プロダクト Zoom Workplace

Zoom Node を利用したハイブリッド クラウドの導入: オンプレミスとクラウド ソリューションのバランスを見極める

Zoom Node といったハイブリッド クラウド ソリューションは、セキュリティ、帯域幅、コンプライアンスなどの分野で、オンプレミスのソリューションを必要としながらもクラウドの柔軟性を必要とする企業独自のビジネスニーズを満たすのに役立ちます。

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更新日 February 28, 2024

公開日 February 28, 2024

Zoom Node ブログの画像

ハイブリッド ワークは、インターネット接続と帯域幅の最適化に関して、今までとは異なる課題をもたらす可能性があります。私たちの働き方が進化するにつれて、従業員の規模に対応するためにインフラストラクチャ内にハイブリッド ネットワークを導入する必要が出てくるかもしれません。停電や脅威が組織に影響を及ぼした場合にネットワークの回復力を優先させる必要があると、課題はさらに深刻となります。

もしくは、クラウドへの移行を段階的に進めているかもしれません。ハイブリッド クラウド ソリューションを活用することで、クラウドベースの管理の利点を享受しつつ、特定のサービスをオンプレミスで運用する柔軟性を確保することができます。

Zoom Node は、インターネット接続障害への対応、国内規制のコンプライアンス、帯域幅の最適化など、お客様独自の導入要件を満たすのに役立ちます。このブログでは、ハイブリッド クラウド アプローチが、Zoom ソリューションの柔軟性とセキュリティをさらに強化する方法をご紹介します。また、ミーティングの録画やチャットをローカルに保存するために追加された最新の機能もご案内します。

Zoom Node とは?

Zoom Meetings、Zoom Phone、Zoom Team Chat を使用しつつも、データをオンプレミスに保存するか、ネットワーク内に保持する必要がある場合、Zoom Node は、Zoom クラウドとお客様のデータセンターにバーチャルで接続するように設計されています。Zoom Node は、ミーティング、通話などの機能を提供する Zoom ワークロード(モジュール)をホストする中央ハブです。 

ハイブリッド クラウド アーキテクチャがもたらす柔軟性と信頼性

Zoom Node は、従来のオンプレミス ソリューションとは異なり、クラウド ウェブベースのシンプルな管理と、クラウドとオンプレミスの両方にまたがるテクノロジーの信頼性とスケールを組み合わせています。これにより、お客様は自分のペースで柔軟にサービスの導入と移行ができます。お客様の既存のネットワーク、サーバー、ストレージへの投資、さらにはセキュリティおよびコンプライアンス テクノロジーと統合できるように設計されています。 

Zoom Node を使用すると、リアルタイムの音声とビデオをエンドユーザーに近いオンプレミスに保持できます。また、ネットワーク障害時のクラウド電話のサバイバビリティなどの機能も利用できます。クラウドのスケーラビリティと優れた費用対効果を実現しながら、ローカル ネットワークのパフォーマンスを強化し、組織の重要な通信を保護します。

Zoom Node を使用すると、次のことができるようになります。 

  • リソースの使用量や消費量をきめ細かく管理し、独自のロケーション ポリシーやリソース ポリシーを構築して、特定のサービスをオフィス、地域、または国に割り当てることができます。  
  • Zoom Node 上にあるオペレーティング システムとアプリケーションの自動更新を実施します。  
  • 最新の Zoom Node ソフトウェアを、ユーザーにほとんどダウンタイムを与えることなく導入し、俊敏性とセキュリティを同時に優先することができます。 
  • 各 Zoom Node サービスにおいて、証明書の登録や更新、DNS レコードの管理など、一般的なタスクを自動化することができます。
  • サーバーを診断し、トラブルシューティングを行います。
  • 組織のパフォーマンス指標を一目で確認し、簡単に把握できます。

ミーティング、チャット、電話、レコーディング用のハイブリッド クラウド モジュール

モジュールは、Zoom Node 上で実行されるサービス固有のソフトウェアで、ハイブリッド サービスを提供します。各 Zoom Node は、最大 4 つのサービス モジュールをサポートできます。 

Zoom Meetings ハイブリッドでは、ミーティング メディアをネットワーク内に保持できるため、インターネットや WAN の帯域幅が向上し、ミーティング、ウェビナー、イベントの待ち時間が短縮されます。また、ネットワーク エッジをトラバースするメディアを統合することで、ネットワーク セキュリティの強化にも役立ちます。

Zoom レコーディング ハイブリッドは、Zoom Meetings ハイブリッド モジュールの拡張機能で、Zoom Meetings と Zoom Webinars の録画をローカルに保存できます。これは、セキュリティ、コンプライアンス、サバイバビリティのニーズに対応するための追加ツールです。

Zoom Phone ローカル サバイバビリティ(ZPLS)は、クラウドへの IP 接続が切断された場合でも、一定レベルのテレフォニー サービスとビジネスの継続性を維持する必要がある企業向けに設計されています。クラウドベースのサービスである Zoom Phone は、通常、Zoom データセンターに対して信頼性の高い IP 接続を利用していますが、ZPLS は、予期せぬ接続喪失が発生した場合、追加の保護レイヤーとして、基本的なテレフォニー サービスのサバイバビリティ ソリューションを提供します。 

Zoom Team Chat ハイブリッドは、チャット メッセージとデータのオンプレミス ストレージにより、コンプライアンスとセキュリティをサポートします。保持期間をカスタマイズすることで、チャットデータをどのくらい保存するかを自由に決めることができます。

ハイブリッド クラウド ソリューションで柔軟な働き方をサポート

Zoom Node を通じて Zoom クラウド ワークロードをエンタープライズ インフラストラクチャに拡張することで、導入を標準化し、中断のないコラボレーションをサポートする回復力のあるインフラストラクチャを構築することができます。従業員はどこからでも最高の仕事ができ、ビジネスは制約を受けることなく拡大し、進化していきます。 

Zoom Node の詳細情報については、こちらのウェブページをご覧ください

 

編集部注: このブログは 2022 年 9 月に公開済みですが、最新の Zoom Node 機能についての情報を反映させるため、2024 年 2 月に更新されました。

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