Zoom Workplace レポート

2022 年、Zoom の使用状況

Zoom はこの 1 年間心を躍らせながら、皆様が Zoom を活用する様子を見てきました。 皆様が 2022 年に Zoom を活用した様子がわかるように指標を収集し、アンケートを送付し、そのすべてをまとめました。
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更新日 January 20, 2023

公開日 December 15, 2022

2022 年、Zoom の使用状況
Rhonda Hughes
Rhonda Hughes
グローバル コンテンツ、ソーシャル&アドボカシー部門リーダー

Zoom はこの 1 年間心を躍らせながら、皆様が Zoom を活用する様子を見てきました。その一端をご紹介しましょう。 皆様が 2022 年に Zoom を活用した様子がわかるように、若干の指標を収集し、アンケートを送付し、そのすべてをまとめました。

知りたかったのは、次のようなことです。

  • Zoom プラットフォームがもっともよく使用された日は、いつだったのでしょうか?
  • ミュート中、人々はどのくらいの頻度で話そうとしているのでしょうか?
  • 人々は絵文字のことをどう感じているのでしょうか?🤔
  • GIF をもっともよく使う(使わない)世代は、どの世代でしょうか?
  • ベッドの中で Zoom を使う人は、どのくらいいるのでしょうか?
  • Zoom のビデオコールを終える際、手を振るユーザーはどのくらいいるのでしょうか?👋

これらの情報は、楽しんでいただくためにご紹介していますが、同僚とつながる方法、避けるべきミーティング日程、ホワイトボードを起動するべきタイミングなどに関して、どなたも 1 つか 2 つくらいは、ためになる情報が見つかるかもしれません。 ではお楽しみください!

皆はどのようにコラボレーションを行っているでしょうか?

過去 1 年間の皆様の使用状況に関するインサイトを求め、Zoom は 2021 年 11 月 1 日から 2022 年 10 月 31 日にわたる Zoom 使用状況データを匿名で集計しました。主催されたミーティング数とミーティング時間(分)、発信された通話数と通話時間(分)、ウェビナーとイベントのセッション数のほか、チャット、ホワイトボード、ルームの全体的なアクティビティも調べました。調査結果は以下のとおりです。

一週間でもっとも賑わう日

毎週火曜日の Zoom 利用量は夥しいため、「月曜日の憂い症候群」は、ハイブリッド ワークの世界にこそ、ぴったりと当てはまる言葉かもしれません。 金曜日は少し落ち着きます。 どうやら皆、週末に向けて集中して過ごしているか、あるいは休憩しているだけのようです。

  • 火曜日は、ミーティング数、カンファレンス ルームの使用状況、ハイブリッド イベントの主催状況を見ると、一週間でもっとも活発な日です。
  • 水曜日は一週間のうち、電話の発信、チームチャット送信、バーチャル ホワイトボード利用、ウェビナー主催がもっとも活発化する日です。
  • 木曜日は一週間のうち、Zoom Team Chat で一斉通知(@all)がもっともよく使われる日です。
  • 金曜日は一週間のうち、ミーティング、電話、チャット、ウェビナー、ルーム使用がもっとも穏やかな日です。

Zoom での参加状況

ビデオ ミーティングは少人数のグループで行っており、さらなる効率化が進行中です。 画面共有機能も、コラボレーション目的で使用されています。

  • ミーティングの平均人数は 7 人でした
  • ミーティングの平均時間は 52 分でした
  • ミーティングでの画面共有の使用率は平均 46.5%
  • 火曜日水曜日に次いでもっともミーティング利用が活発

チームチャット

一般的に、チャットはチームメイトとのコミュニケーションにもっともよく使用されるチャネルです。データによると、皆様は Zoom Team Chat でさまざまなやり取りをしています。タイプ入力、リアクション、共有、GIF 投稿は水曜日がもっとも顕著です。

Zoom Team Chat でのコラボレーションに関する豆知識:

