迅速な挙手

教師は Zoom の挙手機能を活用して、 すべての生徒が学習体験に平等に参加できるよう 徹底できます。 生徒がバーチャルで同時に 挙手する場合、どの生徒も早く挙手するか、遅めに挙手するかを自分で 選択できます。 それから本人たちの作成した参加リストを 利用して、その時々または 1 回の授業全体の中で 共有したり、取り組んだり、質問に答えたりする 生徒を選択できます。

手を振ってみせる学生

効果的な学習を後押しする主な要素:

  • 社会的なつながり
    社会的なつながり

    選択肢と主体性

  • 積極的な取り組み
    積極的な取り組み

    人間関係と信頼関係の構築

生徒を点呼する教師

理由

リモート環境やハイブリッド環境で生徒を教育する場合、全員が公平に参加できるようにするのは困難な場合があります。生徒が参加できるだけでなく、快適に参加できるようにするためには、どの生徒にも共有したり、参加したり、さらには楽しく質問に答えたりできるチャンスを確保することが大切です。対面式の授業の場合、多くの教師がたとえばアイス キャンディーの棒のようなものを使って予告なく生徒を指名したり、名簿を見ながら各生徒に順番が回ってくるようにしたりする戦略を取りますが、
ハイブリッド式の授業ではこの戦略を取り入れにくくなる場合もあります。この課題に対処する方法の 1 つが「迅速な挙手」です。この方法では、3、2、1 とカウントダウンしながら生徒全員に手をあげさせ、挙手順に参加順のリストを作成します。このリストを教師はその場限りで使用したり、一日中繰り返し活用したりします。

機能:

  • 個々の生徒は、Zoom ウィンドウの下部にある「リアクション」内のボタンを使用して、バーチャルで挙手できます。挙手機能は、発言したい生徒がいることをホスト(教育中の教師)に示すために設計された機能です。生徒が挙手すると、手のアイコンが Zoom ボックスと参加者リストの名前の横に表示されます。さらに、挙手した生徒の表示位置がギャラリー ビューの左上に移動します。

  • 同じタイミングで複数の生徒が挙手すると、早く挙手した順に該当者を並べたリストに、それぞれが即座に追加されます。生徒が挙手すると、手のアイコンが生徒の Zoom ボックスにもリスト内の該当する名前の横にも表示され、教師は全生徒がリストに入ったことを視覚的に確認できます。誰か生徒が発言すると、生徒本人か教師がその生徒の挙手を解除できます。挙手が解除された生徒は、すでに発言済みであることを示すため、参加者リスト内の表示位置が下部に戻ります。

Zoom 通話を使用するチーム
Zoom ビデオ通話で教える教師

導入

生徒全員が積極的に参加する必要のある授業(例: 生徒がプロジェクトのプレゼンテーションを提示する、復習問題を解く、教師の合図で順番に回答するなど)を特定しましょう。始業時に生徒が全員サインインしたら、以下を実行します。

  • 3、2、1、とカウントダウンし、「挙手」ボタンを使って生徒全員にバーチャルで挙手してもらいます。

  • 各 Zoom ウィンドウまたは参加者リストの手のアイコンを目視で確認し、全員が手を挙げていることを確認します。

  • 生徒の「挙手」の早さ順に作成される参加者リストは、教師が生徒を指して、質問に答えてもらったり、朗読してもらったり、別の何かをしてもらったりする順番リストになります。

この短時間のアクティビティで、必ず生徒全員を参加リストに含めることができます。しかも生徒は共有する準備ができているかどうかによって、この操作を早めまたは遅めにし、リストの最初の方に入るか最後の方に入るかを調整できます。これにより、生徒全員がクラスに参加する機会を得、議論で力のある生徒ばかりが意見を通す状況を避けることができます。さらにこの実施法では、やや自信のない生徒がカウントダウンを 1 秒後までやり過ごし、リストの下の方に加わるようにすることで、ほかのクラスメイトの動きを観察し、真似るようにして、クラスの後半に参加することもできます。これで生徒は安心感が募り、心もとなさが薄れます。そして落ち着いてきたら、取り組む意欲が湧いてきます。

The Learning Accelerator を使用して開発



 

 

 

The Learning Accelerator