Zoom Cares

2021 年ソーシャル インパクト レポート

Zoom のソーシャル インパクトに関する取り組みには、Care(思いやり)という Zoom のコアバリューが反映されています。 第 2 回年次ソーシャル インパクト レポートで、Zoom がコミュニティを大事にしている様子についてお読みください。

Zoom Cares ヒーロー

Zoom CEO からのメッセージ

過去数年の出来事により、変革が急務であることに、関心が集まっています。深刻な気候変動による災害、異人種への暴力と不公正、社会不安などは、いずれもグローバルなパンデミックの波及効果で浮き彫りとなり、対処が必要です。

この暗く困難な時代に光を灯している存在が、地域社会のために日々たゆまぬ努力を続けている人々と組織です。 地元で活動する人もいれば、グローバルなネットワークを構築している人もいます。 これらの人々は、必須のサービスを提供し、教育やメンタルヘルス ケアへのアクセスを向上させ、安心できる場所を必要としている人々に、安全な場所を提供しています。

私はアジア系アメリカ移民です。この一年間ずっと、私自身のコミュニティを標的にした攻撃が増えている様子を見てきて、大きな懸念を抱えています。 1 人に向けられた憎しみで、私たち全員が分断されることになります。 私は個人的に、自治体組織や非営利組織のかけがえのない尽力に感謝しています。 これらの組織は、私のコミュニティのようなコミュニティ、世界中の疎外された人々の安全と成功を確保するため、ありえないほど困難な時期にも日々活動を続けていました。

世界規模で社会にインパクトをもたらす Zoom の取り組み、Zoom Cares では、気候変動、メンタルヘルス サポートの欠如、社会的不公平など、今の時代に影を落としている重要課題に、社内の Care(思いやり)というコアバリューを拡張する活動です。 私たちは、より公正・公平で、より思いやりに満ちた未来を築く、これらの組織のサポートを支える機会を捉えています。

Zoom の最新の『ソーシャル インパクト レポート』では、私たちのすばらしいパートナーと助成先、その多大な取り組みを取り上げます。中でも子ども、LGBTQ+ の個人、有色人種コミュニティのサポートは、特に大きく取り上げています。 本レポートでは、Zoom Cares の活動の概要、Zoom 従業員が力を合わせ、みんなの力で変化をもたらしている様子を振り返ります。

これらの組織は、ポジティブでかけがえのない変化を起こすべく、活動しています。 皆様、ありがとうございます。 皆様を Zoom のパートナーと呼べることを心から感謝し、その英雄的努力を後押しする力になっていることを光栄に思います。

Zoom CEO、Eric S. Yuan

数字でみるインパクト

数字で見るインパクト

30,936,552 ドル

を寄付金や製品の現物寄付として Zoom と Zoom 従業員が提供

1,138 万 3,500 ドル

の助成金を Zoom が出資

192 組織(41 か国)をサポート

342 万 9,519 ドル

相当の製品を慈善組織に現物寄付

10 か国で 33 組織をサポート

105 カ国で 25,049の 組織が50% オフの割引を利用しました。

184 万 3,348 ドル

を従業員が寄付(合計額)

94 万 2,077 ドル を従業員が 14 か国で提供

90 万 1,271 ドルのと同額の寄付を Zoom が提供

1,090 組織(25 か国)をサポート

Zoom Cares の概要

Zoom Cares の概要

Zoom の目的

当社ビジネスの強みを活かして公平性の醸成、機会の民主化、制度の公正化の実現に向けて取り組みます。

これは次の 5 つの柱を中心としたソーシャル インパクト戦略に重点的に取り組むことで達成

                                                         

 

                                                         

                                                         

                                                         

                                                         

                                                         

                                                         

 

慈善活動のインパクト

慈善活動のインパクト

2021 年に私たちは、コミュニティを中心に据えた助成金アプローチを軸にして、慈善活動を行っています。それにはコミュニティのステークホルダーにインパクトを及ぼす課題を深く理解しているコミュニティ リーダーたちの話を聞き、直接連携する必要がありました。私たちの目標は、これらのリーダーから求められたやり方で、リソースを分配すること、コミュニティ リーダーとの連携を必ず意思決定プロセスに組み込むことです。

私たちのサービスを受けるコミュニティの代表者が率いるグループに重点を置きつつ、いくつかの組織を推薦してもらっています。 たとえば、黒人、先住民族、低所得者層、移民、有色人種のコミュニティのサポートに注力しています。 私たちは 500 万ドル規模に満たない草の根組織を支援するために社内の助成金制度を活用し、複数年にわたって助成金を支給しています。資金提供は柔軟に行い、申請は必要ありません。また報告義務も限られていります。

