デジタルトランスフォーメーションでコラボレーションを向上
このビジョンを達成するため、CooleyはZoomプロフェッショナルサービス組織(PSO)と協力して、タッチ画面のテレビ、分割可能なスペース、各ルームのセットアップを制御するデジタルパネルを備えた、ワイヤレスコラボレーションスペースへと変革を進めながら、カンファレンスルームやハドルルームを構築しました。Cooleyの各カンファレンスルームはZoomルームとして構成されており、ここではCooleyの従業員が音声プロンプトでミーティングを開始したり、2つのタッチ画面でインタラクションとコンテンツ共有をしたり、ワンタッチのインターフェースで進行中のミーティングを移行したりできます。
「Zoomと連携を始めた当初は、ワークスペース全体でZoom Meetingsを使用するのが主体でした。しかしその後、すべてのスペースでこのテクノロジーと深く関わる中で、すべてのカンファレンスルームがZoomルームに生まれ変わりました」とKerr氏は語ります。「1番小さなルームから最大規模のルームまで、すべてが一貫して使いやすい同一機能を備えています。」
Cooleyでは、ニューヨークオフィスのデザイン刷新を皮切りに、Zoomとの連携を深めていきました。17拠点すべてをZoom Roomsへと改良し、すばやいコラボレーションのためにZoom Team Chatを導入し、通話の柔軟性を高めるZoom Phoneへと電話システムをアップグレードしました。新しい電話システムに移行する際にはダウンタイムが発生したり、大規模な従業員トレーニングが必要になったりする可能性がありますが、CooleyはZoomのプロフェッショナルサービス組織(PSO)にサポートを依頼して、3,300以上のZoom Phoneライセンスを導入しながら5,000以上の電話番号の移転を実現させました。
「日中に番号を移転させることには、不安の声が多々ありました。あるプラットフォームで通話中に別のプラットフォームで着信があったらどうなるのか?スムーズに橋渡しできるのか?といった懸念です」とKerr氏は回想します。「すでにZoom Meetingsを使っていたのでインターフェースには馴染みがあり、Zoom Phoneへの移行はスムーズでした。みんな簡単かつ直感的に移行を進められました。」
バーチャル接続により新たな成長機会を創出
新しいインフラストラクチャとテクノロジーが導入されたCooleyは、Zoom MeetingsとZoom Webinarsを頻繁に使用して教育コンテンツや法律に関する最新情報をクライアントに配信しています。世界規模のパンデミックにより対面ミーティングができなくなったとき、Cooleyは以前のZoom体験での成功を糧に、完全なるバーチャルイベント戦略を策定し、クライアントの期待するプロフェッショナルなサービスと専門知識を提供しました。
「新型コロナウイルスにより、すべてがバーチャル形式への移行を余儀なくされました。そんな中、Zoomで利用できるような適切なツールがあれば、高価値で、人間的な触れあいのある、高品質なカンファレンスやウェビナー、ソーシャル機能を提供し続けられ、クライアントとの有意義なミーティングや関係構築活動を行うことができることがわかりました」と、Cooleyのマーケティングビジネス担当ディレクターであるJen Ainsworth氏は言います。
Cooleyとイベントとは切っても切れない関係で、通常はさまざまなスポンサーシップ、カンファレンス、ミーティング、講演などのイベントを年間900回以上主催しています。パンデミックによりリモート体験が脚光を浴びる中、CooleyはZoomを使用してつながりを維持し、社内のソーシャルアワーや大規模な企業イベントを主催しました。その後対面イベントが復活してくると、Cooleyは、リモートと対面のイベントのギャップを埋めるべく、バーチャルイベント管理ソリューションを導入しました。
Cooleyのハイブリッド体験がZoom Eventsでレベルアップ
CooleyとZoomプラットフォームとの連携により、初の本物のハイブリッド体験である「Berkeley Center for Law and Businessとの2日間のカンファレンス」は、自然な流れでZoom Eventsを使用して行われることになりました。CooleyのイベントチームのSavannah Fairbank氏が率いたこのイベントの目標は、リモートと対面の出席者どちらにも同じ体験を提供することでした。
「The Berkeley Forum on Corporate Governanceは、弊社初の大規模なハイブリッドイベントで、バーチャルでの実施だけでなく、現場でのロジスティクスも運営しました。弊社のチームだけではオンラインとオフラインを同時に管理できなかったため、バーチャル部分はZoomのサポートが必要でした」とFairbank氏は言います。
Fairbank氏は、Zoom Eventsサービスを利用して、バーチャル視聴者向けのデジタルフィードとコンテンツを管理しました。このイベントはBerkeleyとの緊密なパートナーシップで計画されたため、Berkeley LawとCooley両方のブランドに注目してもらうことが重要でした。
「技術面ではCooleyのイベントだと感じてもらう必要がありました。弊社のオフィスはZoomを全面的に導入しているため、Zoomの機能を活用するのは完全に理にかなっています。すでに導入しているソリューションの使い道の可能性を模索するため、多くのコラボレーションが行われました」とFairbank氏は言います。「Zoom Eventsサービスチームはそうした意図をきちんと理解し、イベント自体が完全にライブになるよう構築するうえでも大いにサポートしてくれました。」
最終的にBerkeley Forumは約120名の対面出席者に加え、800名のリモート参加者を擁しました。バーチャルと対面の両方の出席者が同じライブビデオフィードと同時コンテンツを視聴し、Cooleyブランドの評判を高めるシームレスなハイブリッドイベント体験が実現しました。