  • GIF の共有がもっとも多かった日は、2021 年 11 月 10 日でした。
  • 水曜日はチャットでもっともよく絵文字が活用された日でした。
  • ハロウィンを楽しんで! チャットで一斉通知(@all)がもっとも盛んだった日は、2022 年 10 月 31 日でした。 (注: @all 機能の利用データは、2022 年 7 月以降のもの)。

通話

Zoom Phone の利用量の多さは記録的です。 2022 年だけでも、Zoom Phone ライセンスの販売数は 300 万件を超え、400 万件に達しており、ますます皆様がどこからでもつながる状況をサポートしています。 Zoom Phone の通話件数と通話時間(分数)は水曜日が一週間でもっとも多く、金曜日はもっとも少なくなっていました。

ホワイトボード

Zoom Whiteboard は 2022 年 4 月にリリースされました。半年分のデータしかありませんが、ホワイトボードの利用率は好調です。Zoom Whiteboard を使用すると、Zoom アプリにおけるミーティング内外でホワイトボードを作成できます。平均すると 81% のホワイトボードが、ビデオ ミーティングに作成されていることから、アイデアの出し合い、注釈など、同僚とのライブ コラボレーションにご愛用いただけているようです。

Rooms

Zoom Rooms は、ビデオ機能をあらゆる場所に持ち込むことができる優れものです。おかげでリモートの仲間が社内オフィスにいるときと同じように連携できます。 大多数の企業が営業する平日のうち、Zoom Rooms 利用量がもっとも多かった曜日は火曜日でした。 この 1 年間は、多くの企業で従業員が社内オフィスに復帰していく一方で、Zoom Rooms ミーティングの利用量も順調に伸び続けました。2021 年 11 月以降の平均月間増加率は、6.5% でした。

Events

忙しいターゲット オーディエンスが出席しやすいように、複数の日にまたがるイベントを主催するなら、予定が満杯の 10 月後半は避けるとよいでしょう。 2022 年中、Zoom Events の利用がもっとも盛んだった日は、10 月 26 日、次いで 10 月 24 日、10 月 25 日、10 月 27 日でした。 ほかの期間では火曜日が、もっとも Zoom Events の利用が増える日でした。

アンケート: 仕事での好きなスタイル、嫌いなスタイル

Zoom では、皆様が好きな働き方とコミュニケーション方法についてさらに多くの洞察を得るため、この 1 年間に Zoom を利用したことのある方 2,800 名余りを対象にアンケートを行いました。 その結果、世代や性別によって意見が異なることが判りました。 共感できることがあれば、バーチャルで挙手してください!

仕事中もっとも迷惑な行為

世代を問わず、相手と相手の時間を尊重することは、非常に大切です。 Zoom のアンケートによると、もっとも迷惑な行為は以下のとおりです。

  1. 人の発言に被せて話す(34%
  2. ミーティングの予定終了時刻は過ぎているのに、もう 1 つ質問があると言い出す(28%
  3. Zoom ミーティング中に、ミュートしないまま何かを食べる(24%

ほかにも次のような迷惑行為が目を引きました。

  • 金曜日の午後のミーティング(特にミレニアル世代で不評) (お気持ち お察し します)。
  • 文字をすべて大文字で入力する
  • 本人に何の説明もなく、カレンダーにミーティング予定を書き込む 🤔

社内用語にはダブルクリックを

もっとも気障りな特殊用語については、多くの方から確固たるご意見が寄せられました。 もっとも嫌がられていたセリフは、次のとおりです。

  1. 「既成概念にとらわれないで考える」(男性の間で不人気度ナンバーワン)
  2. 「あとでもう一度対応する」(女性の間で不人気度ナンバーワン)
  3. 「達成しやすい成果」

注目すべきは次の点です。

  • Z 世代では「Ping(連絡)しますね」「これはオフラインでやりましょう」といったセリフが不評です。
  • 「シナジー効果」はミレニアル世代と X 世代に不評です。
  • ベビーブーム世代は「既成概念にとらわれないで考える」が最悪とのことです。

絵文字大歓迎!

