ビジネスチャンスの拡大: SpeechLogixがZoomを活用してサービスプロバイダーのビジネス成長を促進

SpeechLogixがZoomを使用して、顧客向けの革新的なプロダクトを構築した方法を紹介します。

SpeechLogix
SpeechLogixのロゴ
企業規模:

従業員数1~49名

設立:

2016年

業界:

遠隔通信

利用しているプロダクト

SpeechLogixはカナダの一企業にもかかわらず、その影響力は世界中にわたっています。同社はXLogix®プラットフォームを主力プロダクトとして展開しています。このプロダクトにより、モバイル事業者などのサービスプロバイダーは、新しいビジネスの構築や既存のサービスのアップデートが可能になります。

 

SpeechLogixの営業部門責任者であるHaitham El-Hanafi氏は「各サービスプロバイダーは、高額な保守契約を必要とする複雑なプラットフォームに悩まされています。私たちは、このようなプロバイダーが利益率の高い単一プラットフォーム上で新しいプロダクトを提供できるようサポートしています」と述べています。また、多くのグローバルサービスプロバイダーは、ある同様の問題に直面しています。つまり、これらのプロバイダーに大規模かつ(比較的)ロイヤリティの高い顧客基盤があったとしても、ほとんどのケースでデータ伝送以上の価値あるサービスを提供できていないのです。同氏は「このような事業者は、収益向上に向けて新たなプロダクトを導入する必要に迫られています。そこでSpeechLogixとZoomの出番です」と説明します。

Zoom SDKの詳細

SpeechLogixは、Zoom、Zoom SDK、Zoom Meetingsを扱うグローバルISVです。同社は、ほかのベンダーよりもZoomプラットフォームについて詳しく把握しています。El-Hanafi氏は「Zoom Meetings SDKには非常に豊富な機能が用意されています。少々時間はかかりましたが、SpeechLogixはMeetings SDKのエキスパートになりました」と誇らしげに述べています。SpeechLogixは、Zoomに関するナレッジを活用することで、Zoomビデオコールと新規 / 既存のプロダクトのきわめて優れた連携を実現しました。

 

同氏は「たとえば、エージェントがフォーム入力について顧客をサポートする場面で発信者IDを確認する必要があるとします。エージェントは弊社のソリューションを使用することで、ユーザーのデバイスのカメラへとシームレスにアクセスし、IDとそのユーザーを確認してから元の画面に切り替えることができます。問題がなければ、エージェントはドキュメントを対象の部門に送信できるため、顧客体験がよりスムーズになります」と説明します。

 

XLogix®プラットフォームの稼働以来、新たなサービスの導入がスムーズに進み、導入完了までの時間が短縮されました。同氏は「XLogix®プラットフォーム稼働前のサービスプロバイダーでは、サービス導入に約4か月かかりましたが、別のサービスプロバイダーにおける稼働後のサービス導入では、わずか3週間しかかかりませんでした」と付け加えています。Zoomは、機能を提供するだけでなく、SpeechLogixの新たなビジネスチャンスを切り開く重要な推進力となりました。

 

さらに同氏は「Zoomは信頼性の高いブランドです。私たちのお客様もそのことをよく理解しています。しかし、多くの事業者は、自社のブランド名を伴うカンファレンスソリューションを望んでいます。ZoomとSpeechLogixの連携により、お客様のニーズを満たす高度な機能を備えた単一プラットフォームが実現します」と説明します。例をあげると、SpeechLogixは自動プロビジョニング プラットフォームを構築しています。これは、サービスプロバイダーの製品カタログ、プロビジョニング、請求システムと連携するプラットフォームです。エンドユーザーは、Zoom機能を統合したカスタムのブランドカンファレンスアプリケーションにサインアップすることで、Zoomのあらゆる機能を利用できます。同時に、サービスプロバイダーは自社のブランドとサービスを拡大できます。

 

SpeechLogixは、北米市場のほかにも中東とアフリカで活発に事業を展開しています。どちらの地域も、通信業者にとって大きな可能性を秘めています。その一方、スタートアップ他社との競合を勝ち抜き、平凡なデータ伝送プロバイダーから脱却することは大きな困難を伴います。ナイジェリアのMTNのような通信業者や、中東などに存在するほかの大手業者は、SpeechLogixプラットフォームとの連携を通じ、Zoom機能によるサービス強化を熱望しています。

次のステップ

El-Hanafi氏は、将来を見据えた場合にAIが重要な役割をはたすことを確信しています。同氏は「Zoom Virtual Agentなどのプロダクトは、プロダクトポートフォリオを強化する存在です。また、私たちはほかのZoomプロダクト向けSDKをさらに詳しく確認したいと考えています。SpeechLogixは、UCaaS業界およびCCaaS業界のディスラプターであり、Zoomモジュールを使用することで市場に対する影響力を他社に示すことができます」と述べています。

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