新しい AI アシスタント、Zoom AI Companion が登場!
Zoom AI Companion で、生産性とチームのコラボレーションを向上させましょう。該当する有料の Zoom プランがあれば追加料金なしでご利用いただけます。
更新日 December 02, 2025
公開日 December 02, 2025
コンタクトセンターは、企業と顧客の重要な接点 — つまり「CX(カスタマーエクスペリエンス)」の最前線です。これまで10年以上にわたって、コンタクトセンターのクラウド移行(CCaaS化)が業界の主流でしたが、ここに新たな潮流が加速しています。それが、“AI を本格導入することで、CX と業務効率を同時に高める”という流れです。
実際、業界全体でも AI の導入は急速に広がっており、AI 活用によって得られるメリットは無視できません。
たとえば、ある業界レポートでは「AI を導入したコンタクトセンターの約 72%が効率性の向上を報告」しており、平均処理時間(AHT:Average Handle Time)や応答時間の短縮、エージェントの負荷軽減などに寄与しているとしています。
また別の調査では、「AI の導入によってコスト削減や First Contact Resolution(FCR)の改善、顧客満足度の向上」を実感しているセンターが多い、という結果も報告されています。
そうした中で、Zoom Contact Center は「クラウドネイティブ × AIネイティブ × オムニチャネル」で構成された“次世代 CCaaS”として、多くの大企業から注目を集めています。
Zoom の既存サービス(Zoom Meetings、Zoom Phone)が支えるインフラをそのまま活用できるため、通信品質や可用性において非常に高い水準を確保できます。
実際、Zoom Contact Center では業界標準を上回る「99.999%(ファイブナイン)」のアップタイム S L A を保証する例もあり、24時間365日の安定運用が求められる大規模センターにとって有力な選択肢です。
日本全国の電話番号(0ABJ/0120 等)を Zoom から払い出せるため、既存の電話番号資産を活かすことも、新規番号で対応を開始することも可能です。地方拠点や全国展開している企業にとっては、大きなメリットになります。
従来の CCaaS では「音声通話・メール・チャット」が中心でしたが、Zoom Contact Center は “ビデオ通話” を含む本格的オムニチャネルを実現。
音声通話中にビデオに切り替えて、そのまま継続できる ― 別ツールを立ち上げたり、顧客を再誘導したりする必要がない点は、UX(顧客体験)において大きな優位性があります。
たとえば、カスタマー対応を受けてからバックオフィス(社内他部署)に転送する際、Zoom Phone と Zoom Contact Center をシームレスに連携させれば、通話内容の要約やプレゼンス確認、連絡先の確認が統一環境内で完結。担当者間の引き継ぎ漏れや情報ロスを防ぎやすくなります。
Zoom Contact Center は、“AI ネイティブ” を前提とした設計で、外部 AI サービスを別途導入せずとも、生成 AI を含む高度な機能を使いやすく提供しています。具体的な機能例と、業界全体のデータから分かる導入メリットは以下のとおりです。
バーチャルエージェント(AI IVR):従来のフロー設計を伴う IVR 型自動応答ではなく、「プロンプト」による指示のみで自動応答を生成可能。よくある問い合わせや本人確認など、定型・単純業務の自動化に強み。
エージェントアシスト:通話中、顧客の発話からキーワード抽出 → ナレッジ検索 → 回答文案提示/次のアクション案提示。新人・経験浅でも遜色ない対応を可能に。
通話要約と自動タグ付け(処理コード選択):通話内容を書き起こして要約を生成し、自動で分類タグ(リーズンコードなど)を付与。後処理時間(ACW)やレポーティング負荷を大幅に低減。
これらを組み合わせることで、単純応対の多い大規模センターでは AHT(平均処理時間)や ACW(後処理時間)を大幅に削減でき、エージェントの負荷軽減と生産性向上が期待できます。
全体の約 72%のコンタクトセンターが AI 導入で「効率性の向上」を実感。
AI 利用センターの多くが、平均処理時間の短縮/応答時間の短縮/コスト削減を報告。
また、AI によってエージェントの定型業務が削減されることで、「離職率の低下」「エージェント満足度の向上」「採用・育成コスト削減」など、人的コストの最適化につながったという事例も多くあります。
加えて、グローバルにおける会話型 AI/コンタクトセンター AI 市場の成長は著しく、今後も継続した拡大が見込まれています。
つまり、AI を導入することで単に“効率化”するだけでなく、CX(顧客体験)改善 × EX(従業員体験)改善 × コスト最適化 を同時に実現できる可能性が高い ― というのが、最新の業界データとトレンドが示す結論です。
人的コストと離職リスク管理
日本のコールセンターでは「人手不足」「離職率の高さ」が根強い課題です。AI による単純対応の自動化と、エージェントアシストによる負荷軽減で、既存のエージェントに長く働いてもらいやすくなり、新規採用・育成の回転コストを抑制できます。
CX/EX 両立によるブランド価値強化
高速でパーソナルな応対。さらに、顧客対応の途中でビデオ接続できるなど、他社との差別化につながる“次世代の顧客体験”を提供可能。ブランド価値や顧客ロイヤルティ強化につながる。
導入コストの最適化
ハードウェア不要、初期コストを抑えつつ、AI 機能を追加コストなしで使える構成は、大規模センターほど“費用対効果”が高くなる。