Zoomのサポートで、Cooleyは技術革新を起こし法律業界を大変革

Cooley LLP は、Zoom などのテクノロジーを使用してオフィスを最新型イノベーション センターに変革し、ハイブリッド ワークやハイブリッド イベントを導入しています。

Cooley LLP
Cooley LLPのロゴ
企業規模:

従業員数: 1,000~9,999人

設立:

1920年

本社:

カリフォルニア州、パロアルト

業界:

法務

課題:

テクノロジーに特化したクライアントへの助言で知られる国際法律事務所では、イノベーションへの情熱を世界中に構えるオフィスに反映させ、大変革を起こしたいと考えていました。

メリット:

コミュニケーション、ミーティング、イベント、電話、コラボレーションすべてを1つのベンダーに統合。テクノロジーへの精通度に関係なく誰もが使いやすい操作性。クライアントの期待に応え、どこからでもつながりを維持。ブランド認知度を高める包括的なハイブリッドイベントを主催。

従来の考えでは、法律事務所と技術革新は同義ではありません。しかし創造的破壊者であると自負するCooley LLPは、助言を与えるクライアントも技術の創造的破壊者であり、テクノロジーソリューションを使用して世界中のオフィスにシームレスな体験を構築しています。ソリューションの中には、コミュニケーションやコラボレーション、バーチャル / ハイブリッドイベントのニーズを満たすZoomも含まれます。

 

1920年に設立されたCooleyは、技術分野のクライアントの代理人として豊富な歴史を持ち、クライアントに代わって新しいテクノロジーを見つけ、活用することで評判を高めてきました。2018年、Cooleyのニューヨークオフィスは、従来の個々に仕切られたプライベートスペースからテクノロジー対応スペースへと刷新されました。このオフィスは、テクノロジーの限界を超えることへの同社の取り組みを反映するとともに、現在Cooleyのモダンな全オフィスで使用されているグローバルスタンダードを確立しています。

 

「私たちは技術的な大変革を、ただ単に成功への道だと捉えているわけではありません。「弁護士たちが今もっとも必要としているものは何か?クライアントがもっとも求めているものは何か?」と本気で問うているのです。そして、これまで考えもしなかった方法でそれを実現するにはどうすればいいのだろう、と考えています」と、Cooleyの最高情報責任者であるRob Kerr氏は言います。

 

Kerr氏のチームは、コラボレーションしやすく、世界中の弁護士とクライアントが簡単につながることができる、新しいハイブリッドワークスペースの計画を立て始めました。

デジタルトランスフォーメーションでコラボレーションを向上

このビジョンを達成するため、CooleyはZoomプロフェッショナルサービス組織(PSO)と協力して、タッチ画面のテレビ、分割可能なスペース、各ルームのセットアップを制御するデジタルパネルを備えた、ワイヤレスコラボレーションスペースへと変革を進めながら、カンファレンスルームやハドルルームを構築しました。Cooleyの各カンファレンスルームはZoomルームとして構成されており、ここではCooleyの従業員が音声プロンプトでミーティングを開始したり、2つのタッチ画面でインタラクションとコンテンツ共有をしたり、ワンタッチのインターフェースで進行中のミーティングを移行したりできます。

 

「Zoomと連携を始めた当初は、ワークスペース全体でZoom Meetingsを使用するのが主体でした。しかしその後、すべてのスペースでこのテクノロジーと深く関わる中で、すべてのカンファレンスルームがZoomルームに生まれ変わりました」とKerr氏は語ります。「1番小さなルームから最大規模のルームまで、すべてが一貫して使いやすい同一機能を備えています。」

 

Cooleyでは、ニューヨークオフィスのデザイン刷新を皮切りに、Zoomとの連携を深めていきました。17拠点すべてをZoom Roomsへと改良し、すばやいコラボレーションのためにZoom Team Chatを導入し、通話の柔軟性を高めるZoom Phoneへと電話システムをアップグレードしました。新しい電話システムに移行する際にはダウンタイムが発生したり、大規模な従業員トレーニングが必要になったりする可能性がありますが、CooleyはZoomのプロフェッショナルサービス組織(PSO)にサポートを依頼して、3,300以上のZoom Phoneライセンスを導入しながら5,000以上の電話番号の移転を実現させました。

 

「日中に番号を移転させることには、不安の声が多々ありました。あるプラットフォームで通話中に別のプラットフォームで着信があったらどうなるのか?スムーズに橋渡しできるのか?といった懸念です」とKerr氏は回想します。「すでにZoom Meetingsを使っていたのでインターフェースには馴染みがあり、Zoom Phoneへの移行はスムーズでした。みんな簡単かつ直感的に移行を進められました。」

バーチャル接続により新たな成長機会を創出

新しいインフラストラクチャとテクノロジーが導入されたCooleyは、Zoom MeetingsとZoom Webinarsを頻繁に使用して教育コンテンツや法律に関する最新情報をクライアントに配信しています。世界規模のパンデミックにより対面ミーティングができなくなったとき、Cooleyは以前のZoom体験での成功を糧に、完全なるバーチャルイベント戦略を策定し、クライアントの期待するプロフェッショナルなサービスと専門知識を提供しました。

 

