今日の国際コミュニケーションおける翻訳テクノロジーの役割

行政機関や国際機関は、他の国や地域と効果的かつ影響力のあるコミュニケーションを図れるコラボレーション ソリューションを必要としています。つまり、多くのケースでこれらの機関が高度な翻訳サービスを探しているのです。運用を強化し、人と組織の間につながりを生み出すことができる、音声から文字へリアルタイムで変換する技術です。

Zoom は、柔軟性と相互運用性を通じて、世界中のコミュニケーションとコラボレーションをサポートしたいと考えています。弊社では、既存の翻訳機能を進化させることによって、または Karlsruhe Information Technology Solutions — kites、GmbH（「Kites」）などの最高峰のテクノロジー プロバイダーに投資することによって、相互理解を実現するために、通訳と音声翻訳を優先開発しています。 

2021 年 6 月、Zoom は Kites を買収する最終合意書に署名したことを発表しました。Kites はドイツのカールスルーエに拠点を置く、リアルタイムの機械翻訳（MT）ソリューションの開発を専門とする新興企業です。Kites の 12 人からなる研究員チームは、Zoom のエンジニアリング チームとともに MT 技術開発を進め、ユーザーに多言語の翻訳機能を提供することで、ミーティングの生産性と効率性を高めています。

Kites は、音声翻訳テクノロジーの最新の研究成果を実用的な製品に実装するという明確な目的を掲げ、2015 年に Sebastian Stüker 博士と Alex Waibel 博士によって設立されました。Kites は、言語の壁を取り除き、言語にとらわれないシームレスな交流を日常生活で実現することを使命としています。

「Zoom は Kites のミッションを推進するための最良のパートナーであると確信しています。Zoom の素晴らしいイノベーション エンジンを基盤として、次にどのようなサービスが生まれるか楽しみにしています」と両氏は述べています。

アクセシビリティと包括性は、世界中の行政機関や組織にとって最優先事項です。そのため、自動生成字幕の機能（別称: ライブ文字起こし）を行政機関向け Zoom ユーザーと、無料のコマーシャル向け Zoom Meetings アカウントすべてに拡張しました。これまでは、有料の Zoom Meetings アカウントと Zoom Webinars アカウントのみが対象でした。この拡張は、グローバルなコラボレーション、言語障壁の緩和、全 Zoom ユーザーを対象とするアクセシビリティの重視という、弊社の取り組みを反映するものです。

Zoom は多言語翻訳機能を優先開発して、世界中のお客様（特に国際関係を強化するためにこのサービスを必要とするお客様）が抱える固有のニーズをサポートしたいと考えています。

高度な翻訳テクノロジーが、いかにお客様の国際的なコミュニケーションとコラボレーションを向上させるのか詳しく理解するために、コラボレーション テクノロジーにおける翻訳機能の重要性について国際貿易委員会（ITC）と話し合いました。

「国際貿易センターは 128 の国と地域で活動しています。つまり、私たちは多種多様な言語を話すパートナーや起業家と絶えずコミュニケーションを図っているのです。大半の業務は、多国籍のスタッフが話す言語のおかげで効率的に遂行できますが、重要な情報へのアクセスを妨げる言語の壁は依然として立ちはだかっています。一方、高信頼性かつ無料のリアルタイム翻訳テクノロジーによって、リソースが限られている起業家のネットワークを拡大し、成長させることができます。重要なのは、このテクノロジーを誰もが利用できる環境を整え、あらゆる言語で機能させることです。多言語主義をサポートしながら、全員に平等な機会を確保することが大切です」- ITC、コミュニケーション兼イベント責任者、Vittorio Cammarota 氏

今日のデジタル時代では、国際関係を構築するアプローチに変化が訪れています。今日のリーダーは、国際コミュニケーションを強化し、公益をもたらす適切なソリューションを使用して、ミッションに役立つテクノロジーを戦略的に適用する必要があります。

Zoom が目指すのは、シームレスな環境でミッション クリティカルなサービスを実現し、効果的なコミュニケーションへの道を拓き、全員がミーティングを最大限に活用できるようにすることです。

Zoom が行政機関の関係を強化するためにどのように使用されているのか、その詳細は、Zoom のブログをご覧ください。