Zoom ISV プログラムでグローバルプラットフォームの構築を加速

膨大な数のユーザーに高品質なオンラインコミュニケーションの「場」を提供できる Zoom ISV プログラムの底力

Visasq
Visasq
創立:

2012 年 3 月

本社所在地:

東京都目黒区

業界:

IT

課題:

サービスプラットフォームの拡大を見据え、高品質かつ利便性の高いオンラインコミュニケーションの場を、効率的に提供できる体制が求められていた。

導入ソリューション:

Zoom ISVプログラム

導入成果:

主力サービスにおけるミーティングの大部分を Zoom ISV プログラムで実施。設定作業は約 5 秒で完了できるなど、ミーティングの効率的な提供・管理体制も構築された。

株式会社ビザスク(以下、ビザスク)は「知見と、挑戦をつなぐ」をミッションに掲げ、ビジネス領域に特化したナレッジプラットフォームを運営しています。社外の知見を活用したいユーザー企業とビジネス知見を活かしたいアドバイザーを、スポットコンサル(1時間からのインタビュー)、オンラインアンケート、業務委託など、さまざまな形式でマッチングし、新規事業創出、DX といったビジネスの意思決定に貢献します。 2012 年の設立以来、拡大を続け、 2022 年 6 月時点でのアドバイザー数は 46 万人超、カバーする地域は 190 カ国以上。ナレッジプラットフォームとしては国内最大級の規模に成長しています。さらに、2021 年には米国同業のエキスパートネットワークサービス企業であるコールマン・リサーチ・グループ社を買収。同社が目標とする「世界で一番のナレッジプラットフォーム」の実現に向け、グローバル展開をより一層加速させています。

「ユーザーに高品質なオンラインコミュニケーションを提供したい」が導入のきっかけ

グローバルにプラットフォームの裾野を広げているビザスクにとって、ユーザー企業とアドバイザーをつなぐオンライン環境は、サービス価値の根幹に関わります。高度な通信品質やユーザビリティの高さは、円滑なオンラインコミュニケーションを促し、スポットコンサルや各種サービスの質向上を促します。世界中のクライアント企業やアドバイザーをスムーズにつなぎ、サービスの価値を高めるためにも、良質なオンラインコミュニケーションの環境が必要なのです。ビザスクは、そうした環境を実現するため、 Zoom の法人向けライセンスの1つである「 Zoom ISV プログラム」を活用しています。

 

Zoom ISV プログラムとは、 API や SDK を通じて、Zoom Meetings や Zoom Webinars を内包したサービスを提供できるようになるプログラム。自社の従業員が介在することなく、 Zoom Meetings や Zoom Webinars を「オンライン貸し会議」のように提供できるのが特徴です。ビザスクでは、Zoom ISV プログラムを社内システムと API 連携し、スポットコンサルティングやインタビューの場として Zoom Meetings を提供する体制を構築しています。 Zoom ISV プログラムを導入した経緯について、プロダクト/デザインGで ディレクターを務める加藤智子氏は説明します。

 

「弊社の役員が Zoom の営業担当者の方から Zoom ISV プログラムを提案されたのが、導入のきっかけです。その後、検討段階で複数の競合サービスとの比較も実施し、Zoom ソリューションの通信品質を評価して、導入を決めました。以前から社内のミーティングなどでは Zoom Meetings を利用していましたが、スムーズにコミュニケーションができるのはもちろん、資料共有時にも通信が安定している点や、高解像度で資料を共有できる点は社員からも好評でした。また、弊社のお客様にヒアリングを行った際も、Zoom ソリューションへの評価は抜きんでていました。スムーズなコミュニケーションを実現する、高品質なオンライン環境を求めていた弊社にとって、Zoom ISV プログラムはまさにうってつけのサービスでした」(加藤氏)

 

さらに、Zoom ISV プログラムの分数課金のライセンスも導入を後押ししたといいます。 1 時間からのスポットコンサルサービスを提供するビザスクにとって、利用者数ごとに課金するホストライセンスよりも、使用した分数ごとに課金する分数課金のほうがコストメリットを得やすい体系でした。

