ウェビナーとイベント

Zoom on Zoom: Zoom Eventsを活用した「Marketing Remix」の舞台裏(2026年)

完全にZoom WebinarsとZoom Eventsを基盤として、Zoomのマーケティングチームがグローバルかつ多地域展開のバーチャルイベントをどのように計画、開催、拡大したかをご紹介します。
4 分で読める

公開日 2026年6月16日

画像プレースホルダー

このプレイブックの基となったイベントを視聴する

Marketing Remixは、対話を促し、マーケティング専門家の間に真のコミュニティを構築することを目的とした、Zoom初のバーチャルマーケティングイベントです。2026年には、北米、EMEA、日本、APAC、韓国の5つの地域でイベントを開催し、各オーディエンスに合わせた地域別のセッションを提供しました。最初の登録メールからイベント終了後のフォローアップにいたるまで、すべてのプロセスが単一のプラットフォーム上で運営されました。
 
そのプラットフォームこそがZoom Eventsです。構築の手法とそこから得られた知見をここでご紹介します。
 
Zoom Eventsは、複数のツールを組み合わせて管理する手間を省き、登録からイベント後のAIによるコンテンツ生成まで、マルチセッションのバーチャルイベントを計画、開催、拡大できるオールインワンのバーチャルイベントプラットフォームです。
 
自社のイベントをこのプラットフォーム上で構築したからこそ、私たちはその価値を確信しています。
 
Marketing Remixでは、事前録画セッション、全体をまとめながらリアルタイムでオーディエンスとエンゲージするライブホスト、術して参加者全員がカメラをオンにする完全ライブ配信のアフターパーティーを、すべて単一のプラットフォーム上で統合しました。登録、メール配信、バックステージの調整、シーンの切り替え、分析、フォローアップコンテンツのすべてがオールインワンのツールで完結します。そのすべてをZoom上で実現しました。
 
プレイブックをここでご紹介します。
 

混乱を回避してバーチャルイベントを構築した方法

イベントの準備段階は、多くのプロジェクトで最も時間が浪費されるフェーズです。スピーカーリストはある場所に、登録ページは別の場所に、プロモーションカレンダーはさらに別の場所にあり、メール配信プラットフォームにいたってはどこにあるかも分からない状態になります。
 
Zoom Eventsを活用してこれらすべてを1か所に集約し、貴重な時間を節約した方法と、時間に追われる中でバーチャルイベントを運営するための知見をここでご紹介します。
 
登録ハブを1か所に構築しました。Zoom Eventsでは、カスタム登録ページ、スピーカーのプロフィール、セッションのスケジュール設定、登録管理を単一のダッシュボードから一元管理できます。そのため、計画プロセスの終盤でスピーカーのスケジュールに変更が生じた際も、開発者への依頼やCMSの更新を行うことなく、数時間ではなくわずか数分でバックエンドを更新してセッションを再編成できました。実際に行ったのは、ほんの数クリックの操作だけです。詳細な手順については、バーチャルイベントの計画と主催をご覧ください。
 
セッションフォーマットは意図的に選択したものです。Marketing Remixは、単に趣向を凝らしただけのウェビナーではありません。事前録画セッションを採用したことで、コンテンツの完成度が高まり、複数のタイムゾーンにまたがるスピーカーを起用して各地域のオーディエンスに合わせて内容を調整できる柔軟性を確保できました。イベントホストを務めたJosh Brage氏(Zoomのカスタマーイネーブルメントスペシャリスト)は、各プログラムをつなぐ役割としてライブ配信で参加しました。これは緻密に計算された戦略です。Josh氏がライブで参加することで、リアルタイムでチャットに対応し、オーディエンスの熱量に応答して、事前録画コンテンツだけでは生み出せない、人との真のつながりを感じられる瞬間を創出できました。スピーカーと出席者の双方向のダイアログを促し、真のつながりとコミュニティを生み出す、DJプレイを交えた完全ライブ配信のアフターパーティーでイベントを締めくくりました。Zoom Eventsは、モードの切り替えやツールの変更を行うことなく、擬似ライブセッションと完全ライブセッションを同時に処理できます。これは一時しのぎの回避策ではありません。最初からの計画でした。
 