総額 1,138 万ドルの資金のうち 665 万ドルを世界中の非営利団体に提供できたのは、助成先の選定に協力してくれた専門家アドバイザーたちのおかげです。このような助成先は、中東の学生にコーディング スキルを教えているRe:Codedから、一日 24 時間年中無休のホットラインでバイリンガルのメンタルヘルス サポートとカウンセリングを提供するTELL Japanまで、多岐にわたります。Zoom の本社がある ベイエリア で違いを生み出そうとしている組織(有色人種の若者の社会性と情動の学習スキル教育に携わる Ever Forward Club など)のサポートも、私たちの願いでした。

度重なる困難にも負けない私たちのパートナー組織の尽力は、地域コミュニティの現場ではっきりとした手応えをもたらし、グローバルな変化の追い風となっています。Zoom はこのようなパートナー組織を支援できることを誇りに思います。

青少年、黒人、先住民族、有色人種(BIPOC)を筆頭に、目下、 メンタルヘルスが脅かされる課題 が山積している状況への対応では、Boris Lawrence Henson Foundation、女優の Taraji P. Henson 氏とパートナーを組んで、 募金活動イベント を実施し、有色人種コミュニティのメンタルヘルス サービスの支援金として 55 万ドルを超える寄付金を集めました。

私たちの慈善活動は、テキサス州やオーストラリアで発生した気候変動による大規模災害から、インドで急増した新型コロナウイルス感染症まで、地域社会を揺るがす重大な局面も対象としています。危機対応助成金では、アジア系アメリカ人と太平洋諸島出身者のコミュニティに対する 暴力・差別行為 の増加に対処するため、The Asian American Foundation に 5 年間で 500 万ドルを提供するなど、今喫緊の問題に取り組む組織を支援しました。

2021年:

Zoomは 192 の組織に 41 カ国で 1,138万3,500ドルの助成金を寄付しました。

パートナーシップ助成金: 15 か国 59 組織に 10,028,500 ドルを助成

危機対応助成金: 5 か国 16 組織に 495,000 ドルを助成

地元コミュニティへの助成金: Zoom 本社のあるベイエリアの 12 組織に 610,000 ドルを助成

顧客助成金: 34 か国 105 組織に 250,000 ドルを助成

インパクトの事例

Kaleidoscope Youth Center

Kaleidoscope Youth Center (KYC)は、オハイオ州で12歳から24歳までのLGBTQIA+の若者を支援することに専念しています。サービスには、センターを拠点としたプログラム、コミュニティ教育とトレーニング、アドボカシーと市民参加、健康とウェルネス、住宅支援が含まれます。

Kaleidoscope Youth Center

KYC のコミュニティ ウェルネス イニシアティブでは、青少年の生活を改善し、健康状態、ウェルネスの障害となる環境要因を特定し、LGBTQIA+ の青少年に関連する健康面の社会的決定要因の改善を支援するべく、コミュニティを基盤とした持続可能なウェルネス プログラムの実施に努めています。

「Zoom のおかげでオハイオ州全体人々、一部では他州の人々とさえつながることができました。 中には、地元に KYC のようなプログラムがない田園地域のコミュニティに住む人々も含まれています」と Erin Upchurch 氏(MSSA、LISW-S、KYC のエグゼクティブ ディレクター)は述べています。

KYC のスタッフが青少年とつながる方法の 1 つが、毎日実施している「チェックイン」です。この活動では、全員が集まり、自分の名前、代名詞、日々の特別な出来事や些末なの出来事を共有します。 この時間は、大人のメンターが若者の成功を祝ったり、辛い時期を過ごしている人に特別なサポートを提供できないかを確認したりする機会にもなっています。

直接、メンタルヘルスに対処しているサービス例には、個別カウンセリング、個別セラピーなど、トラウマや文化に配慮したメンタルヘルスと情動のサポートがあります。ヨガなど、身体から精神に働きかける活動を含む、多様な癒しとウェルネスの機会も提供する潜在的可能性があります。

予約不要で訪問・利用できる KYC の利用者センター(オハイオ州コロンバス)のカレンダーは、アートクラブ、宿題サポート、社会活動などの多様な活動が目白押しです。LGBTQIA+ の青少年が、安全で温かい環境で、同様のアイデンティティや経験を持つ同年代のコミュニティとつながり、利用者間のディスカッション グループに参加したり、リソースやサポートを探したりしています。

