
新しい AI アシスタント、Zoom AI Companion が登場!
Zoom AI Companion で、生産性とチームのコラボレーションを向上させましょう。該当する有料の Zoom プランがあれば追加料金なしでご利用いただけます。
更新日 June 28, 2024
公開日 June 28, 2024
高価なハードウェアやメンテナンス契約が必要で扱いにくい、従来型の電話システムをいまだに使い続けているとしたら、あっという間に予算を食いつぶすことになりかねません。そこで選択肢に上がるのが、ホスト型 VoIP です。ホスト型 VoIP なら、コスト削減のみならず「顧客とつながり、ビジネスを拡大する」という最重要事項にフォーカスできる、拡張機能も揃っています。
「ホスト型 VoIP」と聞くと技術的な流行語かと思われるかもしれませんが、ビジネスに変革を起こす可能性を秘めた技術です。VoIP(Voice over Internet Protocol)は、ビジネスの成長に合わせて拡大し、通話管理を簡素化し、さまざまな場所に分散したチームをつなげる、費用対効果の高い最新ソリューションを生み出します。
ビジネス コミュニケーションを合理化するための、安全でコスト効率の高い最新の方法をお探しなら、ぜひホスト型 VoIP をお試しください。このブログでは、ホスト型 VoIP ネットワークがもたらすメリットと、ホスト型 VoIP サービスを選択するにあたって注目すべきいくつかの機能について、詳しく説明します。
ホスト型 VoIP は、インターネット経由で音声通話を伝送するクラウドベースのコミュニケーション テクノロジーで、従来型の電話回線は不要です。ホスト型 VoIP システムでは、サービスを支えるハードウェアとソフトウェアを、サードパーティ プロバイダーがクラウド経由で管理します。つまり、ビジネスは自らのテレコミュニケーション インフラストラクチャに投資する必要もなければ、メンテナンスの必要もありません。
クラウドベースのサービスなので、ユーザーの追加や削除が簡単なうえ、カンファレンス通話、ボイスメールからメールへの転送、自動応答などの拡張機能にも容易にアクセスできます。ホスト型 VoIP なら、オンプレミスの高価なハードウェアもメンテナンス契約も不要なため、あらゆる規模のビジネスにとって費用対効果の高い選択肢になります。また、インターネット接続さえあればどんな場所からでも接続できるため、柔軟に働くリモート ワーカーにとっても理想的なサービスです。
ビジネス コミュニケーション ソリューションを導入する際に重要なのは、適切なセットアップを選択することです。ホスト型 VoIP、オンプレミス VoIP、Unified Communications as a Service(UCaaS)の違いを理解することで、自社のニーズにぴったりの選択肢に決定できます。
各ソリューションの詳細を見ていきましょう。
その名のとおり、オンプレミス VoIP では、VoIP システムに必要なすべてのハードウェアとソフトウェアを自社の敷地内に設置し、運用します。このソリューションの場合は通常、専任の IT スタッフがサーバーやネットワーク機器、VoIP 電話などのインフラストラクチャの管理とメンテナンスを担う必要があります。
オンプレミス VoIP では電話システムを詳細に制御できますが、高額な初期費用と継続的なメンテナンス要件の管理が伴います。
ビジネス電話システムをサービスベースで提供するホスト型 VoIP では、自社の敷地内に物理的なハードウェアは必要ありません。サードパーティ プロバイダーが、ホストと管理を含むシステム全般を安全なクラウド インフラストラクチャ内で処理します。
これにより、大人数の IT スタッフや大がかりなメンテナンスが不要になるため、複雑な電話システムの保守に気を揉むことなくビジネスの運営に集中できます。
ビジネス運営に必要なコミュニケーションすべてを、単一アプリで操作する様子を思い浮かべてみてください。ビデオ カンファレンス ツールやチャット プラットフォーム、別々の電話システムの切り替えが不要になるとしたら。それが UCaaS(Unified Communications as a Service)のすごいところです。
Zoom はこの UCaaS プロバイダーとして卓越した存在感を発揮しており、最高品質のビデオ通話、セキュリティ対策万全のメッセージ、電話の連携などの機能すべてを単一アプリから利用できます。これにより、コミュニケーションのワークフローが簡素化され、コラボレーションが加速し、無駄な時間が減るため、チームはもっとも重要な業務に注力できます。
ホスト型 VoIP は、話者の音声をデジタル信号に変換し、インターネット経由で送信することで機能します。
ホスト型 VoIP を使用して通話を発信すると、音声がデータのパケットに変換され、それがインターネット経由で受信者に送信されます。パケットが送信される過程では、GPS が交通渋滞の迂回ルートを案内するのと同じように、目的地までの最適なルートが選択されます。このプロセスは高速なため、遅延や不具合に気付くことはありません。送信先に到着すると、データは再度サウンドに変換されて耳に届きます。これで通話の発着信は完了です。
プロセスのすべてがインターネット経由なので、通話の発着信にはさまざまなデバイスを使用できます。従来型の固定電話でも、スマートフォンでも、ヘッドセット付きコンピュータでも問題ありません。