実際の登録動向に合わせてメールの配信ペースを設計しました。登録は初期段階に集中する傾向があります。配信されたメールからのコンバージョンの大部分は、翌週にかけて分散するのではなく、最初の48時間以内に発生します。間隔を空けて小出しに配信するよりも、短期間に集中させた配信ペースの方が効果的です。さらに、メール配信ツールがイベントと同じプラットフォーム内に組み込まれているため、データを一切エクスポートすることなく、登録の推移をリアルタイムで確認して調整できました。
 
スピーカーがプロモーションの大きな役割を果たしました。事前プロモーションで最も成功した施策の1つは、すでにアジェンダに組み込まれていたスピーカーによる発信でした。確定したスピーカーがLinkedInでコンテンツを投稿することで、その人物をすでに信頼しているオーディエンスへと情報を届けることができました。Zoom Eventsはソースごとに登録動向を追跡できるため、どの施策が効果的であるかを把握し、その施策をさらに強化できました。

ライブイベント本番におけるZoom Eventsの成果

Zoom WebinarsとZoom Eventsのすべての機能を見る

当日のMarketing Remixの運営においては、4つの重要な要素がありました。
 
控室としての [バックステージ] 機能を活用しました。この画面はオーディエンス側からは一切見えません。バックステージを活用して各プログラムの合間もJoshとの連携を維持し、ライブチャットの動きや進行中のQ&Aスレッドをリアルタイムで把握できるようにしました。これにより、Joshが番組を通して常にオーディエンスを意識し、迅速に反応し続けることが可能になりました。事前録画による確実性と、ライブホストによるシームレスなつながりを融合させたフォーマットにおいて、それを支えたのがまさにバックステージでした。
 
疑似ライブセッションとライブセッションを組み合わせることで、洗練された事前録画コンテンツ、Joshのライブパフォーマンス、そして完全ライブ配信のアフターパーティーをすべて同一イベント内で融合させることができ、プラットフォームが一元的に処理を行いました。事前録画セッションが正確な進行を実現しました。Joshのライブ進行とアフターパーティーが、イベントを大きく盛り上げました。出席者はその両方を体験でき、主催者側もこれらを別々のプロジェクトとして管理する必要は一切ありませんでした。各プラン(ティア)でどのような制作機能が利用でき、どれがニーズに最も適しているかを確認するには、 Zoom WebinarsとWebinars Plusの比較をご確認ください。
 
リアルタイムのエンゲージメントツール (Q&A、リアクション、チャット)には2つの目的があります。出席者が能動的に関わり続ける理由を作ることと、イベント後のフォローアップに役立つ行動データを生成することです。Marketing Remixは参加者数の目標を16%上回り、過去のイベントのベンチマークを凌ぐ登録率を達成しました。その数値は、イベントが終了した瞬間にダッシュボードへ反映されました。
 
ゲーミフィケーションの導入により、参加の場が一気に盛り上がりました。イベント中で最もエンゲージメントが跳ね上がった瞬間の1つは、通常のセッションではなく、「マーケティング風バンド名コンテスト(Battle of the Band Names)」でした。出席者に「マーケティング」をテーマにした最高のバンド名をチャットに投稿してもらったところ、すぐに「ブレイクアウトルームでのパニック」、「ボトムファネルボーイズ」、「画面は見えていますか」といった回答が返ってきました。さらに「私、自分、そしてAI」など、すべての地域から膨大な数のアイデアが殺到しました。この企画が生み出した熱量もさることながら、自社のウェビナー調査が裏付ける「絶妙なタイミングで、気軽に参加できる問いかけは、特に中だるみしやすい時間帯において、エンゲージメントを一気に高める最も効果的な起爆剤になる」という事実が証明されました。イベント内で行った投票にもこのロジックを応用し、単なるデータ収集目的ではなく、各プログラムの合間に参加者の関心を引き戻すための戦略的な「リセットポイント」として活用しました。
 
プロダクションスタジオを使用することで、ブランドロゴ入りのオーバーレイ表示、名前などのテロップ、画面の切り替えなどの編集を標準機能として処理できました。制作会社に外注したり、別の操作スタッフを配置したりすることなく、放送クオリティの映像美を実現できます。5つの地域でライブ配信を行うイベントにおいて、この一貫した品質は極めて重要でした。すべてのセッションにおいて、1人の担当者が1つのプラットフォームを操作するだけで、プロ仕様の映像を配信できます。

