ルームとワークスペース セキュリティとプライバシー

Zoom Room のセキュリティを守るための推奨事項と禁止事項

最初から安全で生産性の高いミーティング スペースを提供できるよう、Zoom Rooms の適切なセキュリティ機能を導入する方法を紹介します。
4 分で読める

更新日 April 07, 2023

公開日 July 23, 2021

Zoom Rooms のセキュリティ

徐々にハイブリッドな勤務体制が現実に導入されるようになり、感染対策に配慮しながらオフィス勤務を再開する人、リモート勤務を続ける人、あるいはその両方を取り入れる人など、さまざまな働き方が可能になると思われます。 企業は、分散した従業員のつながりを保ち、すべての従業員が同じコラボレーション体験に参加できるな方法を見つける必要があります。 そこで力を発揮するのが、Zoom Rooms のようなカンファレンス ルーム ソリューションです。

Zoom の直感的な操作性をカンファレンス ルームにも導入できるように作られた Zoom Rooms は、参加者がどこにいても、全員が公平な状態でカンファレンス ルームに参加していると感じられるような便利な機能を搭載しています。

しかし、ハイブリッド をワーカーをサポートするため、Zoom Rooms などのソリューションを採用する企業が増えた現在、最初から安全で生産性の高いミーティング スペースを提供できるよう、適切なセキュリティ機能の導入方法を学ぶことが重要です。

Zoom Rooms セキュリティのヒント

セキュリティは、Zoom のすべてのイノベーションの基盤であり、Zoom Rooms も例外ではありません。Zoom ルームからミーティングに参加する場合、簡単に Zoom Meetings と同じセキュリティ機能を利用できます。

Zoom Rooms には、ハードウェア パートナーのセキュリティ評価プロセス、256 ビット AES-GCM 暗号化、強固なセキュリティ機能が搭載されています。こうした Zoom Rooms の機能は、Zoom Meetings と同様、ユーザーやミーティングのプライバシーを保護し、シームレスな Zoom 体験を強化するよう設計されています。

Zoom Rooms のセキュリティ機能をお客様のニーズに合わせてカスタマイズし、カンファレンス ルームのミーティングをロックするには、以下のような推奨事項と禁止事項があります。

推奨事項:

  • セキュリティ アイコンの活用: Zoom Room でミーティングを開始すると、画面の下部や Zoom Rooms Controller にセキュリティ アイコンが表示されるようになります。 このアイコンから、[ミーティングのロック]、[待機室の有効化]、[参加者のアクティビティの一時停止] など、さまざまな安全対策を有効にすることができます。
  • プライベート ミーティングのホストと ID を非表示: この設定は、Zoom Rooms のアカウント設定で管理者が有効にすることができます。この設定では、プライベート ミーティングの際、ミーティングのテーマ、ミーティング ホスト、ミーティング ID を Zoom Rooms で非表示にできます。
  • 内部の連絡先に限ったホワイトボード送信: セキュリティを強化するため、Zoom Rooms タッチ ホワイトボードの共有は、内部ユーザーのみに制限できます。このオプションは、管理者がアカウント全体またはデバイスレベルで有効にすることができます。
  • サードパーティ製エンドポイントでの暗号化の義務化: Zoom には、H323 / SIP サードパーティ製エンドポイントの暗号化を必須にする設定があります。この設定では、ミーティングのホストまたは管理者がすべてのユーザーおよびアカウントに対して有効にできます。この設定が選択されていると、SIP/H.323 を使用したダイヤル発信は、ダイヤル先が Zoom ミーティングである場合、暗号化の適用が必須となります。
  • Zoom Rooms アプリケーションを終了し、設定を変更するためのパスコードを有効化: 管理者は、Zoom Rooms のルーム パスコードを有効にすることができます。パスコードには、1~16 桁の数字のロックコードが必要です。 これにより、ユーザーによる Zoom Room Controller の設定変更やコンピュータの Zoom Room アプリケーション終了を防ぐことができます。 デフォルトのパスコードは必ず変更してください。

禁止事項:

  • パブリック スペースでの共有キーの画面表示: 共有キーは、参加者が Zoom ルームに接続してコンテンツを共有する方法の一つです。部外者にキーを知られると、ミーティングを妨害するコンテンツを共有される恐れもあるため、共有キーをパブリック スペースに表示しないように注意してください。
  • 外部からのカメラ コントロールを自動で許可: 外部からのカメラ コントロールを許可すると、ミーティングが中断される恐れがあるため、カメラ コントロールの要求については慎重に分析する必要があります。
  • スケジュール ミーティングの自動的な開始: 管理者は、アカウント内のすべての Zoom ルームがカレンダーに基づいて自動で開始または停止するように設定することもできます。ほかのユーザーとカンファレンス ルームを共有している場合や、ほかのユーザーがカンファレンス ルームにアクセスできる場合は、この機能を無効にして、通話への不正アクセスを防ぎましょう。
  • インスタント ミーティングを開始する際は、ルーム ミーティング ID を使用: すべての Zoom Rooms には、ルーム ミーティング ID が自動で割り当てられます。 インスタント ミーティング用のルーム ミーティング ID を共有すると、この番号を持つ人なら誰でも、同じ ID を使用するミーティングに参加できる可能性があります。

現代のハイブリッド ワーカーのセキュリティを守る

これらのヒントやコツを活用することで、Zoom Rooms ユーザーは、潜在的な混乱を防ぎ、シームレスで安全なコラボレーションを楽しむことができます。 

セキュリティを最優先してハイブリッド ワーカーを運用することで、組織に合わせて進化する、現実的で拡張性の高いセキュリティのアプローチを構築することができます。 業務の基盤となる安全かつ効率的なコラボレーションにより、企業はリスクを軽減し、柔軟性と拡張性を維持できます。

プライバシーとセキュリティに関する Zoom の取り組みについては、Zoom トラスト センターをご覧ください。また、あらゆる場所を仕事場にするハイブリッドな働き方を実現する方法については、Building Forward ウェブページをチェックしてみてください。

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