ここを利用する若者たちは、個人と集団の解放、人種的正義、肯定され、帰属しているという実感がある世界の実現を望んでいます。 KYC は、自らの交差性に向き合い、リーダーとしての統率力、コミュニティの大切さ、基本的ニーズの充足を目指す若者たちと共に立ち、支援する組織です。

Erin Upchurch
MSSA、LISW-S;エグゼクティブディレクター

Kaleidoscope Youth Center の提供画像。

インパクトの事例

Amigos de Guadalupe Center for Justice & Empowerment

Amigos de Guadalupe Center for Justice and Empowerment は、カリフォルニア州イースト サンノゼのメイフェア コミュニティを中心に、子ども、若者、その家族にサービスを提供する地域密着型機関です。

アミーゴス

Amigos de Guadalupe Center for Justice and Empowerment は、イースト サンノゼにある Our Lady of Guadalupe Parish 教会を母体として生まれ、地元のメイフェア コミュニティにサービスを提供してきました。今年は 10 周年という重要な節目です。Amigos de Guadalupe のプログラムは、住宅、教育、移民法務サービス、メンタルヘルスといった基本的ニーズに対処しつつ、制度変化を支えるコミュニティ力を構築しているところです。 同組織は「ラディカル ホスピタリティ」というコンセプトの下で、サービス対象の子どもと親がそれぞれの夢を実現できるように、じっくりと時間をかけながら、本人たちとの本物の関係性を育てています。

「この 10 年間、私たちは常にこのコミュニティのニーズと夢を活動の真ん中に据え、サービス提供能力を拡大しました」と Maritza Maldonado 氏(エグゼクティブ ディレクター)は述べています。 「今後もイースト サンノゼにサービスを提供し、強力なリーダーを育てるのを楽しみにしています」

Amigos de Guadalupe のおかげで、私は自分の声を見つけました。私たちは、Grupo de Justicia Migratoria を通じて、この移民コミュニティのために戦う力と組織力を築いています。

リンダ S
Amigos de GuadalupeのGrupo de Justicia Migratoriaのメンバー

画像提供: Amigos de Guadalupe Center for Justice and Empowerment。

お客様名義での寄付

ホリデー シーズンには、お客様の選んだ非営利組織に GlobalGiving を通じて寄付できる慈善用ギフトカードを、上位のお客様にプレゼントしました。

2021年に、Zoomのお客様に代わって25万ドルを寄付しました

105 organizations in 私たちの顧客は世界34カ国をサポートしていました

主なサポートテーマ:

  • 教育機関

  • 子どもの保護

  • 気候対策

主なサポート対象国:

  • 米国

  • インド

  • ブラジル

Zoomtopia での寄付活動

Zoomtopiaでは、毎年恒例のお客様感謝祭として、Zoom CaresはVIPのお客様に、GlobalGivingを通じてご希望の組織を支援するための寄付カードを贈呈しました。また、Zoomtopia Swag Storeの収益の100%を以下の団体に寄付しました。

Zoomtopia での寄付金額は、総額 10 万 9,000 ドルに上りました。支援対象の内訳は次のとおりです。

 

  • カリフォルニア山火事基金(GlobalGiving 経由)

  • 新型コロナウイルス感染症救済基金(GlobalGiving 経由)

  • Wonder Foundation によるジェンダーの平等

  • Instituto Revoar による社会経済教育

製品のインパクト

製品のインパクト

Zoom で世界をもっと身近に。世界中の非営利団体のお客様が、Zoom 製品を強力なつながりの構築、リーチの拡大、きわめて重要なサービスの提供に活用しています。

パンデミック中、各団体はバーチャルで人々を活動の輪に組み入れながらサービスを拡大しました。多くはプログラムへのアクセスを強化する方法として、バーチャルという選択肢を維持しています。私たちが寄付したプロダクトが、無料家庭教師プラットフォームSchoolhouse.worldをはじめ、さまざまな組織で活用されていることを光栄に思います。環境と人間福祉の非営利団体CORAが、より多くの人々と関わり、より効率的に活動し、地域社会に大きな影響を与えるために。

Zoom 製品の現物寄付と 割引価格での製品サポート により、多くの組織でテクノロジー ソリューションとその支払いに関する憂いが薄まり、各組織が利用者に提供するコミュニティ中心の革新的ソリューションの提供について、じっくりと考える余裕ができました。

2021年:

