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更新日 March 12, 2026
公開日 March 12, 2026
内線電話とは企業内の音声通話にまつわる仕組みや機器を指しますが、実は社外との通話に関する機能や要素も含んでいます。
この記事では、内線電話とは具体的に何を指しているのか、また、主な機能や使い方、仕組み、内線と外線の違い、スマートフォンを内線電話化する方法などを解説します。
内線電話とは、企業が円滑な音声通話を実現するための電話システムのことです。電話機から各種機器、回線網まで、ひと括りで内線電話と呼ばれます。従来、内線電話といえば企業内の通話に特化した製品を指しましたが、現在では外部との発着信の機能(外線)も備えているケースが主流です。
まずは、内線と外線の違いや仕組みをご紹介します。
内線と外線の違いは、通話先や番号の長さ、通話料にあります。
| 内線: |
企業内の電話機同士による通話 電話番号は主に2~5桁で、通話料は無料 |
| 外線: |
公衆回線網を用いた企業外との通話。いわゆる「電話」 電話番号は主に10桁や11桁で、他部署の誰かにつなぎたい場合、通話料は有料 |
一般には、企業内でのやり取りに用いる無料電話を内線、取引先や顧客などの外部との連絡に使用する有料電話を外線と呼びます。
内線電話の仕組みは、主装置(PBX)と呼ばれる機器の働きで成り立っており、PBXが企業内の電話機同士を接続したり、外部からの電話を内線内の特定の電話機につなぎ直したりしています。
かつて、内線電話を導入する際には、オフィスに機器を設置して物理的な回線を構築する形が主流でした。しかし最近では、ネットワーク回線を利用する工事不要の内線電話も登場しています。その結果、現在では内線電話のPBXは以下の3種類に大別されています。
| レガシーPBX: | 物理的な機器を設置する従来型のPBXで工事が必要 |
| IP-PBX: | IPネットワークを利用するPBXで既存の社内LANを利用する場合は回線工事が不要 |
| クラウドPBX: | インターネット回線を利用するPBXで工事が不要 |
内線電話には、単純な通話以外にも業務に役立つ機能が搭載されています。
転送とは、受電した電話を内線内の別の電話機につなぎ直す機能です。通話を保留したうえで任意の内線番号をダイヤルすると、担当者に先方の用件を一声伝えてから電話をつなぎ直せます。いわゆる取次業務で頻繁に活用されている機能です。
代理応答は、自席の電話機を使って別の席にある電話機への着信に応答できる機能です。ピックアップとも呼ばれ、離席中の担当者に代わって別の社員が応対するなど、電話の取りこぼしを防ぐために活用されています。
代表着信は、ひとつの電話番号に対する着信を複数の電話機で同時に(もしくは順番に)鳴らす機能です。カスタマーサポートの電話お問い合わせ窓口のような、個人ではなく部署としての対応が求められる場合に重宝します。
パーク保留は、保留にした通話を別の電話機から再開できる機能です。通常の保留では操作をした電話機以外からは保留を解除できませんが、パーク保留では仮想的な空間に通話を一時的に預ける仕組みにより、別の電話機からの操作も可能となります。
パーク保留は前述の転送と似ていますが、転送は特定の内線番号を指定するのに対し、パーク保留は番号を指定しません。そのため、担当者が離席中などでオフィス内のどこにいるかわからない場合に、館内放送と組み合わせて該当者を呼び出し、最寄りの電話機から電話を取ってもらうようなケースで役立ちます。
内線放送は、通話中でない各電話機やオフィス内に設置されたスピーカーに対して一斉にアナウンスを流せる機能です。緊急時の連絡はもちろん、担当者の呼び出しや社内全体への連絡事項の共有などに活用できます。
続いて、内線電話の基本的な使い方をご紹介します。
内線の基本的なかけ方・受け方は以下のとおりです。
【内線のかけ方】
【内線の受け方】
※受話器を取るのが遅れた場合は、「お待たせいたしました」と一言添えるとよい
また、内線の電話機からは以下のように外線もかけられます(外線の受け方は内線と同様)。
【外線のかけ方】
実際の電話業務では、内線電話の保留と転送を使いこなす必要もあります。保留・転送は操作を間違えると通話が切断されてしまうため、以下の手順を確認しておきましょう。
【保留の操作方法】
保留が開始され、相手にはこちらの音声が聞こえなくなる(保留メロディが流れる)
3. ふたたび保留ボタンを押すと通話が再開される(機種によっては保留ボタンではなく点滅している外線ボタンを押す)
【転送の操作方法】
なお、転送したい担当者が不在だった場合は、電話機のフックを押すなど通話を切る操作を一度行い、続けて保留解除の操作をして顧客との電話を再開します。その後、「大変申し訳ございませんが担当者が不在で」などと伝えたうえで折り返しのお電話を約束するなど、自身で電話対応を進めましょう。
