Zoom によってサイバー空間での安全を確保する方法
10 月はサイバーセキュリティ月間ですが、サイバーセキュリティに対する意識は、年間を通じて常に持っておくべきです。職場や家庭でデータを保護するためのヒントをご覧ください。
更新日 May 05, 2023
公開日 April 25, 2023
Zoom に報告された多数のレポートによれば、詐欺師は面接をチャットで行い、そのチャットを HR チームや企業役員に転送してレビューを行う旨を伝えてきたとのことです。 しかし、就職志望者はビデオを介して面接担当者を確認することも企業内の誰かと話すこともありませんでした。
今日の就職戦線(特に面接の初期段階)では、採用担当者や雇用マネージャーは一般的な電話、チャット、メール、テキストで就職志望者とコミュニケーションをとることが通例です。 しかし、面接担当者が採用プロセス内で対面やビデオを介した面接を拒否した場合、それは詐欺を疑うべき警告サインかもしれません。
採用には時間がかかるものです。しかし面接担当者が面接中に採用を通知し、すぐに新規雇用の書類に記入するよう求め、口座振り込みについて準備を進めるようなら、詐欺を疑うべきです。
ある求職者は「私が最初に不信感を抱いたのは、面接後、相手がすぐに新規雇用契約書を送付してきて、身元確認のために個人情報(メールアドレス、政府発行 ID など)を要求してきたときです。 その後、相手は必要になるホームオフィス備品の購入を口実として、私の銀行口座に対し預金小切手の送付を要求してきました」と述べています。
面接担当者が早急に物事を進めるよう圧力をかけてきたら、まず立ち止まり、その状況を見直してみてください。 Zoom では、Zoom Team Chat を介した皆様の銀行口座情報やその他の個人情報(社会保障番号など)の共有を決して行わないよう推奨しています。
詐欺師が、後日返金を前提としたオフィス備品の購入を口実として、送金アプリ(Zelle、PayPal、Venmo など)を使用するよう要求してくるケースもあります。
あるレポートには「私がコミュニケーションをとっていた相手は「備品代と配送料」をしつこく要求してきました」と記載されています。
相手が小切手を送付する場合や、後日返金する旨を伝えてきた場合でも、送金に関する要求は警戒すべきです。 良識ある企業は、仕事の開始や保証のために支払い要求をすることはありません。
新しい仕事が約束されれば(求職期間が長かった場合はなおのこと)、迅速に行動に移したくなるかもしれません。 しかし、一旦冷静になりましょう。少し時間をとってこの就職機会についてよく調べ、合法であることを確認してください。
Indeed や LinkedIn におけるよくある詐欺には、一見本物と見間違うような偽の求人投稿があります。 応募すると、詐欺師は電話や Zoom Team Chat などのプラットフォームを介して偽の面接に誘導してきます。
あいまいな業務説明や条件があまりに良すぎる給与 / 福利厚生が記載され、聞き慣れない企業の求人投稿を見つけた場合、以下の内容を調査してみてください。
Zoom を介して面接担当者とコミュニケーションをとっている場合、Zoom プロフィールにある相手のメールアドレスを調べましょう(プロフィール画像にカーソルを合わせ、[連絡先] タブをクリック)。
Zoom を介した面接詐欺に巻き込まれていると疑った場合、Zoom にご報告いただくことで他のユーザーの詐欺被害を抑止できる可能性があります。 以下に報告手順をいくつかご紹介します。
Zoom ミーティングを安全に維持する方法、および Zoom が皆様を保護する取り組みについて詳しくは「Zoom セーフティ センター」をご覧ください。
求職中にデュー デリジェンスを行うことは手間で不要なものに思えるかもしれませんが、残念ながら今日の状況では必要なことなのです。 安全に求職活動を行い、よい就職先が見つかることを心からお祈りいたします。