342万9,519ドル のプロダクトが寄付されました

33の組織にZoomライセンスを10か国で寄付しました

105か国の25,049の非営利団体がTechSoupとのパートナーシップを通じてZoom製品を50%割引で利用しました

インパクトの事例

CONASEMS

CONASEMS(Conselho Nacional De Secretarias Municipais De Saúde - 全国市町村保健局協議会)は、公的資金、人材、および統一保健システムの原則の擁護に焦点を当て、公衆衛生管理の新しいモデルを推進および統合する上で、ブラジルの市町村保健事務局を代表しています。

Conasems - Zoom Cares

ブラジルに拠点を置く公衆衛生組織CONASEMSは、パンデミックに対応するために、Zoomを使用して最初の対応者と医療スタッフに対してバーチャルな新型コロナウイルス対応トレーニングを提供しました。CONASEMSのウィラメス・フレイレ・ベゼッラ社長は、「私たちは、全国民のための普遍的で、自由で、質の高い医療制度を守るために、皆と団結しています。」と述べました。「パンデミック中は Zoom プラットフォームのおかげで、市町村の保健局をサポートする能力を底上げできました」

業務上、CONASEMS はZoomを使用してパートナーや構成員と仮想的に接続しています。

 
過去12か月間:

 

ブラジル全土で45,257回のミーティング(参加者1,276,559人)と
478回のウェビナー(出席者67,966人)

ブラジルの国民医療制度(Sistema Único de Saúde: SUS)の歴史の中で、各市町村は主に公共制度を構築し定着させる責任を担ってきました。 CONASEMS の考える最善の戦略とは、さまざまな課題に取り組みながら成長し、社会的対話を広げ、新しいパートナーを模索して、保健政策の議論には、市町村の保険管理者との対話が欠かせないとの認識を強めていくことです。

Wilames Freire Bezerra
社長

画像提供: CONASEMS。

インパクトの事例

Cambiar

Cambiar Educationは、学生の成功と公平性に注力する非営利のベンチャー デザイン スタジオです。すべての学生の成功を大幅に後押しする大胆なアイデアを大規模展開して、ポジティブな変化を起こすというミッションを掲げています。

Zoom Cares - Cambiar に関する情報

2021 年に Zoom の EdInnovation アワードを受賞した Cambiar では、革新的な青少年プログラムにより、学生たちがリーダー、そして変化の担い手として、各自のコミュニティの複雑な社会経済的課題の研究・解決に取り組みます。マスターイノベーター、カンビアクエスト、ランザフューチャー(後者はフォーメーションベンチャーとの共同パートナーシップ)などのプログラムを通じて、若者は採用情報を探求し、アイデアを創造し、立ち上げ、成長させ、その結果、自分の未来を形作るために必要なものを身につけます。「「Zoomプラットフォームのおかげで、生徒たちに教え、刺激を与え、インスピレーションを与える重要なつながりと現実世界での関わりを育むことができました」と、カンビアのチーフ・オブ・スタッフであるタリア・コラシンスキ氏は述べた。

Cambiar は、若者が地元コミュニティ外のリーダーたちにもアクセスできるように、国内外の成功した起業家を Zoom で招待し、学生たちに個人的なリーダーシップの話を聞かせたり、メンターのネットワークを広げたりしています。 「Zoom が世界をより身近なものに変えた結果、専門家やコミュニティとコラボレーションができる人と方法に関する私たちの考え方が変わり、私たちの意識の中で次第に『自分のコミュニティ』の境界が広がりました」と Christina Heitz 氏(Cambiar Education CEO 兼創設者)は述べています。バーチャル組織である Cambiar は、2016 年から重要なコミュニケーションや日常業務に Zoom を活用しています。 Cambier のチームは、面接、コーチング、コミュニティ形成に欠かせない重要な議論を Zoom で行っているため、Zoom 以外の手段では参加する機会さえなかった人も参加でき、非常に多様な背景のリーダーたちと連携しています。 同組織はつい最近も、学生を対象とした Cambiar プログラム奨学金や、学習障害のある学生がリードするベンチャー アイデアのためのシード基金などに取り組みました。

「Zoom アワードのすばらしいサポートと Zoom プラットフォームの相乗効果で、私たちはリーチを大幅に拡大し、追加資金を確保できました。この資金で、さまざまなパートナー、コミュニティのニーズを満たすべく、Master Innovators の改善とカスタマイズに取り組みます」と Marie Garcia Melli 氏(Cambiar Education ディレクター)は述べています。

