金融、行政、医療など、規制の厳しい業界では、ビジネス コミュニケーションのキャプチャ、アーカイブ、監視を統制する規制が長年にわたって存在してきました。
規制産業の企業が直面する課題の一つは、証券取引委員会(SEC)、金融取引業規制機構(FINRA)、金融行動監視機構(FCA)、情報自由法(FOIA)などの規制要件を満たすために、共有画面、ミーティング内チャット、SMS など、豊富な機能を利用したコミュニケーションのあらゆる要素をキャプチャ、アーカイブ、監視できるようにすることです。
これらの規制は長年にわたり内容はそれほど変わっていませんが、コミュニケーションの経路とテクノロジーの劇的な進化に伴い、適用範囲は変化しています。
Theta Lake で財務 / 事業開発 / オペレーション担当上級副社長を務める Anthony Cresci 氏は次のように説明しています。「テキストベースのコミュニケーション用に構築された従来のコンプライアンスおよびセキュリティ テクノロジーの多くは、ユニファイド コミュニケーション業界のイノベーションの速度に進化が追い付いていません。そのため、ユニファイド コミュニケーションの導入が進むにつれ、UC、IT、コンプライアンスの各チームで大きなギャップと課題が生じています。」
これらの課題に対処するため、Theta Lake は音声、常設チャット、SMS、ビデオなどを含む分散型コミュニケーションの複雑な課題を抱える現代の職場向けに専用設計されたプラットフォームを開発しました。Theta Lake の市場リーダーシップは、UC Today の Best Compliance Product と Best Security Product を複数年にわたって受賞し、Gartner Peer Insights で 100% の「推奨度」を獲得したことであらためて実証されています。
「分散型ワークへの移行が、他の従来型ソリューションとは異なるアプローチを取り、現代のコミュニケーションに適したコンプライアンスおよびセキュリティ スイートを構築するきっかけになりました。Theta Lake は、コミュニケーションをネイティブ形式でキャプチャして保持することができ、発言、提示、共有、文書化された内容全体のリスクを検出する機能を用いた高度な e ディスカバリーを実現します」と Cresci 氏は述べています。
Theta Lake は、Zoom を含む世界有数のユニファイド コミュニケーションおよびオンライン ミーティング プロバイダー約 100 社と、認定連携パートナーシップを締結しています。
「Zoom とのパートナーシップと、Zoom による最近の Theta Lake への投資には、大きな期待を寄せています。Zoom Meetings、Zoom Phone、SMS、Zoom Team Chat、ミーティング内チャット、投票、Q&A などにわたる広範な連携により、企業は Zoom 上でのコミュニケーションをコンプライアンスに準拠して選択的にキャプチャでき、現代の職場チームは Zoom スイート全体で提供される豊富な機能と多様な種類のコンテンツをすべて展開できます」と Cresci 氏は説明しています。
強力なパートナーシップでお客様のニーズに対応する
コミュニケーションにビデオを使用する企業の増加に伴い、Theta Lake はビデオに関するコンプライアンスのサポートに注力しました。そこで、ISV パートナー プログラムに参加し、Zoom とのコラボレーションの機会を模索したのです。
「私たちは、最初はビデオ、最終的にはすべてのタイプのユニファイド コミュニケーションをサポートするというビジョンを持って Theta Lake を立ち上げました。ビデオから始めたのは、それが音声、チャット、画面共有、ウェブカメラ、ホワイトボードなどを含むもっとも高度で、複雑なコミュニケーション形態だからです」と Cresci 氏は説明しています。
「ビデオに関して最初に連携した企業の一つが Zoom でした。Zoom は、必要な API を提供し、初期の段階からユニファイド コミュニケーション スタック全体をサポートしていたからです。お客様のニーズが大きいため、現在も Zoom との連携を重視しています。Zoom は、クラウドネイティブ プラットフォームのイノベーションと開発を急速に進めており、お客様は Zoom が提供するすべての機能を活用することを望んでいます」と Cresci 氏は述べています。
Zoom は新しいプロダクトや機能とともに API を提供しており、Theta Lake は規制産業の企業の規制要件を満たすため、これらの API を利用して業務上のコミュニケーションの保存と監視をサポートしています。
「たとえば、Zoom Phone の SMS を使用するため、コンプライアンス上の理由によりそれらのメッセージをキャプチャする必要があるお客様がいるとします。Zoom の API を使用することで、あらゆるコミュニケーション媒体を接続できます」と Cresci 氏は述べています。
「Theta Lake は、Zoom を利用する規制産業のお客様向けに、クラス最高のコンプライアンスおよびセキュリティ ソリューションを提供しており、顧客基盤が急速に拡大する中でユーザー エクスペリエンスを向上させています。実際に、過去 18 か月でお客様の数が 250% 増加しました」と Cresci 氏は続けています。
お客様にとっての価値を高める
「ハイブリッド ワークによって、企業はコンプライアンスの監視と管理のメカニズムをどのように構築するかという課題に直面しており、これにはあらゆる場所で発生するビジネス コミュニケーションのキャプチャも含まれます。Zoom の API を活用することで、お客様が必要な規制を遵守しながら、Zoom が提供するすべての主要な生産性向上機能を利用できるようサポートするために必要な連携を実現できます」と Cresci 氏は説明しています。
Theta Lake は現在、Zoom App Marketplace で 5 つのアプリケーションを提供しています。顧客はこれらを利用して、Zoom Meetings、ミーティング内チャット、投票、Q&A、SMS、Zoom Phone を含むコンプライアンスおよびセキュリティ面での連携を選択的に活用できます。
「弊社は 2018 年から Zoom と強力なパートナーシップを結んでいます。このパートナーシップが始まって以来、週次ミーティングを含む Zoom のプロダクト チームとの戦略的な連携と、Zoom の広範な API により、革新的で差別化され、一部は業界初となる、分散型の勤務環境向けの高度なコンプライアンスおよびセキュリティ機能を提供することができています」と Cresci 氏は述べています。