新しい AI アシスタント、Zoom AI Companion が登場!
Zoom AI Companion で、生産性とチームのコラボレーションを向上させましょう。該当する有料の Zoom プランがあれば追加料金なしでご利用いただけます。
更新日 March 03, 2026
公開日 March 03, 2026
AIフォン(AI搭載スマホ)とはAI機能を持たせたスマートフォンのことで、普通のスマートフォンにAIアプリを入れるだけでは得られない独自のメリットがあります。
この記事では、AIフォンの意味や注目が集まる理由、特徴や主な機能、ビジネスでの活用シーンなどについて解説します。
AIフォンとはAIを搭載したスマートフォンのことで、AIアシスタント機能を持つ新時代のスマートフォンを指します。従来のスマートフォンと異なり、ユーザーが操作を行わずとも、生成AIが要望をくみ取って代わりに行動するのが特徴です。
例えば、社内会議の予定通知メールが届いた場合、私たちにはメール返信とスケジュールアプリへの入力という二つのタスクが発生します。しかしAIフォンであれば、「OKと返事して日付をスケジュールアプリに入れて。忘れないようリマインド通知もつけて」などと伝えるだけで、AIがタスクを完了してくれます。
注意点は、普通のスマートフォンにAIアプリを入れただけではAIフォンとは呼ばれないことです。AIフォンにはAI処理を専門とするプロセッサーの動作に適した高性能なハードウェアが搭載されており、端末内でもAI処理を実行しています。クラウドに頼り切らないオンデバイスな動作により、高速・高品質なレスポンスを実現しています。
AIフォンが注目を集める背景には、生成AIの普及と端末の高性能化があります。
2022年11月に登場したChatGPTを皮切りに、生成AIは世の中に衝撃を与えてきました。ChatGPTの週間アクティブユーザー数は9億人(2025年12月時点)を超えており、わずか数年足らずで爆発的な普及をみせています。2026年現在は、生成AIの長所や短所に対する人々の理解も進み、いかに生成AIの力を日常に取り入れていくかが今日の争点となりつつあります。
その具体的な手段として期待されているのがAIフォンです。AIブームによる半導体分野の研究の加速もあり、現在ではハードウェアの性能が引き上げられ、AIの推論処理をスマートフォン上で動かすことも可能となってきました。
誰もがAIフォンを所有し、スマートフォンのなかに自分専用の秘書(AIパーソナルアシスタント)を持つ日も近いのではないかと期待されています。
AIフォンの特徴は、自律性、マルチモーダル、オンデバイス、パーソナライズの4つの性質を知ることで理解できます。
AIフォンには、「○○をして」という要望を出すだけで操作を代行できる自律性があります。
例えば新幹線のチケットをWeb購入したいとき、「新幹線のチケットがほしい。○○駅から△△駅行き。□□日、×時~××時に到着できる指定席を取って」などと指示をすれば、AIがブラウザ検索などを駆使して適切な発着便を提案してくれます。
マルチモーダルとは、画像やテキスト、映像や音声など、種別の異なる複数の情報を統合処理できるAIの仕組みのことです。AIフォンでは、端末のカメラやマイクの活用により、今自分が見聞きしているものについてAIとリアルタイムで会話ができます。
作業の合間に訪れたカフェで「今流れているBGMの曲名はわかる?」と質問したり、撮影した写真を「人の顔や個人情報を隠して」と加工したりと、日常のなかにAIの力を取り入れられます。
AIフォンは、AIに関する処理の多くをオンデバイスで行います。端末のなかで作業を完結させやすく、外部のサーバーに個人情報を渡してしまうリスクを抑えられます。
また、サーバーとの高頻度な通信を必須としないことは、AIのレスポンスの高速化にもつながります。オンデバイスで処理できる作業の範囲であれば、サーバーの混雑やネットワーク回線の不調の影響も受けません。
生成AIには、与えられたデータを通じて学習できる(より適切な回答をしやすくなる)性質があります。AIフォンも、使用を続けるほどに利用者の好みや行動パターンを学習し、要望に沿った形でタスクを解決しやすくなります。
例えば、文章の要約という作業ひとつを取っても、一人ひとり求めるポイントは異なります。概要がわかればよいという方もいれば、品質の高い文章として仕上げてほしい方もいるはずです。そうしたそれぞれの要望に応じたデータを与えれば与えるほど、AIの使用感は個々に合った形で向上していきます。
続いて、AIフォンに備わっている一般的な機能をご紹介します。
