2025年8月、リモート法人営業担当者や営業開発チームを含む計300ライセンスでZoom Phoneが本格導入されました。すぐに目に見えて生じた大きな成果は、活動記録作成の劇的な効率化です。
これまで電話が終わるたびにメモを整理し、記憶をたどりながら活動記録を作成していた営業の現場では、Zoom Phoneの導入により時系列で自動文字起こしのデータが残るように。「どの顧客と何を話したか」をテキストデータで確認しながら記録できるようになりました。結果として、これまで1日あたり1時間程度はかかっていた作業が20分、場合によっては10分にまで短縮されたといいます。
「空いた時間を事務作業や稟議など別の業務に使えるようになったので、仕事の効率が大幅に上がりました。元のやり方には絶対に戻りたくない、と断言してしまうくらい、日々助けられています」(法人営業第五オフィス第二ライン 細田百花氏)

効果は時間短縮だけではありません。振り返る際にも「目安になる文字起こしデータ」がある安心感が生まれたことで、電話中に細かいメモを取る必要がなくなりました。顧客との会話に集中できるようになり、クオリティの向上や心理的負担の軽減にもつながっています。
「お客様とのやり取りに集中できることで、情報の取捨選択や会話の質に意識を向けられるようになったという声も上がっています。リモート営業の生産性の本質にかかわる大きな一歩だと感じます」(福島氏)
チーム運営の面で、マネージャーにも変化がありました。従来はチームメンバーの毎日の実績として、書かれた件数と内容しか見えず、その裏側にある「通じなかった電話」や「折り返しで受電した追加対応」「記録に残すほどでもなかったやり取り」などは可視化されていませんでした。
しかし、Zoom Phoneの導入によって発信・受信の回数や通話時間がリアルタイムに可視化され、個々の行動量が数字で見えるようになりました。現場にとっても管理者にとっても、業務内容を共有する上で納得感が生まれたといいます。
「たまたま長時間対応が必要なものが重なったり、立て続けに電話に出てもらえなかったり、記録上では同じ5件と記載されていても実態はさまざま。数字の裏に、数字には残っていない多くの行動があることも少なくありません。お互いの業務量について、より納得感を持って理解することができるようになりました」(法人営業第五オフィス第三ライン 部長代理 木村遼平氏)

文字起こしの自動化によって、活動記録の「質」が揃うメリットも生まれています。通話メモの精度や粒度は各自に委ねられていたため、人によって多忙時は「担保交渉」「融資の相談」などほんの一言になることもあったといいます。
自動要約と文字起こしをベースにすることで、「課題は何だったのか」「次のアクションは何か」までをテンプレートとして報告が上がってくるようになり、上司が状況を把握しやすくなりました。導入時の期待通り、通話内容の可視化が「次の打ち手を生む情報」として機能し始めています。
運用面では、管理の効率化も進みました。不審な電話や営業電話などをZoom Phoneの管理画面から一括でブロックできるようになり、各自が個別設定する手間が省けました。管理側としても、アップデートに伴う追加機能の付与などの一元管理がしやすくなり、ユーザーが新機能を迷わず利用できる体制が構築できていると変化を語ります。