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Zoomの次なる進化を支えるAIエージェントの活用

私たちがどのようにAIエージェントビジョンを具現化しているかを詳しく知り、Zoomがあなたのワークデーを劇的により良く変える方法をご覧ください。 

更新日 September 10, 2025

公開日 March 15, 2025

Zoomの次なる進化を支えるAIエージェントの活用
Smita の画像
Smita Hashim
最高製品責任者

Smita は Zoom の最高プロダクト責任者として、Zoom のプロダクト管理部門を指揮しています。Google や Microsoft で 20 年以上のプロダクト管理の経験を誇る業界のベテランであり、Microsoft における IP ネットワーク上のテレビ放送の主導、Google Meet の主導と規模拡大、最近では Microsoft Teams のリアルタイム コミュニケーション プラットフォームとプロダクトの管理など、彼女の経験は多岐にわたります。ビデオのほかには、Google Voice(電話)、Google カレンダー、Google Tasks、ローカル広告主向けの Google AdWords プロダクト スイート、そして Google Chromebook のデバイス ポートフォリオとエコシステムを主導してきました。

Smita はインドで育ち、インド工科大学カーンプル校で電気工学の分野において学士号(B.Tech)を取得しました。プリンストン大学で EECS の修士号、そしてカリフォルニア大学サンタバーバラ校では画像とビデオの圧縮の研究に傾倒し、博士号を取得しています。

インド工科大学カーンプル校の優秀卒業生賞の受賞者であり、また同校の女性卒業生ネットワーク(WIN)の創設者でもあります。

Zoomでは、迅速なイノベーションを実現するために野心的な目標を掲げています。ビデオミーティングソフトウェア企業から、人とのつながりを実現するAIファーストのオープンワークプラットフォームへと進化したことが、今まさにはっきりと示されています。この1年を通じて、Zoom AI CompanionZoom WorkplaceZoomビジネスサービス業界別ソリューションによって、お客様の生産性向上、チームワークの再構築、卓越した顧客体験の創出を支援してきました。

エージェントAIの登場により新たな時代を迎える今、新たに発表されたZoom AI Companion 3.0は、あなたの働き方に合わせてパーソナライズされ、場所を問わず会話をアクションにつなげる手助けをします。やり取りから最も重要なインサイトを引き出し、必要な時と場所で行動するエージェントスキルによって時間をより有効に活用し、最小限の指示で的確に動くAIによって、高品質な仕事をより迅速に実現します。Zoom AI Companion 3.0の機能は2025年11月に提供開始予定です。

私たちのAIエージェント戦略を知る

大規模言語モデルが主流になるずっと前から、私たちはAIテクノロジーへの投資を重視してきました。ZoomプラットフォームにAIソリューションを直接組み込めば、お客様にこれまでにない生産性を提供できると確信していました。

初期段階のAI Companionは、ミーティング要約を自動化し、メモを取る必要をなくすのに役立ちました。その後、Zoom Workplace全体でパーソナルアシスタントとして機能し、Microsoft Outlook、Office 365、Gmail、Google Driveなど接続されたアプリから、メール、カレンダー、ドキュメントのデータを取得するようになりました。

現在、AI Companionは進化を続け、Zoomプラットフォーム全体でエージェントとしての役割を担うようになりつつあります。日々のあらゆる業務で的確な洞察とサポートを提供し、質の高い成果をより迅速に得ることができます。

推論、記憶、タスク実行、オーケストレーションという4つの主要なエージェントスキルを搭載したAI Companionは、これらのスキルを活用してユーザーに代わってタスクを完了し、日々の業務をサポートします。これらのコアスキルに加え、AI Companion 3.0は検索や生成などの新たな機能レイヤーを導入し、より少ない指示で情報を収集し業務全体のコンテンツを作成できるようになります。どのエージェント、スキル、モデルを活用すれば最適な結果が得られるかを把握し、AIのパートナーとして機能します。

AIエージェント戦略

※BYOMは後日予定

AI Companionは、誰もが欲しがる「頼れる相棒」と考えてください。あなたをよく知るAIコラボレーターとして、Zoomプラットフォーム、有効化されたサードパーティ、そしてウェブ全体の情報を活用し、あなたの指示に従って動作します。

AIエージェントがあなたとあなたの仕事にもたらす意味とは

誰かがチャットスレッドや通話からミーティングを予約してくれたり、プロジェクトの開始から完了まで管理してくれたら、どれほど便利でしょう。今ではAI Companionが、ミーティングの準備、聞き逃した内容の補完、複数の会話からの要点要約を行います。さらに、プロジェクトの進捗を取得し、顧客や同僚からの関連フィードバックやウェブ上の情報、チャット内容も提示できます。これらのエージェント型スキルによって、AI Companionは日々の業務をより良くするための支援力を一層高めています。

AI Companion 3.0では、検索、生成、ワークフロー自動化といった新たなエージェント型スキルのレイヤーによって、これらの機能がさらに強化されます。AI Companionは、Zoomや対応サードパーティアプリ、ウェブからコンテキストを積極的に収集し、ミーティングメモ、提案、プロジェクト計画などのコンテンツを作成し、ユーザーに代わってタスクを実行します。たとえば、カレンダーを分析して任意または重複するミーティングを特定し、自動的にフォーカス時間を確保して、最も重要なことに集中できるようにします。

