ミーティングとチャット Zoom Workplace セキュリティとプライバシー

招かざる客から Zoom Meeting を守るには

ミーティングの荒らしを防ぐ方法を紹介します。
6 分で読める

更新日 October 05, 2022

公開日 July 26, 2021

進入禁止標識

世界中の何百万もの人々が離れた場所からコラボレーションし、つながりを保つうえで Zoom Meetings が役立っている現状は、弊社にとって実に光栄なことです。とはいえ適切な事前対策を欠くと、多くの人が出席できるように設計されているミーティングでは、招待した出席者以外の人まで侵入する可能性があります。

こうした荒らし行為は、ミーティングの情報が外部に公開されたときに起こります。ユーザーの誰かが非公開ミーティングのリンクをソーシャル メディアに投稿する可能性やバーチャル クラスルームの情報などを共有する可能性もあります。ただし、こうした情報がソーシャル メディアや一般向けフォーラムで公開されると、ミーティングが完全に一般の人々に筒抜けとなり、リンクさえあれば誰でも参加できるようになります。

ここで、荒らしを防ぐための簡単な方法を紹介します。

荒らしを防ぐためのヒント

  • ニーズに合わせて最適な Zoom ソリューションを使用する: Zoom を使って、不特定多数のユーザーを対象にしたバーチャル イベントを主催する場合は、Zoom Meetings ではなく、Zoom WebinarsZoom Events(デジタル イベント用に設計された製品)の利用を検討してください。
  • パーソナル ミーティング ID(PMI)の使用を避ける: 基本的に、PMI は継続的に開催するミーティングを想定したものであり、ミーティングが終わった後に個人のバーチャル空間を不愉快な部外者に荒らされるのは避けたいはずです。
  • 画面共有を管理する: 公開セッションに不特定多数の人が乱入して画面を操作したり、不愉快なコンテンツをグループで共有したりすることは避けたいものです。 ミーティング前またはミーティング中にホスト コントロール バーでこれを設定しておけば、ホスト以外、画面共有できなくなります。 画面共有を無効にした場合、ホワイトボードの設定も自動的に無効になります。 

参加者からの画面共有を拒否するには、下部のホスト コントロールの [画面共有] の横にある矢印をクリックし、[高度な共有オプション] を選択します。[共有可能なユーザー] で [ホストのみ] を選択します。

ウィンドウの [セキュリティ] アイコンで共有特権を切り替えるか、Zoom 設定のデフォルトの共有オプションを変更することもできます。

画面共有

 

