから、目で見て読むことができる文字起こしを自動的に生成します。ミーティング参加者は誰でも、この機能を有効に設定できます。

自分を表す代名詞を選択: 自分個人の Zoom ウェブ プロフィールから、自分を表す代名詞を設定し、その代名詞をさまざまなミーティングで共有する方法を決定できます。自分を表すための代名詞を入力して、その代名詞を常に使用するか、使用するかどうかをミーティングごとに確認するか、一切共有しないかを選択します。

待機室での名前変更: ミーティングとウェビナーのホストは、出席者本人が優先的に表示するよう設定した名前または代名詞と一致しない名前が表示されている場合、待機室内の参加者の表示名を変更できます。 この機能を使用すると、本人の正しい名前および / または代名詞が表示され、(出席者とは別人の)アカウント オーナーの名前は表示されないため、出席者が安心できます。

スクリーン リーダー: スクリーン リーダーを有効にして Zoom プラットフォームを使用すると、スクリーン リーダーのアラートに関する詳細なコントロールを使用して、声や音で聞きたい通知をカスタマイズできます。

翻訳版字幕: 現在 Zoom では、自動字幕に加え 10 種類(今後も追加予定)の言語で英語から、または英語への字幕翻訳を Zoom Workplace ビジネスプラスならびに Zoom Workplace エンタープライズ プラスのパッケージ ユーザーに提供しています。

遠隔学習プログラムのアクセシビリティを強化する

遠隔学習は今後も世界中の K-12 教育機関と高等教育機関の戦略に欠かせない部分ですが、生徒や学生をシームレスにつなぎ、学習の妨げにならず、学習を促進、実現するコミュニケーションおよびコラボレーション ソリューションが必須です。 Zoom のチームは、WCAG 2.1 AA の推奨事項に準拠しながら、アクセシビリティが搭載されていると便利な機能に留まらず、確実に開発プロセスの要件となるために役立つように、すべての機能の設計と開発を行っています。

弊社のウェブ コンテンツとブランドカラーが持つ価値や、アメリカ手話通訳のビューと文字起こしなどの機能を活用し、Zoom は世界中で人々が聴力、視力、身体能力、認知能力を問わず、お互いにコミュニケーションをとり、コラボレーションできるよう努めています。Zoom が提供するアクセシビリティ強化機能の完全版リストについては、アクセシビリティに関するページをご覧ください。

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