AI Companionの新しいエージェント型スキルは、単にリクエストに応えるだけでなく、あなたに代わって主体的に動けるようになります。近日提供予定の「時間を空ける」スキル(2025年10月提供予定)では、カレンダーを分析して予定の重複を解消し、スキップ可能なミーティングを提案するとともに、主催者が作成したメモで最新情報を把握できます。強化された「ミーティングの準備」スキル(2025年10月提供予定)では、議題や過去のアクションアイテム、重要なポイントを事前に提示し、すぐに貢献できるようサポートします。さらに「事前のミーティング推奨」機能(2025年11月提供予定)により、議論の進行を追跡し、決定事項を強調して次のステップを提案し、プロジェクトの勢いを維持します。AI CompanionはZoomとサードパーティアプリ間でタスクや情報を統合し、バックグラウンドで複雑な処理を行いながら、常にユーザーが主導権を持てるようにします。

あなたがミーティングに出席できない場合でも、AI CompanionがZoomやサードパーティのプラットフォームに代理参加し、メモ、アクションアイテム、フォローアップを記録します。AI Companionは、これらの高度なスキルと4つのコアエージェント機能(推論、メモリ、タスクアクション、オーケストレーション)を組み合わせることで、会話やコラボレーションをスピーディーかつ正確で文脈に沿った実用的な成果へと変換し、働き方そのものを変革します。

AI Companionは、この情報をもとに次のミーティングのスケジュール調整、チャットメッセージの下書き、メール返信の作成、ドキュメントの生成などを、あなたのレビューと承認に基づいて実行できます。Zoom Tasksを使えば、個人・チーム・プロジェクトのタスクを追跡でき、関係者の希望に応じてタスクを公開または非公開に設定することも可能です。

Zoom Tasksは一例に過ぎませんが、AI CompanionのエージェントAIプラットフォームは、あらゆる会話を行動につなげ、ワークフローを最適化し、より少ない労力で高品質な成果をより早く生み出せるよう設計されています。

Zoomプラットフォーム全体でAI Companionを強化

私たちは今、自社ビジョンの次のステージへと進む中で、コアとなるエージェント型スキルを強化し、新たなスキルやエージェントを追加することで、AIテクノロジーをZoomプラットフォーム全体へ拡大しています。こうした取り組みには、ビジネスサービスにおける新たなイノベーションや業界特化型ソリューションも含まれます。

顧客体験を高め、ブランド価値を向上させることを目的に設計されたZoom Virtual Agentは、顧客と自律型AIエージェントとのやり取りを一新します。Zoomのセルフサービス型エージェントAIソリューションは、基本的な質問に答えるだけでなく、より優れた、迅速で文脈に沿った体験を提供します。これにより、共感を持った対話と文脈に沿った会話を通じて課題をすばやく解決し、人の介入を最小限に抑えることができます。

AI Companion 3.0は、セルフサービスの枠を超えて、すべてを一元化し、あなたの業務状況に合わせてパーソナライズされた新しいワークスペースを導入します。まもなくウェブブラウザ(2025年11月提供予定)やZoom Workplaceのホームタブ(2026年3月提供予定)上で直接作業でき、最も関連性の高い情報やプロジェクトが適切なタイミングで表示されるようになります。このスペースでは、コラボレーションパートナーとしてAI Companionと対話し、ライティング支援やディープリサーチを活用しながら、最小限の労力でよりスマートなワークフローを構築できます。ライティング支援は、自分のスタイルに合ったビジネス文書の下書き、編集、推敲をサポートします。さらに、新しいdeep research(ディープリサーチ)スキルは、会話、統合アプリ、企業ナレッジベース、ウェブの情報を組み合わせて、包括的で高品質な成果を生み出します。

ZoomのAIイノベーションは、信頼性が高く、責任ある、安全なものであり続けます。

私たちは、対象となる有料プランに追加費用なしで、高品質なAIソリューションを提供し続けています。AIテクノロジーが成熟した今も、安全で責任あるAIイノベーションに対する当社のコミットメントは変わりません。

AIに対するZoomのフェデレーテッドアプローチは、Zoomが所有する大規模言語モデルと、OpenAIのGPT-5やAnthropicのClaudeモデルなど主要なサードパーティモデルを組み合わせることで、パフォーマンス、品質、そしてコスト効率を最大化します。小規模言語モデル(SLM)は、特化したタスクに対して引き続き高品質な結果を提供します。

創業当初から、Zoomはシンプルで使いやすいことで知られています。現在では、AI Companionのエージェント型スキルにより、柔軟で使いやすく確実に機能するソリューションを通じて、お客様が最高のパフォーマンスを発揮できるよう支援しています。以下はその一例です。

  • 当社のカスタムAI Companion有料アドオンにより、組織はAI StudioでAI Companionをカスタマイズして独自のニーズに対応できます。さらに管理者はカスタムエージェントを構築し、ワークフローを効率化できるようになりました。

  • フロントライン向けZoom Workplaceeは、現場で働くフロントラインワーカーのための効率的なモバイルソリューションです。

  • 医療従事者向けZoom Workplaceは、対面診療や遠隔医療の臨床ワークフローを効率化するソリューションで、医療機関向けの臨床ノート機能も備えています。

  • Zoom Revenue Accelerator(ZRA)は、AI Companionのエージェント型スキルを活用して収益業務を最適化し、営業プロセスを効率化し、ビジネス成長に役立つ実用的なインサイトを生み出します。

  • コンタクトセンターチームは、AI搭載の自動品質管理機能によるスコアリングの自動化や、品質管理への質問による問い合わせ対応、高度な品質管理による文字起こしクエリへの対応といった機能にアクセスできるようになります。

  • Zoomtopia 2025での発表でも、さらに多くの内容をご紹介します。

私たちがエージェントAIのビジョンをどのように実現しているか、そしてZoomがどのように皆さまの働き方を大きく変革し、より良くするかをご紹介します。

このブログは2025年3月に公開され、最新の製品情報を反映するため2025年9月に更新されました。

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