Zoom の社名変更のお知らせ
Zoom の新社名をご紹介します!社名変更の理由と、この新社名が Zoom のお客様に示す意味についてご確認ください。
更新日 July 15, 2024
公開日 January 20, 2023
昨年は、Zoom の CIO オフィスの数人で、総合的なエクスペリエンス、人材のスキルアップ、AI によるミーティングの翻訳と文字起こし、業界全体のイノベーションなどの重要性を伝える文章を発表しました。 柔軟な仕事環境がより一般化している今日の見通しは、昨年と多分に共通しています。
この先、人々が働く場所に依存せず、よりよいコラボレーションができる方法を増やすことが、私たちの取り組みの重点となるでしょう。 その中核は、効率的なつながりです。
ハイブリッドは、大変な流行語となりました。 組織はここ数年、ハイブリッド ワーク環境、ハイブリッド イベントなど、ハイブリッドと銘打ったすべての構築に乗り出していますが、私たちはまだハイブリッドの可能性の一端を知ったにすぎません。
本当にハイブリッド体験をつくり出すには、バーチャルと対面でのイベント体験が、さらに細かい部分まで一致する必要があります。 具体的に言うと、両者のシームレスなコミュニケーションとコラボレーションをさらに近づける必要があります。
ハイブリッドをただのお題目から現実に変える取り組みを大きく前進させるには、どうすればよいでしょうか?
最初の 1 歩は、企業のリーダーシップが、真のハイブリッド体験の構築を全面的に受け入れることです。 そのためにはまず、社内オフィスに通勤する本当の意義を従業員に納得してもらう必要があります。 その一環で、従業員がどこからでも働けるだけでなく、どのような役割でも活躍できるように、相応のテクノロジーとツールの完備も必須です。
ひいては物理的な近さを尊んでいるバイアスを認識し、無くす必要もあります。 2023 年はそのような年となるでしょう。 オンサイト、リモート、ハイブリッドの従業員に、同じ成長機会が与えられなければなりません。
優秀な人材の採用は、引き続き最重要事項の 1 つとなりますが、最適な候補者を引き付けるために、企業は何をしているでしょうか? ほんの数年前と比べても、現在企業が求め、必要とする人材像は、大きく異なっています。 問題は、私たちがまだデジタル ネイティブに合わせて職場環境を設計していないことにあります。
多くの社員は、このわずか数年の間にハイブリッド環境で働くスキルを身につけました。 Z 世代と次のミレニアル世代は、ハイブリッド環境で育ちました。 職場教育はほぼ受けるまでもなく、もともとリモート環境やハイブリッド環境で成功する資質を備えています。 しかし企業は、テクノロジーの常識を異にする Z 世代の人材を引き付けようとして、未だ環境整備の途上にあります。
それでは、デジタル ネイティブにふさわしいテクノロジーを完備するには、どうすればよいのでしょうか? バッジを振るだけで入室したりワークステーションにアクセスしたりする仕組みは、本質ではありません。 音声認識、どこからでも(文字どおりどこからでも)シームレスかつ瞬時にコラボレーションができる環境、非接触のワークフローは当たり前です。
その一方で、社会がデジタル化される前に育った世代のスキルアップを続け、仕事の仕組み、端的に言うと、よりインクルーシブなコラボレーションを実現する仕組みを機能させなくてはなりません。
テクノロジーを活用して雑務から解放されるには、どうすればよいでしょうか? AIと機械学習は年々進化しており、これらのソリューションを活用して実際に価値を生み出す段階に達しています。 スマート ビジネスは AI の新たな活用段階に入っており、今後はさらに多くの企業が同じ道をたどるでしょう。
その内容は、発言者が中央に来るようカメラが自動調整する話に留まりません。 たとえば会話インテリジェンスが、顧客とのやり取りで実際のアクションにつながる有意義なインサイトを提供し、メモ取り、生産性向上などを支援するといった本格的な活用が進むでしょう。 平均的な人の一日から排除できる雑用の多さ、生産性の向上幅は、皆様が驚くほどでしょう。 新製品の開発や顧客サポートの改善など、より有意義な仕事に余分な時間やリソースを割り当てるとしたら、どういうことになるか、考えてみてください。
