
新プロダクトと優れたインサイト: Zoomtopia 2023 の見どころトップ 5
Zoomtopia の歴史に新たな 1 ページが刻まれました! Zoom のカスタマー カンファレンスの注目すべき発表、セッション、インサイトをご確認ください。
更新日 December 15, 2022
公開日 November 09, 2022
Brendan Ittelson は、Zoom のデベロッパー エコシステム チームを率いる最高エコシステム責任者です。2015 年に Zoom に入社し、2020 年に最高技術責任者(CTO)に就任するまで Zoom のグローバル カスタマー サポートを指揮していました。Zoom 入社以前は、連邦政府部門で請負業者および国防総省の一般職員として勤務し、さまざまなグローバル ID 管理システムの作成、実装、サポートを行っていました。国防総省を離れた後、金融業界に移り、FinTech を採用するスタートアップ Dynamics Inc に入社して、特別運営部門の副社長を務めました。こちらの役職では、ビジネスとテクノロジー双方の経験を活かし、決済システムの機能を中断することなく同システムに革命を起こす取り組みなど、特別なプロジェクトに携わりました。オレゴン大学で経営学の学士号、海軍大学院でアイデンティティ管理の資格証明書を取得しています。
今年の Zoomtopia は「新しい次元の探求」がテーマでした。デベロッパーこそ、この取り組みの主役です。新しい次元を構築しているのはデベロッパーであり、Zoom はそのサポートをしたいと考えています。そこで本日は、第 1 回 Developer Summit を開催いたしました。ご参加いただき、ありがとうございます。
20 余りのセッションで、新しい製品と機能のご紹介から、デベロッパーと Zoom パートナーが実際に Zoom API、Zoom SDK を使用して独自のアプリケーションとソリューションを構築している様子まで、あらゆる話題を取り上げました。今回ご紹介したデベロッパーの方々とその成果物がご参考になれば幸いです。
以下は本日の発表の概要です。
Zoom はデベロッパーの皆様がソリューションを作成できるユースケースと業界をどこまでも増やし続けたいと願い、その願いに従って、オープンで柔軟性に富む Zoom デベロッパー向けプラットフォームの構築を大事にしています。 一方でこれらのソリューションを拡張するインフラストラクチャの構築が困難であることも、Zoom は理解していますが、 私たちの新しいコラボレーションと機能が組み合わさることで、皆様がこのような懸念を緩和し、イノベーションを継続していけるようサポートできればと考えています。
独自のソリューションの開発と市場投入をサポートするには、Zoom のデベロッパー向けプラットフォームは、ほかのクラス最高のサービス プロバイダー、テクノロジー ベンダーとシームレスに連携する必要があります。 そのため Zoom は Amazon Web Services(AWS)との連携を拡張しています。
デベロッパーは、下流のライブ オーディオ・ビデオ分析のため、多大な労力を費やして、Zoom Meetings から未加工のオーディオとビデオをキャプチャしています。そこで私たちは、参加者のオーディオとビデオを AWS の人工知能(AI)、機械学習(ML)、分析サービスに最適化して簡素化し、より豊かなミーティング内体験を提供するという機会を見出しました。
Zoom と AWS は、連携して開発の負担を抑え、より多くの機能を提供し、高いコスト効率を実現するアプローチを開発しました。AWS のデータ ストリーミングと AI/ML サービス、コンテナ化された Zoom Meeting SDK を使用すると、エンドツーエンドのソリューションを構築できます。AWS と Zoom が共同開発したベータ版の詳細情報については、こちらのお問い合わせフォームにご入力ください。
リモート コミュニケーションは、新しい常識です。多くの従業員が自宅やハイブリッド環境で Zoom を使用しているため、IT チームは優れたユーザー体験の確保に重点を置いています。実用的なデータを求める多くの IT 管理者、ネットワーク管理者の声に応え、Zoom は最近、クオリティ オブ サービス サブスクリプション(QSS)を発表しました。QSS はすべてのユーザー、ホスト、ミーティング、ウェビナー、電話で、参加者にネットワーク トラフィックの詳細情報をほぼリアルタイムで提供します。