Cambiar は、多面にわたって私の Formation Ventures 立ち上げを支えてきてくれた重要なパートナーです。 コーチング、資金調達のサポート、戦略的アドバイスなどを通じて、起業家としての私をサポートしてくださいました。これらは新米 CEO だった私自身の成長、Formation の組織としての発展の両方にとって、かけがえのないものでした。

サマラメクリアグリロ
Cambiar 変革エージェント兼Formation Ventures創設者

Cambiar Education の提供画像。

人のインパクト

人のインパクト

世界中に展開された Zoom の従業員は、自分たちのコミュニティと世界をよりよいものにするために邁進する、 Care という社内価値観 でつながっています。Zoom 従業員は、Zoomies Care(Zoom 従業員による事前プログラム)で寄付金額の記録を打ち立て、ボランティア機会を活かして非営利パートナーとコラボレーションを行いました。その詳細については、以下でご紹介します。

多くの従業員が、同僚のサポートするたくさんの募金イベントをリードしました。

  • Zoom の元従業員である故 Shawn Q.氏が始めた Zoom Goes Back to School キャンペーンでは、新学期を迎える学生・生徒とその家族を支援する地元組織のために、世界中の Zoom 拠点が募金に参加しました。私たちの寄付金は合計で 4 万ドルを超え、Zoom のサンノゼ拠点が選んだ Family Giving Tree、アトランタの仲間たちが選んだ Students Without Mothers など、9 つの組織に贈られました。
  • Zoom のダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン チームとの提携により企画された Giving Tuesday では、Zoom は従業員からの寄付金と会社のマッチング資金を合わせて 46,000 ドル以上を、従業員リソース グループが選んだ 6 つの非営利団体に寄付しました。その中には、Asian American Legal Defense and Education FundThe Hunger ProjectHispanic Scholarship Fundが含まれます。
  • Tour de Zoom(Zoom のアムステルダム拠点から組織された自転車競技会)には世界各地から 37 チームの Zoom 従業員が参加し、自転車の走行距離を増やすことで、10 万ドル近くの寄付を集めました。この寄付金は 世界中の 45 組織に贈られました。

Zoom ツアー

従業員寄付制度: Zoomies Care

Zoomies Care は、Zoom 従業員の寄付と会社の同額寄付を組み合わせたプログラムです。従業員は Zoomies Care を利用することで、自分の寄付と同じ内容の寄付を Zoom からも贈ることになり、自分が大切に思うサポート理由を支援できます。

Zoom 従業員が Tour de Zoom 募金キャンペーンに参加しています。

2021年:

寄付総額:$1,843,348

Zoom 従業員からの寄付が 94 万 2,077 ドル、会社からの同額寄付が 90 万 1,271 ドル
1,622 人の Zoom 従業員が世界中の 1090 組織に寄付

2021 年度の注目の寄付キャンペーン

43万7,420ドルをZoom従業員がGiveWellとGiveDirectlyに寄付

Zoom 従業員の Antonio M. と Jakob W. は協力して寄付キャンペーンを実施し、Zoom 従業員にGiveWell’s Maximum Impact FundGiveDirectlyへの寄付を呼びかけました。「私たちは慈善寄付を通じてできる限り良いことをしたいと考えており、その方法の1つとして、米国よりも1ドルの価値がはるかに高い場所や、米国の公衆衛生よりも資金が少ない場所で良いことをする活動に寄付をすることに関心があります」とJakob氏は述べています。

Antonio と Jakob は、Maximum Impact Fund を支援することにしました。なぜなら同基金は、助成金受給者と連携して広範な研究とコラボレーションを展開しており、寄付が人々の暮らしに大きなインパクトを与えると確信できたからだそうです。「GiveWellは、もっとも効率的な機会の特定を重視しているため、追加資金をもっとも必要とする活動に資金を提供するには、非常に効果的な方法だと感じました」と Antonio は述べています。

GiveDirectly は、ケニアとウガンダで貧困にあえぐ家庭に直接資金を提供し、その資金で本人たちがもっともよいと思う対策を取るよう促します。助成金を受け取った家族たちは、使途を自由に選択できます。 GiveDirectly のライブニュース フィードによると、水をくみ上げるポンプやキッチンのようなインフラストラクチャを建設してビジネスを始めたり、牛を購入したりした家族もいるようです。「すべての Zoom 従業員に、大きくてポジティブなインパクトを生む理由をサポートするために、収入の 1% を寄付することを推奨します」と Jakob 氏は述べています。「最初は 1% で構いません。それでも人々の暮らしに大きな差が生まれます」

