AI に対する Zoom のフェデレーテッド アプローチは、AI Companion のもっとも人気のある機能に高品質の結果を提供
Zoom の CTO である Xuedong Huang が、AI に対する Zoom のフェデレーテッド アプローチと、AI が質の高いミーティング要約、概要、ネクスト ステップを生成する仕組みについて説明します。
更新日 February 24, 2023
公開日 February 24, 2023
参加できなかったミーティングを視聴するために、便利なレコーディング機能に頼っている人も多いでしょう。そしてその傾向はますます強くなっています。Gartner は、2025 年までに業務上のやり取りの 75% がレコーディングされるようになると予測しています。 しかし、レコーディングされたコンテンツの中から最も重要な情報やアクション項目を探し出すためには、多くの時間がかかります。 そこで、スマート レコーディングの登場です。
スマート レコーディングをまだご存知ない方に説明しますと、これはレコーディングを視聴している人が、ミーティングの重要ポイントにさっと移動できるようにする機能です。 スマート レコーディングは、自然言語処理(NLP)技術を活用し、次のステップやハイライトなどの重要な情報を要約して、自動的に抽出します。
スマート チャプター モデルは、AI を使用してレコーディングをセクションに分割していますが、他の NLP モデルは、ミーティングのアクション項目やさまざまなトピックに関する議論を特定することで、迅速かつ簡単にミーティング内を移動できるようにしています。 Zoom は、ユーザー体験を向上させるためにさまざまな機械学習(ML)モデルを使用しています。この機能では、ミーティングのコンテキストを理解する ML モデルを増強するために、GPT3 を使用しています。 この ML モデルは、ミーティングを読み取りやすいひとまとまり(スマート チャプター)に分割した上で、チャプターの概要を自動的に生成します。 サマリーが生成されると、サマリーへさらに追加したり、次のステップを追加したりしてからチームに共有できるので、ミーティングで取り残される人はいなくなります。
Zoom Meetings のスマート レコーディング機能は、Zoom ビジネス、教育機関向けアカウント、エンタープライズ アカウントに付属しています(スマート レコーディングは、K-12 教育機関向けアカウントでは利用できません)。 スマート レコーディングを有効にする方法については、Zoom のサポート記事をご覧ください。
近い将来、ミーティングでレコーディングはしたくないけれどもサマリーを共有したい方のために、ミーティングの開始時に全員がサマリーと次のステップを生成できるオプションを実装する予定です。
さらに今後、スマート レコーディングはさらにインテリジェントで強力になり、繰り返し実施する作業やフォローアップを自動的に実行できるようになる予定です。 つまり、ユーザーは、新製品の開発やより良い顧客サポートなど、有意義な仕事に今以上に時間をかけられるようになります。
そして Zoom は、AI を搭載した製品はお客様に次のような方法で付加価値をもたらすと考えています。
過去数十年にわたる AI の野心的な約束は、今日急速に実現しつつあります。 組織は、従業員の能力を高め、お客様の体験を向上させるために、AI 技術を導入するでしょう。 AI の影響は、働きやすくしてくれるデジタルツールの能力を拡大するばかりです。 今後もブログで Zoom の AI イノベーションについて発表していきますので、どうぞお楽しみに!