ホスト型 VoIP の機能は、通話の発着信にとどまりません。ビジネス運営を合理化し、快適なコラボレーションを実現するために設計された機能が満載の、最強のコミュニケーション ツールです。ホスト型 VoIP を使用することで得られる主なメリットを、いくつか見ていきましょう。
24 時間休みなしで働いても疲れ知らずのバーチャル受付係を想像してください。自動応答は発信者に対してプロフェッショナルに応答し、適切な部署にルーティングするだけでなく、営業時間外にはメッセージの処理も行います。これにより、見込み顧客を逃したり重要なメッセージを聞き逃したりすることが一切なくなる中で、チームの業務時間を戦略的なタスクに振り向けることができます。
ホスト型 VoIP は、既存の CRM ソフトウェアともシームレスに連携します。つまり、コールログやボイスメールの文字起こし、発信者情報が自動的に CRM に入力されるため、顧客とのインタラクションの全容を把握でき、顧客一人一人に合わせた対応ができるようになります。
ホスト型 VoIP ソリューションが提供する拡張性と使いやすい管理機能により、組織は連絡先情報や緊急時プロトコルをすばやく更新できるため、ダウンタイムを最小限に抑えながら進化し続けるニーズに対応できます。
今やほぼどこにいてもインターネットを利用できるため、インターネット ベースの電話サービスは、緊急サービスに迅速かつ確実に連絡するための信頼できる手段となっています。
ホスト型 VoIP では、さまざまな地域でローカル番号を取得できるため、プロフェッショナルなプレゼンスを維持しながら、潜在顧客からの連絡を受信しやすい環境が整います。これは顧客ベースが地理的に分散しているビジネスにとって、とりわけ有益です。
ホスト型 VoIP は、既存の電話システムを最新技術にアップグレードするという言葉では表せないほど多大なメリットを有しています。では、一体どのようにビジネス コミュニケーションを変革するのか、詳しくご説明します。
ホスト型 VoIP では、長距離通話による莫大な請求はなく、一貫した料金設定を提示されるため、月々の電話料金を節約できます。さらにホスト型 VoIP は拡張性に優れており、使った分だけ支払う従量課金制を採用しているため、あらゆる規模のビジネスにとって予算を立てやすいソリューションです。
複雑な PBX システムに別れを告げ、メンテナンス費用の悩みから解放されましょう。ホスト型 VoIP システムなら管理はサービス プロバイダーにお任せなので、IT チームは重要なタスクに時間を割くことができます。ソフトウェア更新やバグ修正を自動で行うため、システムは常時スムーズかつ安全に稼働します。
お使いの電話システム内でシームレスに連携する、ビデオ カンファレンスやインスタント メッセージなどのさまざまなコミュニケーション チャネルで簡単にシステムを拡張し、チームワークを効率化しましょう。ボイスメールからテキスト メッセージへの転送、通話を効率的にルーティングする自動応答、外出先からアクセスするための通話転送などの機能により、ワークフローを合理化します。
働く場所にかかわらず、どこにいても会社の電話番号を使って業務ができます。インターネット接続があれば、つながりを維持しながら生産性を高められます。従来型の固定電話、コンピュータ上のソフトフォン、モバイルアプリなどから、ニーズや好みに合わせて選択できる柔軟性があるため、チームメンバーそれぞれに都合のよい方法を使ってコミュニケーションがとれます。
Zoom Phone は、AI を活用してホスト型 VoIP を一段上のレベルに引き上げています。通話後要約、ボイスメールからのタスク抽出、さらにはボイスメールの優先順位付けの機能を使えば、生産性が飛躍的に高まり、やるべきことをスマートに見つけられます。さらにグローバル対応のネットワークと堅牢なセキュリティ プロトコルを備え、既存のワークフローとも簡単に連携できます。
Zoom Phone の詳細をご覧になり、Zoom がコラボレーションを簡素化し、生産性を高めてよりよい顧客体験を実現している仕組みをご確認ください。
ホスト型 VoIP への切り替えをご検討中ですか?以下ではホスト型 VoIP に関するよくあるご質問にお答えします。
PBX(構内交換機)をオフィスの電話システムの頭脳だと考えてください。ホスト型 PBX システムはクラウドに設置されており、サービス プロバイダーが管理します。これによりオンサイトのハードウェアが不要になるほか、メンテナンスも簡素化されます。
ホスト型 VoIP は一般的にホスト型 PBX のコンポーネントですが、後者のほうがより包括的なテレフォニー ソリューションで、多くの場合、自動応答や通話転送などのビジネス指向の機能を拡張できます。
VoIP には多くのメリットがありますが、欠点についても目を向けることが大切です。1 つ目は、信頼性の高いインターネット接続に依存していることです。もしもインターネット接続が中断したら、通話品質は低下します。電話回線への不正アクセスのような安全上の懸念もいくつかあります。そのため、(Zoom のように)セキュリティ対策が堅牢な高評価のプロバイダーを選択することが重要です。
自社の VoIP システムをホストすることは可能ですが、作業が複雑になります。技術的な専門知識、ハードウェアの購入とメンテナンス、継続的なソフトウェアの更新が必要です。多くのビジネスにとって、自社でホストするという挑戦的な取り組みよりも、シンプルで費用対効果の高いホスト型 VoIP ソリューションという選択のほうが勝っていると言えるでしょう。