従業員のボランティア活動

Zoom 従業員は、金銭的な寄付だけでなく、時間やスキルも惜しみなく提供し、地域社会の慈善団体を支援しました。 非営利組織のパートナーから、従業員がユニークな方法で参加できるバーチャル ボランティアへの招待がありました。

私たちは、コミュニティ全体で取り組むべき複雑な課題を理解し、取り組みの推進に協力する機会を Zoom 従業員にくれたパートナーの皆様に感謝しています。

Team4Tech

Team4Tech は、企業と協力して社会的インパクトのあるプロジェクトを行い、恵まれない学習者のために機会を創出しています。私たちはこの非営利組織、Team4Tech と提携し、Zoom 従業員の為になるバーチャル ボランティア セッション シリーズを開発しました。

Zoomの従業員は協力して、エデュケーション・スーパーハイウェイ、PSYDEH、センター・フォー・ユース・アンド・ディベロップメントを支援しました。彼らは、非営利団体パートナーが直面している技術的課題に取り組むことを目的とした「インパクト・デザイン・フォー・インパクト」と「スキルズ・フォー・インパクト」のワークショップに参加しました

  • EducationSuperHighway は、インターネットにアクセスできるが接続する余裕がない米国の1,800万世帯のデジタルデバイドを解消するために取り組んでいます。Zoomiesは、無料または割引価格のインターネットサービスの対象となる家族にリーチし、サインアップに対する抵抗を克服するために、4つの潜在的なソリューションを設計しました。
  • PSYDEHはメキシコを代表する草の根市民社会組織の一つで、権利と人間開発の交差点で社会から疎外された先住民女性とそのコミュニティを強化しています。デザインワークショップでは、参加者がメキシコの女性職人が自分のビジネスを始める際のサポートを強化するための3つの潜在的なソリューションを考案し、先住民女性アーティストの物語を世界中の観客と共有するためのウェブサイトを開発しました。
  • Centre for Youth and Developmentはマラウイを拠点とする組織で、教育、健康、経済的エンパワーメントに重点を置き、持続可能な開発目標を達成するための革新的な人々主導のアプローチを採用しています。Zoomieのボランティアは、CYD が学校に新しい教育リソースを提供し、より多くの女子が STEM 教育に参加できるように、4つの潜在的なソリューションを設計しました。

インパクトの事例

The Tech Interactive

The Tech Interactiveはサンノゼのダウンタウンのハートにある家族向けの科学技術センターです。その実践的な活動、実験ラボ、デザインチャレンジの体験は、人々に創造性、好奇心、思いやりを持って革新する力を与えます。

Zoom Cares - KABOOM!

私たちは The Tech Interactive(Zoom 本社のあるサンノゼのダウンタウンの中心に位置し、親子で気楽に楽しめる科学・テクノロジー センター)とのコラボレーションを行いました。 生徒・学生を招き、現実世界の問題を革新的な方法で解決するソリューションを考案してもらう、The Tech Challenge というプログラムで、Zoom 従業員はバーチャル審査員役のボランティアをしました。 生徒・学生は、段ボールから何か別の役立つ品をつくり出す課題を課され、審査は Zoom で行いました。

The Tech Interactive は Zoom を次のような目的でも活用しています。

  • 人気の対面式ラボをバーチャルで実施し、排水溝からゴミを排除する装置やジェットコースターを自作した学生にフィードバックを提供する。
  • スタンフォード大学遺伝学部とのコラボレーション「Book a Biologist」で、生徒・学生と現役科学者をつなぐ。
  • 教育者向けの専門的な能力開発を行い、教室で学んでいること、うまくいっていることについて、教師どうしで話し合う機会を提供する。

私たちは、問題解決のテーブルにつく人の数と多様性を増やすことが、もっとも大きな課題へのよりよいソリューションを生み出すと信じています。 この 2 年間は、私たち自身の問題解決能力が試されました。 しかし Zoom の助力により、私たちは子どもたちの学びと成長を促すような、教育的効果が高く楽しい機会の提供を継続できています。

Gretchen Walker
最高学習責任者

ビデオ提供: The Tech Interactive。

Zoom 従業員が寄付とボランティアを行う理由

「私は 2 年前から Zoom の Happy Crew に参加しています。Happy Crew は、Zoom Cares が設立される前は、社員のボランティアや募金活動の機会の調整役でした。Zoom Cares が始まったとき、私はチームの皆と一緒にボランティアで、従業員が引き続きコミュニティ プログラムにアクセスできるようサポートしました。その結果、過去最高の資金を集め、稀有なボランティア機会に新しく出会うことができて、すばらしい経験となりました。」

Dean L.

