Convera が Zoom の AI 搭載型プラットフォームにより、従業員エンゲージメントの倍増と生産性の向上を達成

Convera は、従業員エンゲージメントとコラボレーションを強化するために、シームレスな単一プラットフォームのコミュニケーション体験を生み出しました。

Convera
Convera のロゴ
業界:

金融機関

企業規模:

従業員 2,000 名

課題:

グローバルに従業員を展開することで、フィンテック サービス向けの安全なソリューションを提供

メリット:

シームレスな単一プラットフォーム体験。Convera の従業員エンゲージメント ソリューション、Workvivo との緊密な連携により、従業員エンゲージメントが 2 倍に向上。AI Companion と Team Chat による、より効果的なコラボレーション。

Convera は、スモール ビジネスから教育機関、大企業に至るまで、あらゆる規模の組織が世界中で資金を移動できるよう支援しています。2,000 名以上の従業員がグローバル規模で 30,000 件以上の顧客にサービスを提供している Convera には、信頼性が高く、安全かつシンプルなコミュニケーションが欠かせません。2022 年、デジタル ワークプレイス担当ディレクターの Chris Blackstone 氏と同氏のチームにユニークなグリーンフィールドの機会が巡ってきたとき、Zoom を選んだ理由のひとつがそのシンプルさでした。

 

「職場のテクノロジーというと、従業員が使いこなすには複雑で迷路のようなソリューションになりがちです」と同氏は述べます。「私たちは、従業員が電話、ミーティング、デジタル コラボレーションに使用できる単一のアプリケーション、単一のプラットフォームを提供することにしました。」

電話からプラットフォーム全体の採用へ

何かをゼロから始める機会はそこまで多くありませんが、Blackstone 氏と同氏のチームが直面したのは、まさにそのゼロからのスタートでした。「私たちは、ほぼ何もない状態からうまく Zoom を導入することができました」と同氏は述べています。

 

この決断の決め手となった主な要素は、Zoom Phone でした。「私たちは Zoom を Convera に組み込むとどのように運用できるかを判断する基盤として、最初に Zoom Phone を選択できました。そこから、Zoom が提供するすべての新機能を拡張し、そのメリットを活用することができました」と同氏は述べています。「私たちは最初から正しい決断を下すことができたのです。」

 

Convera は Zoom Phone と Meetings の導入から 2 年未満で Zoom プラットフォームの利用を拡大し、今では Team Chat、Webinars、Events、Contact Center も活用しています。Zoom Workplace ライセンスへの移行により、Zoom の中核となる機能(AI Companion など)も数多く利用できるようになり、Blackstone 氏はこのことを熱烈に歓迎していました。

同氏は、AI Companion などのソリューションを迅速に展開できた要因として、Convera のセキュリティ チームとの緊密なパートナーシップを評価しています。

 

「私たちは弊社の使用しているコラボレーション ソリューションが、弊社のセキュリティ グループによって設定されている基準値や期待値を完全に達成できるようにしたいと考えています」と同氏は述べています。「私たちは話し合いを重ね、Zoom リソースや Zoom 従業員を同グループに紹介することで、質問に回答できるよう徹底しました。AI モデルのトレーニングに顧客データを使用しないという Zoom の明確なリーダーシップは、そのプロセスで本当に役立ちました。」

 

セキュリティとコンプライアンスは、フィンテック分野の企業である Convera の業務にとって、きわめて重要です。Convera チームは、Zoom プラットフォーム内にある Convera の全コンテンツの暗号鍵を管理するために、Zoom カスタマー マネージド キーを導入しました。「これは私たちにとって非常に大きな決断で、弊社がいかにセキュリティを重視しているかを示すきわめて重要なステップでした」と Blackstone 氏は述べています。

より良いミーティングを実現

Blackstone 氏は、日々の業務でいかに Zoom が Convera 従業員の連携をサポートするか、肌で感じてきました。「私たちは Zoom からも、コラボレーションの壁を取り払う Zoom 機能からも、多大なる恩恵を受けました」と同氏は述べています。

 

その一例として、ミーティング前、ミーティング中、ミーティング後の体験改善が挙げられます。「多くの人々が、ミーティングを中心にして毎日を過ごしています」と同氏は述べます。「継続的なミーティング チャットを使用することで、ミーティングの前準備としてメンバー間で質問を行い、ミーティング中は前準備で使用したチャットを継続して活用し、ミーティング後にそのチャットをフォローアップして議論を継続できるというアプローチのおかげで、私たちはメールでミーティングの招待を受け、チャットで会話し、ワード ドキュメントで議題を取得し、別のプログラムでメモを取るという冗長な作業から解放されます。」

 

