新型コロナウイルス禍、不動産はどう販売する? シンガポールに本拠を置くPropNexはZoomを使用しています

PropNexは、新型コロナウイルスのパンデミック中にZoomを使用して、従業員にトレーニングを提供し、価値の高い不動産を販売し、クライアントに接触を図りました。

PropNex
PropNexのロゴ
企業規模:

従業員数: 1,000~9,999人

本社:

シンガポール

業界:

不動産

課題:

新型コロナウイルス蔓延中のビジネス継続性(従業員トレーニング、バーチャル物件ツアー、顧客へのアウトリーチなど)

メリット:

ビジネスをバーチャルに移行し、シームレスかつ安全な従業員トレーニングの提供や、顧客へのアウトリーチの改善を実現

利用しているプロダクト

PropNexは、シンガポール最大の上場不動産会社として、不動産管理、不動産コンサルティング、スタッフへの営業トレーニング、不動産仲介など、あらゆる不動産サービスを提供しています。PropNexは、シンガポールの不動産市場で8,600人以上の営業担当者をサポートしており、マレーシア、インドネシア、ベトナムでも存在感を高めると同時に、東南アジアで最大の不動産会社の一つとなっています。 

 

2000年の創業以来、PropNexはその定評のある不動産代理店としての専門的サービスで複数の賞と称賛を受けており、シンガポールと東南アジア全域で信頼の置けるブランドとして急成長しました。 

対面ツアーの代替手段

不動産会社であるPropNexは、物件の契約をまとめるためにクライアントと不動産物件ツアーを実施する営業担当者に大きく依存しています。しかし、新型コロナウイルスが世界中で蔓延すると、ソーシャルディスタンスを確保する必要が生じたため、PropNexでは対面式の物件ツアーを提供できなくなるなど、不動産業界固有の課題に直面しました。 

 

「新型コロナウイルスが世界的なパンデミックになったとき、私たちは大きな問題に直面していることに気付きました」とPropNexのCEO兼創設者であるIsmail Gafoor氏は述べています。「私は『どうやってビジネスを続けていくのか?』と自問自答しました。シンガポールでは、ローエンドの物件でさえ100万ドルを大きく超える可能性があり、クライアントが対面でのツアーができない状況で、物件に署名してもらうことは大きな課題でした。 

 

Gafoor氏と彼のチームは、不動産の販売を継続し、新しいクライアントを開拓することを可能にするソリューションを必要としていました。PropNexはまた、パンデミック期間中、約10,000人の営業担当者を含む東南アジア全域の地域スタッフとコミュニケーションを取る手段や、ガイダンスやトレーニングを提供する方法を必要としていました。 

ウェビナーの活用でリーチの拡大が可能に

組織を迅速に立ち上げて運営を軌道に乗せるために、PropNexのチームは、効果的なバーチャルツアーを主催し、会社のトレーニング セッションを実施するための使いやすいビデオ会議ソリューションを探していました。Gafoor氏のチームは、世界的な「Zoomブーム」を受け、Zoomを実装することに決めました。 

 

Gafoor氏はこう述べています。「親しい友人から、Zoomについて、そしてアメリカ全土でZoomが成功を収めていることについて教えてくれました。さらに調べてみると、Zoomのユーザー インターフェースやその機能セットのシンプルさは、他の何よりもずっと優れていることが分かりました。」 

 

PropNexではZoom Webinarsも導入しましました。これは、より多くの顧客にリーチしたり、Zoomのビデオ プラットフォームを使用してクライアントに効果的に販売する方法を従業員に訓練したりするためのプラットフォームとして機能します。

PropNex チームにとって最も便利なウェビナー機能は何ですか? 投票機能です。

 

「顧客向けにウェビナーを実施する際には、投票機能を使用して、視聴者がどのように反応し、何を望んでいるかを感じ取ることで、ウェビナーと顧客アウトリーチを本当に最適化することができます」とGafoor氏は付け加えました。 

 

Zoomを使用して、PropNexとその営業チームは、魅力的で有益なバーチャル オープンハウスと物件ツアーを通じて、不動産の販売を継続することができました。 

 

「Zoomを使い始めて以来、モデルルームを訪れたことがない、または実際の物件を見たことがないクライアントと、何百件もの契約を締結しました。このようなクライアントは皆さん、Zoom経由で契約書に署名することを決めています」とGafoor氏は述べています。「このようなバーチャルツアーで、100万ドルから300万ドルの物件の契約を成立させることができました。過去10週間では、シンガポールの新規物件取引の60%以上がZoomで成立しています。」

消費者行動パターンの変化

PropNexは新型コロナウイルスのパンデミック中にZoomを使用して、バーチャルを主とするビジネスプランにすばやく方向転換し、堅牢な従業員トレーニング、より便利な物件ツアー、効果的な顧客アウトリーチを実現しました。Gafoor氏は、今後もビジネスプランにZoomを活用し続けることを確信しています。 

 

Gafoor氏はこう述べています。「このパンデミックによって、消費者の行動パターンは変化しました。このコミュニケーション手段を引き続き使用するのは、クライアントが物理的に物件まで出向いて確認するよりも、バーチャルツアーの方が生産性が大幅に向上することが証明されたためです。将来的には対面ツアーとバーチャルツアーの両方を行う予定ですが、これが私たちの新しいビジネスモデルです。」

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