「新型コロナウイルスにより、すべてがバーチャル形式への移行を余儀なくされました。そんな中、Zoomで利用できるような適切なツールがあれば、高価値で、人間的な触れあいのある、高品質なカンファレンスやウェビナー、ソーシャル機能を提供し続けられ、クライアントとの有意義なミーティングや関係構築活動を行うことができることがわかりました」と、Cooleyのマーケティングビジネス担当ディレクターであるJen Ainsworth氏は言います。

 

Cooleyとイベントとは切っても切れない関係で、通常はさまざまなスポンサーシップ、カンファレンス、ミーティング、講演などのイベントを年間900回以上主催しています。パンデミックによりリモート体験が脚光を浴びる中、CooleyはZoomを使用してつながりを維持し、社内のソーシャルアワーや大規模な企業イベントを主催しました。その後対面イベントが復活してくると、Cooleyは、リモートと対面のイベントのギャップを埋めるべく、バーチャルイベント管理ソリューションを導入しました。

Cooleyのハイブリッド体験がZoom Eventsでレベルアップ

CooleyとZoomプラットフォームとの連携により、初の本物のハイブリッド体験である「Berkeley Center for Law and Businessとの2日間のカンファレンス」は、自然な流れでZoom Eventsを使用して行われることになりました。CooleyのイベントチームのSavannah Fairbank氏が率いたこのイベントの目標は、リモートと対面の出席者どちらにも同じ体験を提供することでした。

 

「The Berkeley Forum on Corporate Governanceは、弊社初の大規模なハイブリッドイベントで、バーチャルでの実施だけでなく、現場でのロジスティクスも運営しました。弊社のチームだけではオンラインとオフラインを同時に管理できなかったため、バーチャル部分はZoomのサポートが必要でした」とFairbank氏は言います。

 

Fairbank氏は、Zoom Eventsサービスを利用して、バーチャル視聴者向けのデジタルフィードとコンテンツを管理しました。このイベントはBerkeleyとの緊密なパートナーシップで計画されたため、Berkeley LawとCooley両方のブランドに注目してもらうことが重要でした。

 

「技術面ではCooleyのイベントだと感じてもらう必要がありました。弊社のオフィスはZoomを全面的に導入しているため、Zoomの機能を活用するのは完全に理にかなっています。すでに導入しているソリューションの使い道の可能性を模索するため、多くのコラボレーションが行われました」とFairbank氏は言います。「Zoom Eventsサービスチームはそうした意図をきちんと理解し、イベント自体が完全にライブになるよう構築するうえでも大いにサポートしてくれました。」

 

最終的にBerkeley Forumは約120名の対面出席者に加え、800名のリモート参加者を擁しました。バーチャルと対面の両方の出席者が同じライブビデオフィードと同時コンテンツを視聴し、Cooleyブランドの評判を高めるシームレスなハイブリッドイベント体験が実現しました。

イノベーションを導き、新たな市場を変革

Cooleyにとって、ブランドリーチはマーケティングキャンペーンやイベントの成功以上に大切な意味があります。同社が競争上の優位性を維持し、新たな市場に参入する方法だからです。

 

「ブランドリーチは、破壊的で革新的な新しい経済の先頭に立ち続けるという競争の観点から、弊社にとって非常に重要です」とJen Ainsworth氏は言います。「米国全土へ、そして世界中へと多くの市場が開放され、拡大するにつれて、オフィス拠点に縛られずにビジネスチャンスを獲得していくことが重要です。」

 

北京からボストンまで、Cooleyのチームは世界中に広がっていますが、Zoom Team Chatなどの強力なコラボレーションツールを通じてつながりを維持しています。Zoomとの長年にわたる関係は、技術的破壊者としての新境地を開拓する、継続的な機会を提供しています。

Cooleyは、ミーティング中に従業員が視覚的に戦略を練り、簡単にコラボレーションできるZoom Whiteboardや、リモート参加者向けにカンファレンスルームにいる出席者を個別に表示するスマートギャラリーを、早期に導入しました。現在はZoom Contact Centerを同社のZoomプロダクトに加え、社内のヘルプデスク業務を助け、従業員体験を改善しています。

 

「Zoomの新しいテクノロジーや注目機能だけでなく、Zoomがほかの業界や会社、テクノロジーとどのようにかみ合うのかを理解している能力自体にも興味があります」とKerr氏は言います。「Zoomとの関係は、プロビジョニングされるサービスだけでなく、長期的な価値を与えてくれるものだと考えています」とKerr氏は言い添えました。

ハイブリッドワークスタイルは、顧客との有意義なつながりの鍵

Cooleyは、将来的にハイブリッドイベントやリモートワーク、デジタルコラボレーション、パーソナライズされたバーチャル体験が標準になると確信しています。Zoomを使用することで、Cooleyは今後もクライアントや従業員が働きやすい場所でサービスを提供し続けることができます。最近ではZoomのPSOと協力してZoom Contact Centerの導入を開始しました。

 

「クライアントが働いている場所でミーティングを行うことについてよく話しているのですが、弊社のクライアントの多くは恒久的にリモートワークなので、弊社の業務やマーケティングの一部はおのずとこのハイブリッドの世界で今後も実施することになるでしょう」とAinsworth氏は言います。

 

ZoomがCooleyのハイブリッドイベント戦略をサポートした方法や、独自のハイブリッド体験を主催するためのベストプラクティスについて、詳細をご覧ください。

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