AIフォンはリアルタイム翻訳を得意としています。通話中の音声の翻訳はもちろん、ハンディタイプの翻訳機として対面での会話を訳すことも可能です。外国の方も交えた会議など、多言語が飛び交う環境で活躍します。
加えて、AIフォンは録音した音声データの文字起こしにも対応しています。これにより「言った」「言わない」の問題を防ぎやすくなり、伝達ミスを減らすことにつながります。
電話内容を文字起こしする意義や注意点は、以下の記事で詳しく解説しています。
>>電話の内容を文字起こしするには?活用メリットやツールを選ぶ際にみるべきポイント
AIフォンでは、与えられたテキストについて要約したりタスクを抽出したりする機能もよく見られます。
「会議の内容を文字起こしして簡易的な議事録を作成。重要箇所を要約して配付資料の形に加工。あわせて、誰が何をすべきかタスクを抽出し、社内のスケジュール管理アプリで共有」など、人力では工数のかかる作業もAIフォンならあっという間です。
AIフォンは、24時間即応してくれる専属の秘書のように、あなたのパーソナルアシスタントとして活躍します。
例えば、営業時間外や打ち合わせ中で電話に出られないシーンでも、AIがあなたに代わって丁寧に応対します。状況に応じた音声案内を自動で行い、用件を正確に聞き取ってテキスト化してくれるため、顧客からの重要な問い合わせを見逃すリスクを最小限に抑えられます。
以下はAIフォンで任せられる作業のほんの一例です。
「○○をして」と要望を出せばすぐに返事が得られる利便性により、これまでにない体験が得られます。
画像や動画の生成・編集にもAIフォンは対応しています。特筆すべきは、写真から不要物を消すような単純な調整だけでなく、ゼロから画像・動画を生み出すなどのよりクリエイティブな作業も実行できる点です。
著作権や倫理的な問題への配慮は必須ですが、社内の叩き台として利用する画像や動画であればAIフォンに担当させてもよいでしょう。
高度な機能を持つAIフォンは、あなたにとってポケットサイズのビジネスパートナーとなる可能性を秘めています。ここでは、AIフォンが活躍するビジネスシーンの例をご紹介します。
外回りでは移動時間が業務上の無駄となりがちですが、AIフォンなら充実した準備や後処理を進められます。
訪問前には商談相手が興味を持ちそうな業界トレンドをAI検索・要約でキャッチアップでき、商談終了後は、歩きながらマイクに話す形でサンクスメールや報告書の下書きを作成させるなどすれば空白時間を減らせます。
リアルタイム翻訳機能を使えば、外国の方との商談に不安を感じる必要はなくなります。AIフォンひとつで通訳を介さず意思疎通を図れるからです。従来は英語ができる担当者の準備に手間取るなどして遅延しがちであった海外とのやり取りを高速化できます。
また、商談内容の文字起こしにより意思疎通の齟齬を防ぎやすい点も魅力です。商談が終わったら次回までに文字起こしの内容を双方が確認するなどの取り決めをすれば、これまでにない円滑なコミュニケーションを実現できます。
「○○さんと次に会うのはいつだったか」「○○の件は先方からの連絡待ちで間違いなかったか」など、日々の些細な確認事も、AIフォンに尋ねるだけで解消できます。メールやチャット、スケジュールや過去の通話履歴などのデータをAIに検索させれば、すぐに返答が返ってきます。
建築・土木・製造などの現場作業でも、業務のデジタル化に向けた第一歩としてAIフォンが活躍します。マルチモーダル機能により周辺の状況をカメラに映してアドバイスを求めたり、業務マニュアルから今まさに役立つ知識を読み解かせたりすれば、熟練の担当者を新規に雇い入れたかのようなサポートが期待できます。
AIフォンにその真価を発揮させるためには、適切な電話環境との組み合わせが必須です。顧客からの電話がオフィスの固定電話ばかりにかかり、AIフォンに転送できないのでは、文字起こしなどの機能も利用できません。そうした課題の解決策として、ぜひZoom Phoneとの併用をご検討ください。
Zoom PhoneはZoomアプリ上で稼働するクラウド電話サービスです。物理的な工事は不要で、お手元のスマートフォンやパソコンを、場所にとらわれない内線電話に変身させることができます。
Zoom Phoneには、「Zoom AI Companion」というAI機能が搭載されています。ボイスメール(留守番電話)のテキスト化のあとに内容を分析して優先順位を付けるなど、AIフォンの強みを加速させることができます。
AIフォンとはAI機能が搭載されたスマートフォンのことで、クラウドに頼らずオンデバイスでもAI処理ができる特徴を持っています。
AIフォンをビジネスに取り入れたいとお考えの際は、ぜひZoom Phoneとの組み合わせをご検討ください。