概要
Federal Risk and Authorization Management Program(FedRAMP)は、クラウド サービス プロバイダー(CSP)のセキュリティ評価、認可、継続的モニタリングに対する標準化されたアプローチを規定しており、米国連邦政府全体に適用されるプログラムです。
Zoom の FedRAMP 環境認定(影響レベル: 中程度)
行政機関向け Zoom プラットフォームは、米国連邦政府および米国国防総省のコミュニティ向け Zoom プロダクトです。本プロダクトは、職員と組織のためのスムーズなつながりとイマーシブかつ動的な環境を実現するオールインワン コラボレーション プラットフォームです。FedRAMP JAB 認定の行政機関向け Zoom プロダクトは以下のとおりです。
- Zoom クラウド ビデオ カンファレンス - ビデオ、オーディオ、コンテンツ共有型ウェビナーおよびコラボレーションを含む、クラウドベースのコラボレーション サービスです。
- Zoom Events - ユーザーが出席者向けに魅力的なバーチャル体験の数々を構築できる、汎用性の高いプラットフォームです。Events を使用すると、ユーザーは自社向けにブランディングされたイベントハブの管理、チケット発行と登録の追跡、単一ダッシュボードからのユーザー アクセスの制御、Zoom イベントにおけるネットワーキングが可能になります。
- Zoom Rooms - 専用の Mac / コンピュータ、カメラ、iPad コントローラ搭載型スピーカーなどの市販ハードウェアを使用するカンファレンス ルームやハドルルーム用のソフトウェア ベースのグループ ビデオ カンファレンスです。
- Zoom Whiteboard - アイデア、プロセス、コンセプトをキャプチャする使いやすいツールセットをお客様に提供してコラボレーションを推進します。イノベーションの促進にフォーカスした機能を持つ Zoom Whiteboard を使用すると、ハイブリッド チームはシームレスなコラボレーションを実現する新しい方法でやり取りをスムーズにできます。
- ワークスペース予約 - ユーザーが事前に、あるいはオフィス到着時に柔軟なワークスペース予約をできるようにするソリューションです。この機能は顧客管理者が Zoom 管理ポータルを介して有効にします。また、予約可能なワークスペースはルーム管理サービスで管理されます。
- Zoom ミーティング コネクタ - お客様のプレミス環境へのインストールを想定した Zoom クラウド インフラストラクチャのソフトウェア(VM)バージョンです。
- Zoom メッシュ- Zoom Webinars と Zoom Events 用のネイティブ クライアント ベースのメッシュ(eCDN)ソリューションであり、組織がユーザーによるウェビナーとイベントのメディア ストリームの受信方法をより適切に管理できるようにします。このサービスの全機能は既存の行政機関向け Zoom クライアント内に組み込まれており、Zoom メッシュにサブスクライブすると、行政機関向け Zoom クライアントの機能が有効になり、お客様指定のクライアントを通じてミーティングやウェビナーでメッシュを利用できるようになります。メッシュ クライアントが行政機関向け Zoom のセキュリティ境界と通信する際、伝送や暗号化についての変更は加えられません。
- 継続的な Zoom ミーティング - Zoom Team Chat ですべてのミーティング参加者専用のグループ チャットを作成することにより、参加者はミーティング前後および最中にコミュニケーションをとることができます。本グループ チャットを有効にすると、ミーティング内チャットを送信した際にそのグループ チャットに表示され、ミーティング終了後もその会話を継続できます。定期的なミーティングをスケジュールし、プロジェクト全体にわたるグループをミーティング内外でフォローするグループ チャットを設定しましょう。
- Zoom Team Chat - プロジェクト、チーム、トピック別に整理された公開 / 非公開チャネルで、ファイル、絵文字、スクリーンショットなどを共有する機能を備えたチャット メッセージを送信できます。
- Zoom Phone - 従来の PBX 機能、統合型 PSTN 接続、強化された緊急サービス、およびモバイルアプリ、デスクトップ アプリ、従来の固定電話デバイスからの通話サポートを備えたクラウドベースの電話システムです。
- Zoom Contact Center(ZCC)- ビデオ用に最適化されており、共通の Zoom 体験に統合されたオムニチャネル コンタクト センターです。Zoom Contact Center では、ユニファイド コミュニケーションとコンタクト センター機能が統合されています。ZCC は、FedRAMP 認定サービスの Zoom Phone を基盤としています。本プロダクトは行政機関向け Zoom 管理ポータルで管理されます。
- Zoom API - デベロッパーがビデオ、音声、画面共有をアプリケーションに簡単に追加できるようにします。Zoom API は、REST を中心に設計されたサーバーサイド実装となります。Zoom API では、ユーザー、ミーティング、ウェビナーなどのリソースの作成、編集、削除といったミーティング前の体験を管理できます。
- Zoom Meeting SDK - Zoom Meeting SDK を使用すると、使い慣れた Zoom のミーティング体験やウェビナー体験をアプリまたはウェブサイトで表示できます。Meeting SDK インターフェースは Zoom クライアントに類似していますが、独自のアプリまたはウェブサイト内で動作する点が異なります。
- Zoom クライアント - ユーザーがミーティングの開始 / 参加、参加者、ホスト、共同ホスト向けミーティング内コントロールの採用、ウェビナー コントロール、参加者の管理、画面共有コントロール、チャット、チャネルの確立、連絡先の追加、設定の変更を実行できるローカル クライアントです。
- Chrome PWA 向け Zoom - ユーザーが、現在デスクトップ クライアント / モバイルアプリで利用可能な FedRAMP 認定サービスである Team Chat と Phone を Chrome ウェブブラウザ内で使用できるようにします。
- QSS - エンタープライズ サブスクリプション内の Zoom Meetings、Webinars、Phone(全 FedRAMP 認定サービス)全般にわたり、エンタープライズ組織が各ユーザー、ホスト、参加者に対するネットワークとサービスの中断をほぼリアルタイムで特定、トラブルシューティング、解決できるようにします。このようなネットワーク品質の変動により Webhook API が境界に導入され、上記に関する情報は TLS1.2 経由でユーザーが所有するツールに転送されます。
- 行政機関向け Zoom が提供する生成 AI アシスタントの ZfG 向け AI Companion は、個人が生産性を高め、チームメイトとつながってコラボレーションし、スキルを向上させるサポートをすることで、個人の能力を強化します。ZfG 向け AI Companion は、行政機関向け Zoom プラットフォーム内で有効にできる生成 AI 機能です。
関連リンク
-Zoom FedRAMP Marketplace