オープンから 2 年目を迎える妙高ベースキャンプのこれからについて、岡田氏は「様々なスキルや想いがあり、多様な働き方を求めている人、地域の課題解決に関心のある人を、妙高に誘致する拠点として育てていきたい」と話す。最終的な目標は「地域の若い世代が、ここでの交流を通じて様々な発想の糧を得て、それが地域の未来に資する何かしらの行動へとつながることだ」。
地域外から人を誘致するだけでなく、誘致した人と地域の人との交流を、誰が、どのように促進していくのが効果的なのか。答えはまだ見つかっていない。だが、内外の人材が交流できる環境を整えることが、妙高の若者人口の流出に歯止めをかけ、地域の課題解決につながっていくと岡田氏は確信している。
最後に岡田氏は、地方創生や関係人口の拡大において重要なポイントは「外からの視点」を捉えられるかだと付け加えた。
「どこの地方も、それぞれに自然が豊かで、食べ物も美味しい。その中で差別化を図るには、ターゲットを明確にし、顧客の視点で、地域内に埋もれているコンテンツを磨き上げて、ストーリー性のある形で情報発信する必要がある。だが、これは妙高市が弱い部分でもある」と明かしつつ、「地域内だけでなく、地域外の人には、妙高がどう映るのかを捉えることが不可欠だ。地域内にいては分からない気づきや発想が得られる」。
それは、妙高ベースキャンプが、Zoomとタッグを組んだ理由でもある。
記事:トラベルボイス企画部
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