最近では絵文字がどこでも使われています。 それでは、ビジネス コミュニケーションでの絵文字使用については、人々の本音はどうなのでしょうか?

  • 22% 好き
  • 17% 嫌い
  • 61% どちらでもない

注目すべきは次の点です。

  • ベビーブーム世代は、多世代に比べ、絵文字嫌いがもっとも目立ちます(25%)。
  • 女性には好評(25%)で、絵文字が不評な男性(21%)のほぼ 2 倍も支持者がいます。

アンケート質問では、メッセージ内の「OK」の絵文字の好感度も探りました。 すべての世代で、親指を使った「いいね」は支持されていました。

  • 69%: 👍
  • 17%: 👌
  • 1%: 🤘
  • 1%: 🙌

ところでこのアンケート結果は、Z 世代にとっては親指の「いいね」が受動的な敵対態度を意味し、むき出しの敵意すら意味するという最近の報告と矛盾しています。 私たちのアンケートに協力してくださった Z 世代の皆様の 72% は、親指で「OK」を示すことに抵抗がありませんでした。

GIF についてはどうでしょうか?

あえて「jif」か「gif」かの質問はしませんでしたが、ビジネス コミュニケーションで GIF がどう受け取られているかは、実に気になる点でした。 絵文字と同じように、GIF の使用に対しては特に大きな拒否反応が見られませんでした。ただし次のとおり、アニメーション形式の場合は断然不評でした。

  • 20% 好き
  • 28% 嫌い
  • 53% どちらでもない

注目すべきは次の点です。

  • ベビーブーム世代は GIF を忌避しており、GIF が嫌いな人は 36% だったのに対し、好きな人はわずか 6% でした。
  • ミレニアル世代は GIF の積極的な支持者で、48% が GIF を歓迎し、14% は GIF に反対でした。
  • GIF 嫌いの男女比は同程度(どちらも 28%)でした。

仕事で好まれるコミュニケーション方法

アンケート回答者のほぼ全員が指摘した点は、仕事中のコミュニケーションにさまざまなツールを組み合わせて使用していることです。特によく使われているツールは、メール、電話、カンファレンス、チームチャット / メッセージ、バーチャル ホワイトボードです。これはまさに Zoom Workplace に搭載されている一連の機能です。好まれるコミュニケーション方法を世代別に詳しく見てみると、興味深い事情が浮かび上がってきます。

Z 世代:

  • チームチャットなど、メッセージ ツールの方が利用率が高い(36%
  • ビデオ ミーティングの利用率がもっとも高い
  • ホワイトボードを使った連携が最も多い

ミレニアル世代:

  • チームチャットの利用率が過半数(51%
  • ホワイトボードを使った連携が比較的多い
  • 電話での会話は好まない

X 世代:

  • メールでのコミュニケーションが好き(35%
  • チームチャットの利用量は依然として多い
  • ビデオ ミーティングへの抵抗がない

ベビーブーム世代:

  • メールを優先的に使う(42%
  • 電話がいちばん好き
  • チームチャットの利用量はそこまで多くない

カメラ使用の有無

ビデオ ミーティングに参加するときカメラを有効にすると、生産性、エンゲージメント、つながり、信頼の面で多くのメリットがあります。人々の好みを知りたいと考えていたところ、以下のとおり、大半はビデオを有効にするとの回答でした。

  • 58% カメラを有効にする
  • 38% カメラを無効にする
  • 4% アバターを使う

注目すべきは次の点です。

  • ベビーブーム世代では、ミーティング参加時にカメラを有効にする傾向が見られました(65%)。
  • Z 世代では「カメラを無効にする」という意見が強い(63%)一方で、上述のとおりビデオ ミーティングをもっとも好む世代でもあります。
  • 男女ともミーティング中にビデオを有効にする傾向が見られますが、男性はビデオ支持者が 7% 多くなっていました。

