本題に入る前に、Zoom Webinars のライセンスの考え方について整理したいと思います。Zoom Webinars のライセンスは直接弊社 Zoom のウェブサイトや、弊社の販売代理店様からご購入いただくことが可能です。いずれの場合も弊社の「Zoom サービス規約」に基づきご利用いただくことになっています。同規約「3.e.使用上の制限」にて「サードパーティに対してお客様が購入したサービスの使用(中略)する権限は、お客様にはありません。」と規定されています。つまり Zoom Webinars のライセンスをご購入いただいた企業様がサードパーティ(=第三者)主催のウェビナーを開催することはできません。
- Zoom サービス規約に抵触する例
- ウェビナー配信事業者(A 社)が Zoom Webinars のライセンスを契約。当該ライセンス(A社契約)を用いて自社の顧客(B 社)が主催するウェビナーを開催する。
※上記に該当するような事例を見つけた場合は、こちらのフォームからご一報いただけるよう、ご協力をお願いいたします。なお、本記事に掲載されている ISV パートナー企業が上記 A 社に該当する場合は別途 ISV 契約いただいているのでサービス規約に抵触しません。
- Zoom サービス規約に抵触しない例
- ウェビナー配信事業者(A 社)の顧客(B社)が Zoom Webinar ライセンスを契約。当該ライセンス(B 社契約)を用いた自社(B社)主催のウェビナーの運営をウェビナー配信事業者(A社)に委託しウェビナーを開催する。
上記の Zoom サービス規約に抵触するようなサードパーティー(第三者)利用には Zoom ISV パートナープログラムを別途ご契約頂く必要があります。ISV パートナープログラムを契約いただきますと、 Zoom Webinars をサードパーティー(=第三者)に使わせたり、その利用料金を徴収して収益を上げたりできるようになります。
※なお、 Zoom Meetings も Zoom Webinars と同じサービス規約なので、サードパーティ(=第三者)利用にはISVパートナープログラムの契約が必要となります。