Palo Alto Networks は、QSS をさらに一歩進めて、Zoom QSS データポイントを自社のネットワーク管理製品に統合し、自社のユースケースに適用する手法を考案しました。 Palo Alto Networks の顧客は、Zoom の QSS データを既存のインフラストラクチャに簡単に取り込めるようになり、ワークロードに関するインサイトにアクセスできるようになり、ネットワークの透明性が向上しました。
特に大規模な組織のデベロッパーと IT チームにとって、QSS、Zoom と Palo Alto Networks との統合は画期的です。
Zoom の Video SDK を使用すると、Zoom の低遅延、高品質のビデオを軸にして、強力なソリューションを構築できます。Zoom の未加工 HD ビデオ・オーディオ技術と独自の Zoom 機能にアクセスすることで、ユーザーにとって魅力的でインタラクティブな体験をネイティブで提供できます。今後も Zoom は拡張を続けていきます。
リリースが予定されている Video SDK for Linux を使用すると、最高のオープンソース プラットフォームの 1 つで、既存の Video SDK アプリの機能を拡張できます。 次のユースケース例はほんの一部です。
2023 年第 1 四半期には Zoom の Video SDK for Linux のリリースを予定しており、デベロッパーの皆様にさまざまな形で活用していただけるのを楽しみにしています。
機能強化はこれだけではありません。皆様のご要望に応え、今後も更新を重ねていきます。
こちらから Zoom Events により Developer Summit の基調講演をオンデマンドで視聴すると、デベロッパー向けプラットフォームの最新情報をすべて把握できます。
以上の発表に加え、Developer Summit には Zoom の多くのパートナー企業にもご参加いただけたことを光栄に思います。 多くの Zoom パートナーが、デベロッパー向けプラットフォームを使用して顧客のニーズに対応し続け、Zoom テクノロジーを活用してビジネスを拡大し続けている様子をご披露くださいました。
Tribe Fitness、HackerRank、Home Live の各社は、インタラクティブなバーチャル ワークアウトからリモート主体の面接用ウェブ アプリケーション、不動産のバーチャル内覧ソリューションまで、Zoom Video SDK の個性的なユースケースを共有しました。
Current Health(Zoom ISV パートナー)は、Zoom Meeting SDK を医療機関と患者のスケジュール済み診療予約とアドホック通話の両方に活用している様子を共有しました。
Hermis はコラボレーション モードと外部参加者モードが Zoom 連携アプリの重要な差別化要因となりうる仕組みを大勢の出席者に披露しました。Welo は Zoom Apps for Webinars とブレイクアウト ルームを活用して、イベント実施のあり方を刷新しました。Twine のデベロッパーは、Zoom Apps SDK を使用してブレイクアウト ルームの効果を底上げした方法を共有しました。
Nylas は独自の API プラットフォームを共有しました。同プラットフォームを使用したデベロッパーは、Zoom Meetings と Zoom Webinars の招待リンクを簡単に配布できるのと同様に、Meeting SDK と Video SDK の招待リンクを Nylas Email and Calendar API から出席者に共有できます。
最後になりましたが、重要度では決して劣らない Prezi は、Layers API の機能とベスト プラクティスを深掘りし、ビデオ プレゼンテーションに適したイマーシブなアプリケーションの構築法を共有しました。 Prezi は Layers API を活用して、プレゼンテーションの内容をビデオフィードにして目的のユーザーのすぐ横に配置することで、ほかの通話参加者が、スライドとプレゼンテーション担当者を何度も行き来して確認する手間をなくしました。
Zoom の最新のイノベーションをすべて詳細に把握するには、公開が始まった Developer Summit のオンデマンド レコーディングで、実行可能なセッションを自由にご視聴(/ 再視聴して)ください。
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