セーブ・ザ・チルドレンがZoomを利用してカンファレンス ルーム体験を変革した方法

非営利組織であるセーブ・ザ・チルドレンは、Zoomを活用してコミュニケーションを合理化しながら、シームレスなユーザー体験を実現しました。

セーブ・ザ・チルドレン
セーブ・ザ・チルドレンのロゴ
企業規模:

従業員数1~49名

設立:

1919年

本社:

英国、ロンドン

業界:

非営利組織

課題:

カンファレンス ルームの効果的な活用とリモート ワーカーへの社内メッセージの配信

メリット:

統合されたテクノロジー スタック、ITチームの負担軽減、リモート ワーカーの連携の強化、ROIの向上

利用しているプロダクト

子どもたちは社会の中でもっとも保護が必要とされるメンバーであり、セーブ・ザ・チルドレンは世界中のコミュニティにいる子どもたちの健康、安全、教育を保証することに専念しています。子どもたちに必要なものを提供し、子どもたちの権利の保護に専念する初の組織として1919年に設立されたセーブ・ザ・チルドレンは、100年間の活動の中で、120か国で10億人を超える子どもたちの生活に変化をもたらしてきました。

 

セーブ・ザ・チルドレンは、子どもたちに安全、保護、医療、食べ物、その他の教育機会を提供することに専念する初の取り組みであり、このプログラムの対象となる子どもたちの明るい未来を作り出す上で重要な役割を果たしてきました。セーブ・ザ・チルドレンは米国に3つの本部を持ち、コネチカット州フェアフィールド、ワシントンD.C.、ケンタッキー州レキシントンにオフィスを構えていますが、米国やその他の国に分散している優秀なリモート ワーカーもサポートしています。

グローバルに分散した従業員の調整

世界各地に分散する従業員と、多岐にわたる重要なプログラムを抱えるセーブ・ザ・チルドレンのチームにとって不可欠なのは、常に密なコミュニケーションを取り続けることです。しかし、従来のビデオ通信システムは、良好なユーザー体験を提供できず、貴重な時間を浪費する原因ともなっていました。

 

セーブ・ザ・チルドレンのITセキュリティ オペレーション担当シニア・ディレクターのCharlie Germano氏は次のように語っています。「3つの本部に約70ものカンファレンス ルームがあるのですが、どのミーティングでも決まって最初の10分間は、ソリューションの設定作業に時間を取られてしまっていました。私のチームが担当するヘルプデスクには、1時間おきと言っていいくらい、誰かしらが『ツールの使い方がわからず、ミーティング始められません』とパニック状態で私たちにサポートを求めてくるのです。はっきり言って、もう限界でした」

 

セーブ・ザ・チルドレンが従来使用していたビデオ会議ソリューションでは、リモート ワーカーに組織内の重要な最新の変更点を共有することも困難でした。この非営利組織では毎月、CEOや経営幹部が戦略目標や組織の現状といった重要事項を話し合う全スタッフ ミーティングを、ビデオ カンファレンスで開催しています。しかし、セーブ・ザ・チルドレンでは、こうしたミーティング中に、システムの安定性や接続性に関する問題が発生していました。

 

「このような全スタッフ ミーティングでは、新入社員を紹介し、戦略と新しいプログラムについて話し合い、いくつかの非常に重要な情報を取り扱います」とGermano氏は述べています。「従業員の半数は本部ビルでの勤務ではありません。私たちには、リモートで大規模にビデオを配信する優れた方法がなかったため、従業員の半数が受け取るべきメッセージを理解していなかったと考えています」

Zoomを選ぶ従業員

セーブ・ザ・チルドレンのITチームは、さまざまなビデオ カンファレンス オプションを模索しているときに、従業員の一部がZoomを利用していることに気付きました。Germano氏とそのチームはZoomソリューションを評価してみようと判断し、製品のデモを実施し、その後メンバーは組織全体でのZoomの導入を決定しました。セーブ・ザ・チルドレンの従業員はZoomをとても気に入り、すぐに使用を開始して、業務効率を格段に向上させることができました。

 

Germano氏は振り返り、次のように語ります。「新しいツールの導入時というのはたいてい、嫌がる仲間を無理やり引っ張っていくような感じになります。ところが今回は、従業員のほうが率先して新しいツールの導入を進めてくれるという、ITリーダーにとっては夢のような展開となりました。使い始めたその日から、私たちは夢中になりました」

 

Germano氏が真っ先に気づいたのは、カンファレンス ルームに関連してITチームに寄せられるサポート チケットが明らかに少なくなったことです。Germano氏はこの効果を、Zoom Roomsのシンプルさによるものだと考えています。

 

「カンファレンス ルームの使い心地がどれほど向上したかは、言葉では言い表せないほどです。」とGermano氏は述べています。「部屋に入ってiPadを1回タップするだけでミーティングを始めることができるなんて、本当に驚きです。現在、私のITチームの業務ははるかに楽になりました。

 

さらに、セーブ・ザ・チルドレンは、Zoomを活用することで組織全体のコミュニケーションも改善できることに気づきました。Zoom Webinarsを活用することで、セーブ・ザ・チルドレンはリモート ワーカーも確実に出席できる全スタッフ ミーティングを開催できるようになり、組織内のメッセージ配信能力を向上させることができました。

また、Zoomのビデオ ソリューションの柔軟性により、導入プロセスはスムーズに進み、セーブ・ザ・チルドレンのカンファレンス ルーム関連の支出を削減することができました。Germano氏はこう述べています。「私は特定のハードウェア プロバイダーにこだわりはないので、Zoomが特定のハードウェアに依存しない点も気に入っています。より低価格な機器を利用することもでき、その機器が気に入らないということになれば、交換もできます」

手頃な価格で信頼性の高いビデオ コミュニケーション

Zoomを導入することで、セーブ・ザ・チルドレンは連携を強化でき、さらなる従業員の一体感が生み出されました。

 

Zoomによってセーブ・ザ・チルドレンは手頃なコストでカンファレンス ルームを利用できるようになり、同時に上質なユーザー体験も実現しました。さらにGermano氏は、Zoomダッシュボードを使用して、Zoomのパフォーマンスをモニタリングし、このプラットフォームの価値を上級管理職に示すこともできました。

 

「私たちがZoomをどのように使用し、望ましいあらゆる操作をZoomでどのように実現できるかを上級管理職に説明できるという事実が、信頼できるプラットフォームであることの証しです」とGermano氏は述べています。「極論すれば、投資収益率を達成できるかどうかがポイントになるので、製品の価値を示すことができるなら気持ちが本当に楽になります。今はZoomでそれが実現していると思います」

今すぐ始める