Zoomの分析機能とイベント後のインサイトがパイプライン獲得を促進した方法

多くのチームは、登録者リストと出席者リストの2つのファイルだけを持ち帰ってバーチャルイベントを終了します。寄せられたすべての質問、参加したすべてのセッション、送信されたすべてのリアクションが、前後の文脈(コンテキスト)情報が紐付かないまま、スプレッドシートにただ記録されるだけになってしまいます。
 
私たちは、そのようなデータの引き渡しを受ける側の苦労を十分に経験してきました。それは決して効率的とは言えません。
 
イベント終了後、チームは追加のシステム(インフラ)を構築することなく、プラットフォームの分析ダッシュボードとAIコンテンツ生成機能を活用して、トピックへの関心度に基づいた出席者のセグメンテーションを行い、パーソナライズされたフォローアップコンテンツを作成しました。
 
[概要] タブを確認すれば、登録率、当日の出席率、過去のすべてのイベントデータを基準(ベンチマーク)とした0~10段階の総合エンゲージメントスコアの3つの数値を即座に把握できました。イベントの成果が目標を達成したか、あるいは下回ったか、そして具体的にどの指標が変動したかを数分以内に把握できました。
 
[エンゲージメント] タブでは、セッションへの参加時間、寄せられた質問、Q&Aのテキスト分析から自動タグ付けされた関心トピックなど、出席者個人のプロフィールデータを確認できます。この前後のコンテキスト情報こそが、効果的なフォローアップを実現するための鍵となりました。たとえば、40分間滞在して特定のトピックについて鋭い質問をした出席者のデータは、一律の機械的な一連のアプローチ(シーケンス)に回されるのではなく、その関心サイン(シグナル)が紐付いた状態でインサイドセールス(SDR)チームへと直接転送されます。
 
AIコンテンツ生成機能は、そのデータをさらに活用しました。セッションの文字起こしデータを分析し、出席者のエンゲージメント状況と相互参照して、関心のあるトピックごとにセグメンテーションされたフォローアップメールの下書きを自動的に作成しました。チームは送信前に内容を確認して推敲できます。そのため、個別のメールをゼロから作成する手間は完全になくなりました。イベントの成果をパイプラインに連携させる方法の詳細は、ウェビナーのROIと影響の測定をご覧ください。
 
そのシグナルの価値は、イベント自体の中で明確になりました。Metadata社のセッションでは、James Silvestri氏が、成約案件の23%がバーチャルイベントの影響を受けており、他のチャネルと比較して成約率が2.5倍高かったという成果を共有しました。この結果は、プラットフォーム内で適切な行動データを捉えることから始まります。
 
分析データの表示例となる数値

「Marketing Remix」終了後にウェビナーコンテンツを再利用した方法

ライブ配信の熱気は冷めても、Zoom Events内のレコーディング、文字起こし、クリップが消え去ることはありません。
 
私たちはコンテンツフォーマットをライブセッションの内容に合わせました。データ量の多いセッションは、ブログ記事、ハウツーガイド、構成された記事などのテキストコンテンツと高い親和性がありました。対話やパネルディスカッションの見どころは、短いクリップになりました。文字起こしデータはクローリング可能なテキストとして公開され、イベント終了後も長期間にわたり、オーガニックリーチを拡大してAIを活用したディスカバリープラットフォーム上でコンテンツを浮上させる役割を果たしました。
 
[Zoom Clips] を活用することで、コンテンツチームは別の編集ツールを必要とせず、生の録画データから公開可能なクリップを迅速に作成できました。プラットフォームから直接トリミング、パッケージ化、配信を行います。Marketing Remixのように、適切に制作された1つのマルチセッションイベントをシステム(仕組み)として活用すれば、丸1四半期分のコンテンツカレンダーをまかなうことができます。展開可能な再利用フレームワークの詳細は、バーチャルおよびハイブリッドイベントのベストプラクティスをご覧ください。

イベントから得られた成果

Marketing Remixは意図的な試みでした。プラットフォームを切り替えることなく、5つの地域にわたるプロフェッショナルなマルチセッションバーチャルイベントを、チームで計画、運営し、そこから真のパイプライン価値を引き出すことができるかという検証です。
 
