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更新日 January 20, 2026
公開日 December 19, 2025
VoIPとは、音声をインターネットで送受信するためのプロトコル(手順、取り決め)です。VoIPを用いるIP電話は、従来の電話より大幅にコストを削減しながら利用できます。
この記事では、VoIPの技術や仕組みの詳細、どのようなサービスに実装されているのか、VoIPを用いたIP電話導入のメリット・デメリットについて解説します。
まずは、IP電話で使われるVoIPについて、その仕組みや技術を解説します。
VoIP(Voice over Internet Protocol)とは、インターネットのようなIPネットワークを使って音声通話を可能にする技術のことです。
VoIPとIP電話は混同されがちですが、VoIPはIPネットワークで音声通信を可能にする技術を指します。一方、IP電話は、そのVoIPを実装してインターネットで通話を行うサービスを指しています。
従来の固定電話とIP電話にはさまざまな違いがあります。
一番の違いはネットワークです。従来の固定電話はアナログ回線を使い、専用の電話回線網で通話を実現していました。これに対してIP電話は、音声をデジタル化し、インターネット回線上で送受信します。それにより、固定電話のように距離によって通話料金が膨らむことがありません。
また、導入時の工事の有無も異なります。従来の固定電話は導入の際に配線工事が必要ですが、IP電話の場合、インターネット回線がすでに契約されていれば、新たな配線工事が不要です。この違いは、回線の安定性や通話品質の違いにつながります。従来の固定電話は交換局を経由した安定した通信品質が提供されますが、IP電話は回線状況によって品質が変動します。
さらに、IP電話には、050番号のサービスと、従来の固定電話と同じ電話番号が使える0AB-J番号のサービスがあります。050番号は発信者の位置特定が難しいため、110番や119番といった緊急通報用電話番号には発信できません。0AB-J番号であれば発信は可能ですが、サービス内容によって異なる場合もあるため事前に確認が必要です。発信できない場合は、近くの警察署や消防署などの通常番号に直接電話をかける必要があります。
050番号はフリーダイヤルへの発信もできない場合が多いため、導入の際には注意しましょう。
次に、VoIPを用いてIP電話を接続する仕組みについて解説します。
VoIPを電話として機能させるには、SIP(Session Initiation Protocol)と呼ばれる、IPネットワーク上で通話の開始・終了を管理するプロトコルが必要になります。IP電話においては、発信者と受信者の通話の接続・切断をコントロールしています。
RTP(Real-time Transport Protocol)は、IPネットワーク上で音声や動画をリアルタイムに伝えるプロトコルです。IP電話のほか、動画のストリーミング配信にも用いられています。
VoIPは、SIPとRTPを組み合わせることでIP電話サービスを実現しています。まずSIPが発信者と受信者の接続を確立し、その後、音声信号をデジタル化し、RTPでパケット化し、リアルタイムで伝送しています。
続いて、VoIPが実装された主なサービスについて、具体例を挙げて解説します。
VoIPは、個人や法人向けに提供されているスマートフォンのIP電話アプリに使われています。
携帯電話やタブレット、パソコンを介してIP電話アプリで通話できるのは、VoIPが実装されているためで、050から始まる電話番号が多く使われています。
企業では、従来のオンプレミスPBXに代わりクラウド電話が使われ始めています。このクラウド電話にもVoIPが実装されています。
クラウド電話は物理的なPBXを設置する必要がなく、インターネット上のクラウド環境で提供されるサービスです。社員のスマートフォンアプリで会社の電話番号が使えるなど、テレワークやハイブリッドワークで活用されています。Zoom PhoneもVoIP技術を活用したクラウド電話サービスとなります。
LINEやFacebookなど、同じSNSアプリ同士で電話番号を使わずに通話する機能も、VoIPによって実現されています。
IP電話を導入することの主なメリットを3つご紹介します。
IP電話は通話相手との距離に関係なく通話料金が一定のため、通話コストを安く抑えられます。特に国際電話の通話料金は固定電話や携帯電話からの発信に比べて大幅に安いため、グローバルに事業を展開する企業にとっては大きなメリットがあります。
さらに、同一プロバイダ間または提携プロバイダ間での発着信であれば、通話料は無料になります。本社や支社など、全国に多くの拠点がある企業の場合、各拠点間の通話料金がかからないため、大きなコスト削減につながるでしょう。
企業向けクラウド電話の場合、社外からでも会社の電話番号で発着信ができます。また、外出している営業担当者に直接電話がつながる設定にもできるため、電話の取り次ぎ業務を削減できます。携帯電話だけでなく、タブレットやパソコンなどのデバイスでも通話ができるため、業務の効率化にもつながります。
IP電話は従来の固定電話と違い、導入の際の工事や電話機の設置が不要なため、導入しやすいのが特徴です。IP電話アプリであれば、アプリをインストールしてクレジットカード情報を登録するだけで即日利用できます。
また、企業向けクラウド電話の場合も、契約後はWebブラウザの管理画面から必要な人数分のIP電話の回線数を容易に追加・削減できます。
IP電話の導入には、メリットだけでなくデメリットもあります。2つのポイントをご紹介します。
IP電話の通話品質はインターネットに依存します。インターネット環境が悪化して、通話が途切れたり遅延が発生したりすると、通話内容が聞き取りにくい、音声が途切れる、などの影響を受ける恐れがあります。
Zoomが提供するZoom Phoneは、安定した通話環境を実現したクラウドPBXサービスです。通話品質の不安定さが気になる場合は、ぜひZoom Phoneの導入をご検討ください。
>> Zoom Phone
0AB-J番号サービスや090などの携帯電話番号にはナンバーポータビリティがあり、前に使っていた電話番号を継続して利用できます。しかし、050型のIP電話にはナンバーポータビリティがなく、固定電話サービスを一度解約してしまうと同じ電話番号を再び利用することができないため、注意が必要です。
Zoom Phoneであれば、IP電話に移行しても従来どおりの高品質な通話を実現できます。
Zoom Phoneは、多少の通信環境の変動(パケットロス)が生じても自動補正機能により音声が途切れにくく、安定した通話が可能です。また、番号ポータビリティにも対応しているため、現在お使いの固定電話番号(0AB-J番号)を継続して利用できます。
また、Zoomミーティングで培った機能により、Web会議やチャットとのシームレスな連携も可能です。使い慣れたZoomアプリ一つで、電話やWeb会議などのサービスをすべてカバーできます。電話での通話中に資料を共有したいような場合も、ワンクリックでビデオ会議に切り替えることができ、業務効率化につながります。
IP電話の導入をお考えの際は、ぜひZoom Phoneの導入をご検討ください。
>> Zoom Phone
VoIPは、IP電話を実現するためのプロトコルの総称で、SIPやRTPとともに動作しています。VoIPを実装しているサービスにはいくつかのタイプがありますが、そのなかでも、企業向けクラウド電話は、企業の通話コスト削減や業務効率化に大きく寄与します。
導入の際はサービスごとの特徴をしっかりと比較し、自社にあったサービスを選択して、IP電話の利便性を最大限に活用しましょう。