契約から運用開始は約 2 ヶ月。充実したドキュメントが後押しとなり、スムーズに API 連携を完了

Zoom ISV プログラムの導入を決定したビザスクは、約 1 ヶ月の米国本社との契約手続きを経て、API 連携に向けた開発に動き出します。サービスを管理している社内システムに Zoom API を連携し、社内システム側で Zoom Meetings の設定や変更、URL の通知などを行える体制を目指しました。開発を担当したビザスク開発グループ エンジニアの伊藤昌隆氏は、Zoom から提供されたドキュメントがスムーズな開発を可能にしたと話します。

また、伊藤氏は導入時の技術審査もスムーズに進んだと語ります。Zoom ISV プログラムでは、契約後に API 連携の構成や設計の意図を確認する技術審査のステップが設けられています。伊藤氏は、技術審査にかかる工数が開発スケジュールに影響を及ぼすことを懸念していましたが、実際には1度のミーティングで審査は完了。 Zoom 側のサポートなどもあり、事前に想定していたほどの工数は要さなかったといいます。こうした過程を経て、ビザスクは Zoom ISV プログラムの導入を着実に進めていきました。

設定作業は約 5 秒で完了。膨大な数のミーティングを社内システムで効率的に提供・管理可能に

現在ビザスクは、主力事業であるフルサポート形式のスポットコンサルサービス「ビザスク interview 」で Zoom ISVプログラムを利用しています。クライアント企業が他の Web 会議ツールを希望した場合を除いては、 Zoom ISV プログラムで Zoom Meetings を提供。世界中の知見と新たな挑戦にのぞむ企業をつなぐ場として、 Zoom ISV プログラムを活用しています。Zoom Meetings の高度な通信品質や充実した機能は、ビザスク interview のサービス価値向上に貢献しています。

 

一方、 Zoom ISV プログラムは社内業務の効率化にも寄与しているといいます。社内システムと Zoom API の連携により、ミーティングの設定や管理などにかかる作業負担が大幅に効率化されたのです。

今後、ビザスクは、ミーティングの参加者を社内システム側で確認できる機能の追加など、API 連携を拡充し、さらなるサービス体制の強化や社内業務の効率化を進めていく方針です。

『ユーザーと社外の人物をマッチングするサービス』には、Zoom ISV プログラムが特に適している

最後に、加藤氏に Zoom ISV プログラムへの評価をお伺いしました。加藤氏は「まさに弊社のような事業を展開している企業には最適のサービスです」と述べ、Zoom ISV プログラムの価値について語りました。

 

弊社のサービスの価値は、多数のクライアント企業様とアドバイザーの方が『話すこと』にあります。 弊社の役割は最適なアドバイザーをクライアント企業様におつなぎすること、そして『話すこと』の場を、いかに効率よくセッティングし、快適にしていくかです。その環境を実現するうえで、Zoom ISV プログラムは非常に適しています。自社のリソース負担を最低限に、高品質なオンラインコミュニケーションの場を何回でも設定できるのは、弊社の事業を拡大していくうえで大きな強みとなります。例えば、金融系の企業などでは、自社のユーザーと外部のファイナンシャルプランナーなどをマッチングする機会があると思いますが、そうした『お客様と社外の方をマッチングするサービス』を展開している企業には、Zoom ISV プログラムがマッチしているのではないでしょうか」(加藤氏)

 

ビザスクは「私たちは、組織、世代、地域をはじめとするあらゆる障壁を超え、さまざまなミッションと世界中の知見を最も効果的につなぐグローバルプラットフォームを創り、より良い未来へ貢献します」をビジョンとして掲げています。今後、ビザスクのグローバルプラットフォームはさらに拡大を続け、私たちをより良い未来へと連れて行ってくれるでしょう。壮大な目標に向けて疾走するビザスクを、今まさに Zoom ISV プログラムが後押ししています。

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