私たちは1つの仮説を持って臨みました。そして、1つのプレイブックを手にしてイベントを終了しました。
 
1つのプラットフォームで、すべてのフェーズを実行。Q&Aのアクティビティ、投票への回答、チャットでの行動、セッションへの参加時間、アフターパーティーへの出席など、イベント全体を通して蓄積されたエンゲージメントシグナルが最後に統合され、次の対話に進む準備ができているユーザーの明確な全体像が浮き彫りになりました。

Zoom Eventsが次回のイベントをどのように支援できるかをご確認ください

関連リソースおよびよくあるご質問

  • バーチャルイベントの計画・主催に関する完全版ガイド
  • 登録数の先へ: ウェビナーのROIと影響の測定
  • 2026年版、ビジネスに役立つウェビナーに関する42項目の統計情報
  • ウェビナーを主催する方法: ベストプラクティスと推奨事項
  • Zoom WebinarsとWebinarsプラス:どちらが貴社に最適か?

    Zoom WebinarsとZoom Eventsとは何ですか?
     
    Zoom WebinarsとZoom Eventsは、単一セッションのウェビナーから、数千人の登録者が参加する複数日にわたって開催されるマルチトラックのプログラムまで、あらゆる規模のプロフェッショナルなバーチャルイベントを組織が計画、開催、分析できるようにするバーチャルイベントプラットフォームです。このプラットフォームには、登録管理、ブランド化されたイベントハブ、ライブおよび疑似ライブセッションのサポート、リアルタイムのエンゲージメントツール、イベント後分析が1つの環境に統合されています。デマンドジェネレーションやコミュニティ構築のチャネルとしてバーチャルイベントを運営するチームにとって、完全に統合されたプラットフォームは、メール、制作、レポート作成のための個別のツールを管理する手間を省きます。これはZoom Workplaceプラットフォームの一部として提供されており、さまざまなプログラム規模や制作要件に合わせて、Webinars、Webinars Plus、Zoom Eventsなどのプランが用意されています。

     

    Zoom Eventsの分析機能を使って、バーチャルイベントのROIはどのように測定しますか?

     
    バーチャルイベントのROI測定は、単なる登録数や出席数の確認にとどまらず、行動データを検証することから始まります。最も信頼性の高いサイン(シグナル)となるのは、セッションへの参加時間、Q&Aへの参加状況、リアクションの活発さ、精度高くこれらを出席者ごとに集計した総合エンゲージメントスコアです。これらの指標により、誰が真剣に参加していたか、あるいは誰が単にタブを開いたまま離席していたかが明確になります。このセグメンテーション情報があることで、営業チームは効率的にアプローチの優先順位を決定できます。複数のイベントにまたがる比較分析(ベンチマーク)を行うことで、過去のすべてのイベントデータと各イベントの成果を照合し、さらに深い分析(第二のレイヤー)が可能になります。この行動データをCRMのパイプラインに直接連携させ、単純なCSVファイルの受け渡しではなく、出席者ごとの関心トピックのサインをSDR(インサイドセールス)へルーティングすることこそが、バーチャルイベントを単なるブランド周知の場から収益を生み出す施策へと変える鍵となります。
     
    ウェビナーにおけるエンゲージメントスコアとは何ですか?また、なぜそれが重要なのですか?
     
    ウェビナーにおけるエンゲージメントスコアは、セッションへの参加時間、Q&Aへの参加状況、リアクション、チャットの活発さなど、複数の行動サイン(シグナル)を組み合わせて、出席者ごとに算出される総合的な指標です(通常は0~10段階で表示されます)。これは単に参加者がイベントに出席したという事実だけでなく、関心の度合いを反映するものです。
    営業チームにとっては、アプローチの優先順位を決めるフィルターとして機能します。最高スコアの参加者には即座にアプローチを行い、中間のスコアの参加者にはフォローアップ前に関心トピックのコンテキストを確認し、低スコアの参加者は負担の少ないマニュアルどおりの育成プロセスへと振り分けます。これにより、実際のエンゲージメント状況を考慮せず、すべての参加者を一律に同じように扱っていたデフォルトの手法を改善できます。

ご愛顧いただいているお客様

Okta
NASDAQ
楽天
Logitech
Western Union
オートデスク
Dropbox

Zoom - すべてのつながりをひとつのプラットフォームで