ミュート利用

ミュート機能に関しては、ユーザー全体で進展が見られます。2021 年の結果では、アンケート回答者の 71% が「ミュートを使っている」と答えていましたが、今年は 52% となり、ミュート機能を使っていることを忘れていると答えた人(45%)とほぼ同数でした。

「Zoom の弊害」は今も健在で、40% が、上半身はよそ行きの服装をするが下半身はスエットパンツやパジャマを着ていると認めました。 この回答は男性よりも女性で 11% 多くなっていました。

ほかにビデオ ミーティングでありがちなことをいくつか取り上げましょう。

  • カメラにペットが映り込んでいる時間は、全体の 28%でした。
  • ミレニアル世代(53%)と Z 世代(43%)は、仲間をサイドチャットで笑わせるのが好きです。
  • ミレニアル世代は、ミーティング中に子どもが映り込む割合が、もっとも高く(22%)なっていました。
  • Z 世代(14%)とミレニアル世代(11%)では、自分の現在地を偽ったことがある人が、特に大勢いました。 (皆さんもこっそり旅行を楽しんでいますか?)
  • ほぼ 1/3 の人は、カメラに映る部分しか部屋の掃除をしていません。 この裏技は、Z 世代でもっとも一般的でした(45%)。

背景に関する意見

これは「予想外」の情報ですが、全体的に、ミーティング中も実際の背景をそのまま使う傾向が見られました。 内訳は次のとおりです。

  • 55% 実際の背景
  • 26% バーチャル背景
  • 19% ぼかし背景
  • 8% カメラは無効にしている

背景の見栄えをよくするには、手軽にワークスペースの背景をレベルアップする方法数種を Room Rater の Zoom 愛好者から学びましょう。

まさにあらゆる場所からミーティングに参加

昨年は皆様がミーティングに参加している場所を質問しましたが、今年も同じ質問をしました。 ベッドでミーティングに参加する人は減っているようです(たいへん結構)が、運動しながらミーティングに参加する人は減っているようです(これはあまり好ましくありません)。

皆様がもっともよくミーティングに参加している場所は、次のとおりです。

  • 43% は車内からミーティングに参加
  • 25% はベッドからミーティングに参加
    • これは Z 世代でもっとも一般的(61%
    • これは女性(29%)が男性(18%)より顕著
    • 昨年は 42% がベッドからミーティングに参加
  • 19% が喫茶店で Zoom を利用
  • 18% が空港で Zoom に接続
  • 14% がウォーキング中やジョギング中に参加
    • 31% のミレニアル世代が実行
    • 昨年は 21% がウォーキング中やジョギング中にミーティングに参加

ミーティングの最後に手を振る習慣は今も健在

今も多くの皆様が、手を振っています。 2021 年のデータでは 75% の人が「Zoom ミーティングの終わりに手を振る」と答えましたが、今年は 57% が「手を振る」と答えています。 ベビーブーム世代は(51%)は手を振る人が比較的少なくなっています。

ありがとうございました!

この 1 年間ご支援を賜り、改めて感謝いたします。 今の Zoom は、皆様一人ひとりのご支援の賜物です。ミーティングの終わりに手を振る方々、ジョギング中に Zoom をご利用くださる方々、はたまたすべての文字を大文字にしてチャットしてくださる方々まで、ご同僚、ご家族、ご友人とあらゆる場所でつながっている方々のお陰です。

* この「Zoom 2022 年版」アンケートは、Zoom が SurveyMonkey を使用して 2022 年 11 月にオンラインで実施し、合計 2,800 名ほどの方々にご回答いただきました。

編集部注: この記事は、2022 年 12 月 15 日に掲載した内容を更新し、いくつかのマイルストーンを改訂したものです。

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