従業員は、ミーティングで AI Companion を使用すると、メモの作成を自動化したり、アクション項目を特定したり、ミーティングのレコーディングで重要なトピックをハイライトしたりなど、さらなるサポートを得ることができます。「AI Companion のミーティング要約は、私たちにとって実に画期的な機能です」と Blackstone 氏は述べています。「AI Companion は、従業員が効果的にミーティングに取り組めるよう支援します。メモを取る手間が省けるので、誰もがよりミーティングに意識を集中しやすくなります。そして、ミーティング参加者の感情的なエンゲージメントや包括性を高めることができます。」

 

Blackstone 氏と同氏のチームは、Zoom Rooms のテクノロジーを使用してカンファレンス ルームをビデオにも対応できるようにし、Neat デバイスを導入することで、ハードウェアとソフトウェアを融合させると物理的なミーティング体験をどのように改善できるのかも検討しました。インテリジェント ディレクターのような機能があれば、カメラがルーム内にいる人々を強調することで、エンゲージメントとインクルージョンを高めることができます。

 

「Neat Boards と Neat Bar は従業員が驚嘆するテクノロジーであり、ミーティング体験を有意義なものにしてくれます。カンファレンス ルームにいてもリモートで参加していても、平等に同じ体験ができるようになります」と同氏は述べています。「特に、弊社におけるオフィス内でのコラボレーション体験の様子や、弊社がオフィス内で発生する特定タイプのコラボレーションを最大限活用する方法を分析していくと、今後数年のうちに大きなメリットがもたらされると私たちは考えています。」

緊密に統合された従業員体験

Convera でデジタル ワークプレイス グループの責任者を務める Chris 氏は、特に同僚が物理的に同じ場所にいない場合、従業員体験およびエンゲージメントの構築方法に気を配っています。Convera の場合、これらは Workvivo から始まります。

 

Workvivo は、Convera の従業員がさまざまな事柄についてお互いにコミュニケーションする場所です。Blackstone 氏によると、Convera では組織のお知らせを投稿したり、素晴らしい成果を上げた従業員を表彰したり、仕事上の記念日や従業員の誕生日を紹介したりしているそうです。

 

Convera は 2022 年に従業員エンゲージメント プラットフォームとして Workvivo を使い始めたので、2023 年に Workvivo が Zoom 傘下に加わってすべてがひとつ屋根の下にまとまったことは、幸運な偶然でした。

 

「この偶然が運んでくれた恩恵には大喜びしましたよ」と同氏は述べています。

 

Convera は、Zoom デスクトップ クライアント内での Workvivo の使用をいち早く採用していたため、同氏はこのプラットフォームによってエンゲージメントが著しく高まったと述べています。

Workvivo はチームや部署全体のコミュニケーションもサポートします。「私たちは、特定チームのリーダーによって指定されたチーム内の全従業員とコミュニケーションをとることができます。他のソリューションでは難しいことですが、Workvivo なら簡単です」と Blackstone 氏は述べています。

 

同氏は、従業員が Workvivo 上でつながり、キャリアアップする方法が増える可能性に期待を寄せています。そして「私たちは従業員を惹きつけ、シャウトアウトや称賛を超えた機能を提供するソリューションの設計について Zoom および Workvivo と提携することで、よりエンゲージメントを向上させ、同僚との絆を深め、組織内で成長できる機会として捉えるよう従業員に呼び掛けています」と述べています。

デジタル ワークプレイスの再定義

Blackstone 氏とそのチームは、Workvivo を使用した計画立案に加えて、より簡単なスケジュール作成プロセスを Zoom 体験に統合するために、少人数の従業員グループで Zoom Scheduler をテストしてきました。その結果、同氏は複数社のソリューションを組み合わせようとするよりも、Zoom のツールを併用する方が効率的だと考えています。

 

「個人的に、デジタル ワークプレイスやデジタル コラボレーション グループは、組織内のちょっとしたコンサルタントのようなものだと思っています」と同氏は述べています。「従業員にとっては解決が難しい問題を持ち込める場所であり、私たちはその解決策を編み出す支援をします。そして Zoom はそのような問題を解決し、従業員のニーズを満たすという点において、大いに役立ってきました。」

 

Blackstone 氏からほかのデジタル ワークプレイスのリーダーへのアドバイスをご紹介します。「Zoom は単なるミーティング プラットフォームではありません。Zoom はミーティング以外にも、ユーザーにとって他のソリューションより使いやすい数多くの機能を提供しています。」

 

「理想の未来像を思い描いてください。同じ組織にいる他の従業員と、どのように連携していきたいと思いますか?そして、検討中のソリューション(Zoom など)が、その理想の未来を実現するために本当に役立つかどうかを、いかにうまく連携するのかという点から見てみましょう。」

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