参加者を管理する

  • サインインしたユーザーのみ参加を許可する: ミーティングに参加しようとした人が招待状のメールで Zoom にサインインしていない場合、「このミーティングは許可されたユーザー以外、参加できません」というメッセージが表示されます。 この機能は、外部参加者リストを管理し、たとえば、学校の他の生徒や同僚など、ミーティングに参加してほしい人だけを招待する場合に便利です。
  • ミーティングをロックする: 自宅にいる時でも、玄関に鍵をかけるのは賢明な行為です。 ミーティングを開始した後、Zoom Meeting をロックすれば、ミーティング ID やパスコードがあっても、新しい参加者は入室できなくなります。 Zoom ウィンドウの下部にあるセキュリティ アイコンをクリックしてください。 ポップアップ ウィンドウの [ミーティングのロック] と書かれたボタンをクリックします。
  • ミーティング パスコードを要求する: ミーティングのスケジュールを設定する際に、ランダムミーティング ID を生成し、参加者にはパスコードを設定します。 これらの情報は、各参加者と非公開で共有できます。
  • 問題のある参加者や迷惑な参加者を排除する: [セキュリティ] アイコンまたは [参加者] メニューで、該当する参加者をミーティングから排除できます。[参加者] メニューで、参加者の名前にマウスカーソルを合わせると、[削除] などのオプションが表示されます。[削除] をクリックすると、目的の人物をミーティングから排除できます。一度削除された参加者が、ミーティングに参加し直すことはできません。ただし誰かを誤って削除してしまった場合は、設定を切り替えて削除された参加者の再参加を許可することもできます。
  • ビデオを無効にする: ホストは参加者のビデオをオフにすることができます。これにより、ホストは迷惑、集中を乱す、不適切と思われるジェスチャーのビデオ表示をブロックできます。
  • 参加者をミュートする: ホストは各参加者を個別に、または参加者全員を一括でミュートまたはミュート解除できます。ホストはほかの参加者からの迷惑、集中を乱す、不適切と思われるノイズをブロックできます。設定で [参加時にミュートする] を有効にしておけば、大規模ミーティングで全員が入ってくるときの騒がしさを抑えることができます。
  • 参加者アクティビティを一時停止: ホストや共同ホストはミーティングを一時停止して、違反者を排除して、通報することができます。 セキュリティ アイコンをクリックし、[参加者アクティビティを一時停止] を選択すると、すべてのビデオ、オーディオ、ミーティング内チャット、注釈、画面共有、レコーディング、ブレイクアウト ルームが一時的に停止します。 個々の機能を有効にすることで、ミーティングを再開できます。
  • ファイル転送をオフ: ミーティング中のファイル転送機能は、ミーティング内チャットでファイルを共有できる機能です。チャットが不要な写真、GIF、ミームなどのコンテンツであふれないようにするには、このオプションをオフに切り替えます。
  • 注釈をオフにする: ホストと出席者は共有画面で注釈機能を使用し、コンテンツにメモを書き込んだりマークアップしたりすることができます。Zoom のユーザー設定で注釈機能を無効にして、画面全体で書き込みを拒否するように設定することもできます。
  • 非公開チャットを無効にする: Zoom にはミーティング内チャット機能があり、参加者はグループ全体や相互に非公開メッセージを送ることができます。 ミーティングの開催中は、気が散らないように、参加者のチャット機能を制限することもできます。 ミーティング コントロールで [チャット] をクリックし、ミーティング内 Zoom グループ チャット ウィンドウの下部にある 3 点リーダー(…)をクリックします。 ここで、ミーティング中に誰と誰がチャットできるか、オプションを切り替えることができます。 
  • ユーザーを通報する: ホストは、Zoom のトラスト&セーフティ チームにユーザーを通報できます。このチームは、プラットフォームの潜在的な悪用をレビューし、適切な対策を取ります。 このオプションは、セキュリティ アイコン、またはミーティングの左上にあるグリーンの盾のアイコンの下にあり、必要に応じて、スクリーン ショットなどの文書を添付することができます。

待機室を有効化

待機室は Zoom ミーティングのセキュリティ保護で重要な機能です。その名前のとおり、待機室はホストの準備ができるまで外部参加者を参加させず、待たせておくバーチャル エリアです。ちょうどナイトクラブの外にあるベルベットのロープのようなもので、ホストは用心棒役となり、誰を中に入れるかを注意深く監視できます。

ミーティング ホストは、コントロールを追加して、待機室設定をカスタマイズすることもできます。また参加者にアクセス先が正しいことを伝えるため、待機室に入ったときに表示されるメッセージをパーソナライズすることもできます。このメッセージはルールやガイドライン(イベントの対象者など)の通知に最適です。

更新された待機室のカスタマイズ メッセージ

待機室は、Zoom セッションに参加しようとしている人を選別し、招かれざる外部参加者(荒らし)を効率的に排除できる機能です。ホストの設定で [ホストの前に参加] を無効にすると、ミーティングが始まるまで外部参加者は自動的に待機室に送り込まれます。

責任を持って Zoom を活用

今後も、これらのセキュリティ機能が安全で円滑な Zoom Meetings の開催に役立つことを願っています。 セキュリティは Zoom にとって最も重要な価値であり、今後も新製品のアップデートの指針となるでしょう。 Zoom は、オンラインでのやり取り、情報、ビジネスにおいて、ユーザーが信頼できるプラットフォームでありたいと考えています。

Zoom のプライバシーとセキュリティについては、Zoom トラスト センターにお問い合わせください。

編集部注: この記事は、2020 年 3 月 20 日に掲載した内容を更新したもので、ミーティングへの荒らしの参加を防ぐための最新情報を掲載しています。

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