デンバー(米国)

サポートを受けた組織:

Anti-Defamation LeagueKenzi’s CausesPhenomenal Women

Zoom Cares - Zoom 従業員がボランティアを行う理由 - 証言 1
「私たちの従業員リソース グループである Somos Zoom は、コミュニティを代表する組織です。ここは Zoom の Latinx 従業員を祝福し、教育する場にも、声を上げる場にもなっています。おかげで皆、職場でも家族のような絆と文化を感じることができます。Somos Zoom は私がまったく自覚していなかったリーダーシップ スキルを目覚めさせてくれました。Psydeh と共同で取り組んだ非営利活動も同様です。第 1 世代のラテン系で、4 人姉妹の末っ子だった私は、ラテンアメリカの女性の支援・サポートに大きな情熱を注いでいます。ラテンアメリカの女性たちに発言力を与え、自分のアートを表現するプラットフォームを与える活動は、自己表現の自由のある自分が、いかに恵まれているかを自覚して、謙虚になる機会でもあります。」

Anabel G.

米国、
アトランタ

サポートを受けた組織:

Psydeh

Zoom Cares - Zoom 従業員がボランティアを行う理由 - 証言 1
「自分には、世界でたった 1 人でも、自分より困難な状況に置かれた人を助ける力があると知ることで、自分がなぜこの仕事をしているのかを改めて考えさせられます。Care というコアバリューを本当に実践している会社で働けることは、とても特別なことだと感じています。」

Emily M.

シドニー(オーストラリア)

サポートを受けた組織:

The Smith Family

Zoom Cares - Zoom 従業員がボランティアを行う理由 - 証言 1
「Operation Breakthrough は STEM にしっかりと的を絞っており、この組織のその部分が気に入っています。この組織が目指していることは、若い学生にとって非常にインパクトのあるものだと感じています。私の今年の目標は、自分のボランティア時間を増やすことです。… 私たちの活動を自ら手を動かして支援することは、すばらしいことだと思います。」

Julie W.

米国、カンザスシティ

サポートを受けた組織:

Operation Breakthrough

Zoom Cares - Zoom 従業員がボランティアを行う理由 - 証言 1

全社のインパクト

全社のインパクト

Zoom には、Zoom Cares 以外にも、地域社会を支え、ポジティブな変化に貢献しているチームがたくさんあります。 こうしたチームの取り組みの成果をご紹介します。

 

ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン

 

Zoom のダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン(DEI)チームは、従業員とお客様にとって考えられる、もっともインクルーシブな従業員、職場、市場、コミュニティの実現を助け、Care という Zoom のコアバリューを体現しているチームです。

職場での教育的会話を醸成し、より広範な文化の変化のパスを設定するため、DEI は、従業員が聞いて学ぶことのできる 20 回の Zoom Talks とスピーカー セッションを主催しました。 Zoom Talks は、Zoom 従業員に互いの背景や経験、考え方を知り、考え方や行動、世界観の幅を広げる機会を提供しています。

George Floyd 殺人事件から 1 年後を振り返った Danielle King 博士(ライス大学教授)、Amanda Nguyen 氏(市民権運動家、Rise 創設者)、自由の日の歴史について語った Nancy Tolson 博士(サウス カロライナ大学アフリカ系アメリカ人研究部門アシスタント ディレクター)など、そうそうたるスペシャル ゲストのお話を聞くというすばらしい機会にも恵まれました。

対外的には、Zoom の DEI チームは Zoom の 代名詞機能 のリリースにあたり、非常に重要な役割を果たしました。DEI は GLAAD と連携し、Zoom Pride 従業員リソース グループのメンバーを含む個人や組織から重要な意見を収集し、この重要な機能の設計に貢献しました。

多様性

Zoom の Pledge 投資

 

Zoom の Zoom Apps Fund は、Zoom のデベロッパー エコシステムの成長を促進する 1 億ドル規模のグローバル ベンチャー ファンドですが、このファンドは、最初期のポートフォリオ企業の一環として、Pledge への投資を選択しました。Pledge は、革新的な募金活動プラットフォームです。Pledge では、個人と組織が Zoom 体験に [寄付する] ボタンを追加するだけで、あらゆる種類のミーティングまたはイベントの間に、シームレスに資金を募ることができます。