毎年、「何かを変えなければならない」フォルダに入れているような気がしますが、今回は本気です。 現代のチームが働く部屋には、より充実した設備が必要です。 従来のカンファレンス ルームは役割を終え、 次世代のミーティング スペースを装備するべき時が来ています。
想像してみてください。次世代のスペースとは、壁一面ガラス張りのカンファレンス ルームに入って、テーブルを囲んで椅子に座り、1 画面を見つめたり、1 台のカメラを見つめたりして、どこにあるかわからないマイクに向かって身を乗り出して話をすることではありません。
先進的な企業は、一歩足を踏み入れれば、テクノロジー利用を意識することすらなく、コラボレーションができる、一味違う体験を社員に提供したいと考えています。 ワンタッチ スタートやデジタル ホワイトボードなど、最新のスマートな設備を導入し、インテリジェント カメラシステムを追加して、リモートワークの参加者に自動的に最適なミーティング風景を見せ、座るべき椅子を指定しなくなれば、ほぼ完成です。
以上のほかに、Zoom のお客様がもっとも注目しているトレンドは、次のとおりです。
給湯室のように、従業員が気軽に交流する場をハイブリッドで再現
私たちの生活は、バーチャル ミーティングを中心に、スケジュール管理が行き届いています。 それでは偶発的な出会いや流動的な会話は、どのようにして再現すればよいでしょうか? スティーブ・ジョブズ氏は、偶発的な出会いの重要性を信じ、偶発的な出会いは設計できると考えていました。 ハイブリッドな世界で新しいイノベーションの源を探すために、この考えを取り入れているエグゼクティブは、少なくありません。 2023 年の初めには、まさにこの思想に沿ったバーチャル共同作業スペースである Zoom Spots をリリースします。 Zoom Spots は同僚たちと「席を並べて働く」スペースを提供し、ミーティング スケジュールとは別個に自由なビデオ会話を楽しめるようサポートします。
メタバース
そうです。ご存知のメタバースです。 仮想現実は私たちの暮らしの一部に浸透してきていますが、メタバースの概念(物理的世界と並行して存在するデジタル世界)は、まだ実現していません。 しかしメタバースが到来する未来は、遠くありません。 大手テクノロジー企業から、より多くのメタバースを取り入れたイノベーションが起こるでしょう。そうなれば、はるかに優れた方法で人と人、人と環境世界が関わるようにしたいという要求が高まるにつれ、新たな破壊者の波が市場に参入してくると私は思います。
興味深い利用分野としては、専門的な職業訓練、出会い系アプリやソーシャル メディアなど、イマーシブなデジタル空間での使用事例が増えると思われます。 個人的には、デジタル プロフィールに音声や個性を加えることで、これらの体験を拡張する機会があると考えています。
ハードウェア
今日、私たちが使っているハードウェアは、3 年前にオフィスを去ったときとほとんど変わりません。 モニター、ノートブック パソコン、キーボードというハードウェア一式は、四半世紀もの間、同じように活躍してきました。 モニターは、中央にカメラを内蔵し、テレプロンプターのような機能をコアに内蔵する必要があります。
最高のリーダー、特に現代の CIO は、現在だけを見て計画を立ててはいません。どのような経済環境に陥ろうとも、組織の価値と長期的な成長を実現できるように、今、必要なアクションを起こしています。
私たちは先ごろ、より少ないリソースで成長を促すオペレーションのヒント、テクノロジーのベスト プラクティス、そして最前線のインサイトを紹介する大変有意義なセッションを主催しました。 Zoom が最近主催した働き方改革サミットのオンデマンド レコーディングを視聴して、業界のリーダーたち数名から、不確実な時代を乗り切るためのテクノロジー活用法に関する体験談を聞き、貴社の従業員と顧客をよりよくサポートするためのインサイトを取得してください。