MultiがZoom Video SDKを使って次世代ライブコラボレーションを構築している方法

MultiはZoom Video SDKを使用して、高パフォーマンスのソフトウェアチームに焦点を当てた、極めて信頼性が高くユニークなコラボレーションツールを構築しました。

Multi
業界:

テクノロジー

課題:

品質と信頼性、macOS SDKの可用性

解決策:

Zoom Video SDK

使用製品

Multiは、ほかの高パフォーマンスなソフトウェアチームと同様、独自の哲学に沿ったコラボレーションツールの構築に着手しました。すなわち、構築する時間を共に過ごし、優れた非同期型のフォロースルーに投資し、その他のミーティングはできる限り減らすことです。

Multiのセッションは、複数のユーザーによるアプリの共有を中心に構築されています。誰かがセッションでアプリを共有すると、全員が共有カーソルや描画、さらには共有コントロールを使って変更を加えることができます。同僚たちはXcodeやTerminalのような互いのアプリを使って、まるでお互いのコンピュータ画面上でアプリを開いているかのように作業できます。

セッションが終了すると、インサイトとアクション項目をまとめた要約をAIが生成し、チームの全員が表示できるドキュメントやメッセージ、さらには作業中のアプリなどに、そうした情報が表示されます。

全体のパフォーマンスに焦点を当てたビデオソリューションを選択する

日常使いのアプリケーションに人々が期待する、高品質なビデオとオーディオを維持するのは大変です。多忙な人々にとって、動きの遅いビデオのトラブルシューティングや、特定の人の声が聞こえない理由を特定することほど、やりたくない作業はありません。Multiの全ペアリングセッションの中心は、作業中のコードや設計、その他のコンテンツです。画面共有とオーディオは、ネットワークが不安定な場合でも、確実に鮮明でなくてはなりません。そのため、Multiのチームは当初からZoom Video SDKで構築することを決めていました。

Multiのチームはこれまで、オーディオとビデオのプロダクトをゲーミングと生産性の分野で構築したことがあり、その際にいくつかの自社開発およびサードパーティのインフラストラクチャソリューションを使用しました。自社開発ソリューションは接続がローカライズされている場合やピアツーピアの場合には機能しますが、参加者の増加に合わせてサーバーを拡張する必要が生じると、複雑になり管理が難しくなります。Zoomの世界規模で広範なサーバーインフラストラクチャなら、セッションをホストするサーバーを決める複雑さに対処しやすくなります。

その他のプロバイダーは、2 つの技術的な要件を満たさないため除外されました。1つ目は、特に画面共有に際して、オーディオとビデオ品質の信頼に足らないこと。2 つ目は、macOS でのネイティブ開発に必要な、堅牢な SDK がないことです。Zoom は、両方の課題を解決しました。もちろん、Zoom Video SDK を使う開発の利点はそれだけではありません。Zoom が基盤のアプリだと顧客が聞けば、信頼できるプロダクトだと思ってもらえます。

Multiの目標: 品質を損なわずに迅速に開発する

Multiでは、複雑な機能をできる限りZoomに任せています。最初はリアルタイムのオーディオとビデオでしたが、しだいにチャット、文字起こし、レコーディングへとその使用範囲を広げています。これらの機能はどれも、作業前の1週間以内で起動させることができました。そのためチームは、コントロールがアクティブなときに使用されるマルチカーソルコントロールや超低遅延ビデオストリームなど、差別化された機能の開発に集中して取り組む時間を取れました。

「当社では、協働作業のための最適な方法になるようMultiを構築しています。Multiには、生産的なワーキングセッションと強力なフォロースルーという、2つの要素があります。同期と非同期の機能です。」– 共同創設者兼CEO、Alexander Embiricos氏

これまでは、セッション中に複数の参加者がコラボレーションする機能に注力していました。今後は、フォローアップ業務の支援や、チームメートとのコンテキスト共有、チームへの最新情報の周知へと焦点を変えていくことになります。たとえば、最近はディープリンクされた参照コードや共有されたデザインを含む要約をリリースしました。将来的には、そうしたメモを表示し、コードやデザインに再アクセスしたときの業務の自動化に役立つAIアシスタントのリリースを予定しています。


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