寄付する

画像提供: Pledge。

Pledge のプラットフォームは、組織が自らのコミュニティと全世界にポジティブなインパクトを与えようとする組織の取り組みをサポートします。このような組織の長期的な歩みをサポートできることは、この上ない喜びです。

持続可能性に関する Zoom の取り組み

 

Zoom プラットフォームは、世界中で日々、数百万の人々のリモートワークを可能にしたことで、お客様のカーボン排出量削減に貢献しました。 また環境への影響を軽減するために、全社で持続可能な選択をするよう取り組んでいます。 ここでは、2021 年度の取り組みの概要をご紹介します。

  • Zoom は持続可能性を専門とするグローバルなコンサルティング会社、Anthesis に、Zoom のオフィスでの温室ガス排出量の監査を依頼しました。 この監査は、有意義な改善点を特定し、目標を設定し、取り組みの有効性を測定するために役立てる予定です。
  • 物理的スペースのエネルギー効率を高めるため、私たちは Zoom のオフィスの照明と空調システムを改修しました。
  • エネルギー使用量を削減し、グリーン エネルギーを購入するため、オフィスのエネルギー使用量と電力供給元を監査しました。

 

プロボノ イベントのサポート

 

イベント サービスチームは、パートナー企業が主催するバーチャル イベントのサポートに時間を割き、パートナー組織のオーディエンスとのつながり、コミュニティ参加、教育、リソース共有を支援しました。

ボランティア時間の換算額: 12 万 9,200 ドル

  • Stand Up 2 Cancer は、選ばれた寄付者がスペシャルゲストと対面できる、セレブ交流会を主催しました。
  • Association Of Children’s Museums は、35 回のトレーニング セッション、2 回の本会議セッション、1 回のオンライン バラエティー番組を含むカンファレンスを開催しました。
  • Teach For All のグローバル カンファレンスには、国際的なソートリーダーたちも招かれ、65 か国から 2,000 人近いメンバーが出席し、4 日間にわたって開催されました。
  • Boris Lawrence Henson Foundationとのパートナーシップにより、メンタルヘルス啓発月間を記念して、女優のタラジ・P・ヘンソンをフィーチャーした「A Write to 教育機関!: My Mental Health Matters」を開催しました。このイベントには、Pledge を使用したライブ募金活動コンポーネントが組み込まれており、Zoom からも、集まった寄付金と同額の 25 万ドルを寄付しました。

教育に関する書き物

タラジ・P・ヘンソンは「教育への手紙」で話しました!:「私のメンタルヘルス・マターズ」募金イベント。

ありがとうございました!

Zoom Cares からの感謝

Zoom のコミュニティへの「思いやり」は、「世界をつなげる」という Zoom の企業目的と密接に関連しています。世界にプラスのインパクトをもたらすような、きわめて重要な活動をしている組織をサポートする機会をいただいていることは、実にありがたく恵まれていることだと思っています。

zoomcares にアクセスして Zoom の取り組みをフォローし、Zoom の最新の寄付金発表やパートナーについてご覧ください。

ありがとうございました

方法

方法

Zoom の『2021 年度ソーシャル インパクト レポート』では、Zoom Cares とパートナーが 2022 会計年度(2021年2月1日~2022年1月31日)に遂行したアクション、活動、取り組みをご紹介しました。

このレポートの目標は、ここ Zoom で私たちが社会貢献の取り組みの詳細情報を何一つ隠し立てせず正確に共有することです。ここではこのレポートを作成するために使用したデータの収集・分析方法についてご紹介します。

 

慈善活動

 

Zoom Cares の助成金については、Zoom の慈善プログラムの資金を管理・運営している Tides Foundation のパートナーの助力により報告しています。 なお、Zoom の慈善活動の一部は、Zoom から直接提供されており、該当する情報の数値は、手動で追跡・報告しています。

 

プロダクト

 

寄付した製品の数は、従業員からのチケット リクエストと従業員の自己申告に基づいて集計しています。寄付した製品の価値は、2022 年 3 月現在の料金モデルに基づいて算出しました。

 

 

Zoom 従業員が Zoomies Cares プログラムを通じて寄付した金額は、Zoom が追加した同額の寄付金額と一緒に社内の Benevity プラットフォームで追跡しています。

 

イベント サービス

 

Zoom のイベント サービスチームが慈善イベントでプロボノ活動を実施した時間の価値は、プロジェクト別の有料イベントに適用される標準コストに基づいて換算しています。