内線電話を導入すると、企業は大きく3つのメリットを享受できます。
内線は外線と異なり、通話を無料化できます。内線電話網の構築が完了すれば、東京と大阪のオフィス同士で意見を交わすような遠距離通話も無料となり、通信コストの削減を進められます。
内線電話はメールやチャットと比較して即応性に優れています。相手の返信を待つ時間を必要とせず、すぐに結論を出せるため、企業内のリアルタイムな意思決定を促進できます。
一般的に人が話す速度はタイピングの約4倍速いともいわれており、コミュニケーションの迅速化にも貢献します。
顧客からの電話を切らず、転送やパーク保留を通じてそのまま担当者につなぐことができるのも、内線電話の長所です。
転送前には、お客さまには聞こえない形で社員同士がその場で対応を話し合えるなど、顧客対応の品質向上に役立つ機能がそろっています。
内線電話にはご紹介したような多くのメリットがありますが、従来型(オンプレミス型)の内線電話は導入に向けたハードルが高いのも事実です。その理由を解説します。
オンプレミス型内線電話ではPBXをオフィス内に設置します。その際は物理的な工事が必要となるため、導入時には機器購入費や工事費がかさみやすく、高額な初期投資が求められます。
さらに、保守点検費やリプレイス費などの運用コストもかかり、自社にとって決して軽くはない負担となります。
物理的な装置を用いるオンプレミス型内線電話の利用では、オフィス移転やデスクの配置換え、部門間のフロア変更といった機会に手間が生じます。専門業者への再依頼が必須となるケースも多く、金銭的コストが膨らみがちです。
業者とのスケジュール調整や工事期間中のオフィス利用制限といった見えづらい負担も軽視できません。
オンプレミス型内線電話は、設置場所による地理的制限も受けます。オフィスの電話機同士のようにシステムに含まれる機器が物理的に決まっているため、自宅からのテレワークには対応できず、外回り中の営業担当者に転送することもできません。
従来型(オンプレミス型)の課題を受け、近年の内線電話では、クラウドPBXと呼ばれる導入ハードルの低い新形式が注目されています。
クラウドPBXとは、インターネット上(クラウドサーバー上)に用意されたPBX機能を利用するサービスです。物理的な装置はオフィスに置かず、サーバーにインストールされたPBX機能に任意の端末からインターネット経由でアクセスする仕組みが採用されています。
クラウドPBXの特徴は、手元のスマートフォンやパソコンを用いてオフィスの電話機以外からでも内線電話を利用できる点にあり、導入の手軽さや柔軟性に優れています。
詳しくは以下の記事で解説しています。
>>クラウドPBXとは?導入時のメリットや注意点、見るべきポイントまで徹底解説
では、クラウドPBXによりスマートフォンを自社の内線電話にすると、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
スマートフォンを内線電話として利用すると、場所にとらわれず内線による無料通話が可能となります。
出張中の営業や在宅勤務中の担当者など、オフィスに不在の相手にも電話を転送でき、社内コミュニケーションの速度を改善できます。
既存の社用携帯や個人所有のスマートフォンの活用により、内線電話に関する導入費や運用コストを節約できます。
電話機や物理的なPBXを購入する必要がなく、LANケーブルや電話線などの配線による工事費もかかりません。
スマートフォンひとつで内線電話に参加できることは、企業としての機会損失の防止や顧客満足度の向上にも結びつきます。
折り返しの電話ではなくリアルタイムに顧客と担当者をつなぐことで、不満にも要望にも速やかに対処しやすくなります。
クラウドPBXは利便性の高い仕組みですが、スマートフォンを内線電話とする際には以下の注意点も押さえておきましょう。
→対処法:ポケットWi-Fiを持ち歩く など
→対処法:モバイルバッテリーを持ち歩く など
→生体認証によるロック、紛失時の緊急対応マニュアルの整備 など
Zoom Phoneは、手元のスマートフォンやパソコンを内線電話化できるクラウドPBXサービスを提供しています。
Zoom Phoneの強みは、初期設定から日々の利用まで、すべてのシーンで直感的な操作を実現している点です。専門業者への依頼なしに内線電話番号が追加できるほか、転送・保留などの主要な機能はアプリからワンタッチで実行できます。
場所を問わない内線電話環境の実現は、業務の効率化から顧客満足度の向上まで、自社に多様な恩恵をもたらします。Zoom Phoneの料金イメージや機能の詳細は以下のリンクよりご確認ください。
内線電話は、企業のコミュニケーションを円滑化できる音声通話システムです。近年はクラウド型のサービスが登場し、従来型(オンプレミス型)で課題だった導入・運用ハードルの高さも解消されつつあります。
ぜひこの記事を参考に、Zoom Phoneを始めとするクラウドPBXの導入をご検討ください。