最新レポートにより、非効率的なコラボレーションが組織にもたらす損失の問題と、その解決方法が明らかに

コラボレーションにおいて、同僚とのスケジュール調整に苦労した経験はおありでしょうか？また、チームメイト間のコミュニケーションで誤解が生じた経験についてはいかがですか？今まで皆様は、非効率的なコラボレーションによってさまざまなリソースを犠牲にしてきた可能性があり、これは皆様が考えるよりも多くのケースで発生する問題です。そして非効率的なコラボレーションの問題解決に費やされる時間は、瞬く間に積み重なっていくものです。

Morning Consult が 16 か国にわたる約 8,000 名のリーダーと従業員を対象に実施したアンケートに基づく「Global Collaboration in the Workplace（英語）」レポートでは、以下の点が明らかになりました。

• 人々がコミュニケーションをとる際に好む手段
• コラボレーションに関するよくある課題 
• 非効率的なコラボレーションを改善するための予測コスト 

結論として、非効率的なコラボレーションの問題解決に費やす無駄な時間により、マネージャー当たり年間推定 $16,491、1,000 名規模の従業員を抱える企業では年間最大 $874,000 の損失が発生する可能性があることがわかりました*。

以下に示す調査結果の概要と、本レポート全文をご覧いただき、グローバル コラボレーションの詳しい状況と皆様の組織でご活用いただけるヒントをご確認ください。

リーダーは、同僚との共同作業、特に会議やEメールに多くの時間を費やす傾向がありました。 半数以上が1日3時間以上をEメール（56％）とバーチャルミーティング（52％）に費やしています。

また、リーダーは、以下の非効率的なコラボレーションに関するよくある問題の解決に、従業員よりも多くの時間を費やし、タスク間で足並みをそろえることにも長い時間をかけています。これらの要素が積み重なることで、最終的には組織の損失を招くおそれもあります。 

「仕事でのコラボレーションに使用するお気に入りの方法は何ですか？」という質問に対し、リーダーと従業員は、インスタント メッセージ / チャットが好ましいと回答しています。 

しかし、私たちが行ったアンケートでは、世代間で好まれるコラボレーション方法が異なっていることが判明しました。ベビーブーマー世代のリーダーは、対面ミーティングを非常に好む傾向にあり、Z 世代のリーダーは、プロジェクト管理ソフトウェアによるコラボレーションを好むことがわかりました。これらの好みについて学ぶことで、組織は、効果的なコラボレーションに従業員が必要とするツールについての貴重なインサイトを得られるかもしれません。

IT リーダーは、新しいアプリ・ツールに対するセールスピッチや従業員のリクエストに絶えず追われています。これらのアプリなどによる個々の問題解決は保証されるものの、本レポートでは、実際に過多なアプリがコラボレーション上の重要課題に関連していたことが示されています。つまり、仕事で 10 個以上のアプリを使用していると回答した人は、使用するアプリが 5 個未満であると回答した人よりも、コミュニケーション上の誤解、同僚からのエンゲージメントの欠落、情報共有の欠如などの問題に苦慮している可能性が高いことがわかりました。 

「Global Collaboration in the Workplace（英語）」レポート全文をご覧いただき、今日のチームが直面しているコラボレーション上の最重要課題と、AI が生産性に与える影響を、データに基づく視点からご確認ください。また、従業員が効率的にコラボレーションできるようする方法についての専門的なインサイトも得られます。 

* マネージャー 1 名当たりの算定は、米国労働統計局が提供する管理職の平均給与情報に基づく推定値です。総コストは、組織内のマネージャーの平均数に関する APQC データに基づいています。