Zoom Phone が実現した「途切れないリモートワーク環境」

通信品質の悪いクラウド PBX から乗り換え、良質な業務環境を構築

Zoom Phone が実現した「途切れないリモートワーク環境」
Matsui logo
設立 :

1986 年 2 月

本社所在地:

東京都調布市

業界:

通信業

課題:

リモートワークへの移行のために当時導入したクラウド PBX の通信品質が悪く、通話が雑音混じりになるなど、業務環境を悪化させていた。

導入成果:

通信品質が大幅に向上し、場所や環境を選ばず自由に通話できるようになった。社内外とのコミュニケーションが円滑化し、業務効率化も進んでいる。

ウェブサイト:
導入ソリューション

明成通信株式会社は(以下、明成通信)は東京都調布市に本社を置く、総合通信ソリューション企業です。1986 年、電話交換機の施工・工事から事業を開始し、「確かな仕事」にこだわりながら、徐々に事業領域を拡大してきました。現在では、通信インフラやネットワークに関するコンサルティングサービスも展開し、設計・施工・アフターメンテナンスに至る総合通信ソリューションを提供しています。2019 年には、新たな代表取締役 CEO の就任に伴い、ミッションステイトメントを策定。「通信インフラ・ソリューションに関わる確かな仕事を通して、顧客と社会の発展を支える」を掲げ、さらなる事業拡大に向けて、新たなスタートを切りました。

雑音・途切れ・低音質…大急ぎで導入したクラウド PBX が業務環境を悪化させた

新型コロナウイルス感染拡大の直後にリモートワークに移行した同社ですが、Zoom Phone は、いまや組織運営を支える重要なインフラとなっています。同社執行役員の井上浩平氏は、Zoom Phone に乗り換えた理由を「以前の製品は通信品質が悪く、業務効率の低下を招いていました」と説明します。

 

「2020 年 3 月、弊社は社員が安全安心に働ける環境を提供するため、全社的なリモートワーク体制に移行しました。リモートワークを実施するために、Web 会議ツール、チャットコミュニケーションツール、クラウド PBX の導入を決めたのですが、当時は Zoom Phone も国内提供されておらず、 クラウド PBX については選択の余地がほぼない状況でした。しかし、急を要していたので、数少ない選択肢の中から某社のクラウド PBX を選定したのですが、結果として通信品質が非常に悪く、通話に支障をきたすことが珍しくありませんでした」

 

現場で施工やメンテナンスに従事する社員からは、不満の声が数多く上がっていたといいます。しかし、他の選択肢が少ないことから、明成通信では同製品を継続利用されていました。クラウド PBX の導入から約 1 年後の 2021 年 6 月、Zoom Phone の国内提供が開始したと同時にご検討を開始いただきました。元々 Zoom Meetings をご採用いただいており Zoom の通信品質を高く評価していただいておりました。

導入の決め手は通信品質と柔軟な料金プラン。社員の通話状況に合わせたコストの最適化が可能に

導入を検討するにあたって、まず検証したのは通信品質でした。約 2 週間の検証を実施し、Zoom Phone の通信品質を確認します。SIM 通信や Wi-Fi 環境下など、さまざまなシチュエーションで通話をテストしますが、Zoom Phone は通信品質が高いとご判断いただきました。さらに、導入の決め手となったのが、料金プランです。Zoom Phone は、従来の従量課金制のみならず通話無制限プランも用意があり、ユーザーの使用頻度に応じてパッケージを組み合わせることができるモデルを採用しています。全員一律の料金形態ではないため、無駄なくご利用いただくことが可能です。

2021 年 8 月、明成通信は Zoom Phone の導入を開始。年末までに段階的な導入を経て最終的には約 270 ライセンスを追加し、以前のクラウド PBX から Zoom Phone への完全移行を行いました。移行にあたっては、社員の電話番号が変更となりましたが、明成通信では外線を転送する形で各社員が電話を受けていたため、クラウド PBX の電話番号は外部に周知されておらず変更に関する連絡も最小限でした。また、以前から Zoom Meetings を利用していたため、 Zoom アプリの操作もすぐに慣れ、導入にあたっての教育は必要なかったといいます。

圧倒的な通信品質の向上により、安定したリモートワーク環境が実現

Zoom Phone を全社展開した明成通信では、大幅な業務環境の改善を実現しています。特に、通信品質の改善は圧倒的であり、社員からも好評を博しています。

 

「場所や環境を選ばず、高品質で通話できるようになったのが、何よりの効果です。以前はスマートフォンアプリで通話する際には、雑音混じりに話すのが前提だったため、お客様との連絡にはできるだけ利用を避けていました。現在ではそうした気を遣うことなく、社内外と自由に通話が可能になりました。これはリモートワークを維持するうえで、必要不可欠な環境です。Zoom Phoneと全く同じ通話品質クオリティのものを他社サービスで実現しようとするとそれなりの費用がかかるため、Zoom Phone は費用対効果の面でも優れています。」

 

また、Zoom Phone の導入は、さまざまな業務効率化の効果を生んでいます。その一つが内線表の更新作業です。以前は、人事異動が行われるごとに総務部門の担当者が内線表を変更し、各部署に配布するといった作業が必要でした。しかし、現在では Zoom Phone の画面内からユーザーを検索できるため、内線表そのものが不要になり、更新に伴う手間も削減されました。また、明成通信では Zoom Meetings を利用しているため、Web会議と電話を同一画面上で行うことが可能になり、業務アプリの統合も進んでいます。

Zoom Phone は中小企業にこそ使ってもらいたいソリューション

井上氏は、Zoom Phone を「料金やルールではなく、品質でユーザーを掴もうとしているところに好感が持てます」と評価します。

こうしたことを踏まえ、「 Zoom Phone は、中小企業にも非常に向いたソリューションだと感じています」と話します。情報システム部門に多くのリソースを避けない中小企業にとって、ハードウェアの導入やメンテナンスは大きな負担です。そうした負担を削減するためには、クラウド PBX を始めとしたクラウド製品の活用が求められますが、通信品質を懸念してオンプレミスの PBX から移行できないケースは少なくありません。実際に、取引先の中小企業とコミュニケーションを重ねる中で、そうした課題を見聞きすることが多いといいます。その点、Zoom Phone は高度な通信品質を誇っており、導入も手軽であるため、情報システム部門を設けていない中小企業でも利用しやすのではないかと、井上氏は語りました。

 

30 年以上に渡って、通信系設備の構築やメンテナンスに従事し、現在も総合通信ソリューション企業として多くの企業の通信インフラを支えている明成通信。「通信のプロフェッショナル」である同社にも、Zoom Phone の通信品質は極めて高く評価され、リモートワーク体制における組織運営を支える要として利用され続けています。

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