AI、リーダーシップ、ワークプレイスでの「信頼の文化」の構築に関するインサイト
AI のインパクト、信頼の重要性、優れたリーダーのマインドセットについて、PwC ワークフォース トランスフォーメーション プラクティス部門責任者である Toni Cusumano 氏との Q&A から学びましょう。
更新日 September 27, 2022
公開日 March 10, 2021
Zoom CEO の Eric S. Yuan は、新型コロナウイルスの流行により、私たちが職場について知っていると思っていたすべてが覆った現状において、自信を持って前進することについて話しました。私たち Zoom 人事部(HR)スタッフは、Yuan が成功を掴むためにもっとも大切だと信じる才能、トランスフォーメーション、信頼の 3 本柱の話に熱心に耳を傾けました。ピープル・リーダーの私は、人こそがビジネスの成功の中核であり、人材育成を成功させたい組織にとって不可欠な柱であることを知っています。
パンデミックが生活とビジネスに甚大な混乱を発生させ、組織は人材を育成し、各種サービスを提供し、組織を強化する方法を再考、再想定、再検討することを余儀なくされています。 人事部は、企業を支え、職場の変化を促進するための鍵です。 先進的な人材戦略を立てると、組織は現代の社員を最も引き付ける仕事経験を適応、提供しやすくなります。
前例のない年を経て世界が正常に戻り始めるとしても、すべてが元通りというわけにはいかないでしょう。 かつて社内勤務が大半を占めていた組織は、ハイブリッドな社員の持つ固有の価値を認識しています。
この価値の中核となるのは柔軟性の向上です。雇用主は、従業員に会社のオフィスで働くことを強制するのではなく、オフィスで働くかリモートで働くか、またはその 2 つを組み合わせて働くかを柔軟に選択できるように取り組んでいます。 これにより、従業員の満足度が向上するだけでなく、より多くの応募者が集まり、どこにいても最高の人材にアクセスできるようになります。
「当社のプラットフォームでは、リモートワークの需要が大幅に増えており、長期的に労働市場に影響を及ぼすと考えられます。世界規模で見ても、3 月以降はリモートワークの求人件数が 4 倍に増えています。また私たちは、トレンドは求職者を反映したものだと考えています。LinkedIn の「リモート」フィルタを使用した求人検索の量は 3 月の初めから約 60% 増加し、リモートワーク求人応募の世界シェアは 3 月に比べ約 2.5 倍に増えました。」
LinkedIn、主席エコノミスト、Karin Kimbrough 氏
それは win-win の関係といえます。つまり、ハイブリッドな社員は以下の利点を得ることができるのです。
従業だけがハイブリッドな勤務環境の恩恵を受けるわけではありません。 ハイブリッドな従業員をサポートする組織もまた、以下のメリットが得られます:
私たちが学んだことはすべて、幸せで、有効で、つながりのあるチームがどこにいても素晴らしい仕事をすることができるということです。 これらをどのようにサポートできるでしょうか? 従業員の根本的な柔軟性の概念を採用することによってこれを成します。
従業員が、どこで、いつ、どのように働くかを決定する権限が自分に与えられていると感じ、タイムカードの出し入れで勤務時間を記録するのではなく、生み出した結果によって評価されるハイブリッドな社員を中心に組織を構築する必要があります。
そのため現代的な勤務体制を実現するには、同時に柔軟で高度にカスタマイズされたワークスペースを提供しなくてはなりません。ハイブリッドな職場環境のニーズを満たすには、ビデオ コミュニケーション、バーチャル受付、専用設計のハードウェアを備えたカンファレンス ルームなどのテクノロジーを取り入れる必要があります。また、柔軟なワークスペースを作成して効果的なテクノロジーを実装するだけでは不十分です。ビジネス リーダーは、社内オフィス勤務とリモートワークの別なく従業員にサポートとリーダーシップを提供する必要があるためです。
従業員がいる場所が、オフィスであろうと、ハブオフィスであろうと、共有ワークスペースであろうと、ワーケーション先であろうと、あるいは自宅であろうと、つながりを保ち、ミーティングの参加者が平等に表示されるようにやり取りが民主化された統合ビデオ プラットフォームが必要です。Zoom の完全に統合されたビデオ、Voice over IP(VoIP)、チームチャット、およびミーティング ルームは、あらゆる構成でのコラボレーションの強化をサポートすると同時に、職場の種類に合った適切なソリューションと柔軟性を提供します。
エンタープライズ グレードのコミュニケーション プラットフォームがあれば、従業員は効果的にコミュニケーションとコラボレーションを行うことができますが、利用可能なソリューションを従業員が十分に活用できるように、リーダーシップとプロセスも提供する必要があります。ハイブリッド ワークの従業員向けのガイドラインと効果的なワークスペースを作成することで、彼らの作業をサポートするフレームワークが提供され、一貫性が確保され、コラボレーションが促進され、社内オフィス勤務とリモートワークの別なく従業員の生産性が向上します。
ハイブリッドな職場の良さを伸ばすために、必要なサポートを従業員が確実に受けられるようにする方法をいくつか紹介します。:
リモート ファーストなマネジメント スキルの開発
分散型環境での従業員のマネジメントには、一元管理とは異なる一連のスキルが必要です。組織の将来の成功を支援するマネージャーは、働く場所に関係なく、各チームメンバーから最善の努力を得る方法を知っていると同時に、組織への帰属意識を生み出します。相手への共感を持ってリードし、すべてのチームメンバーに透明性、エンパワーメント、機会、挑戦、そして成長をもたらす必要があります。
模範を示す
相手が好きか嫌いかに関わらず、従業員は組織のリーダーの言葉や行動に注意を払っています。 雇用主は、組織のすべてのレベルでリモートとオフィス内の両方の勤務体制を受け入れ、リモートとオフィス内の作業に関して作成したプロセスに従う模範的なリーダーを必要としています。