働き方変革への挑戦や MR 活動に関するデータ分析を推進、HaaS 環境への展開も期待
現状は多くの MR が Zoom を活用しているものの、苦手意識を持ったメンバーに対しては引き続き啓蒙活動を続けていく計画です。また、同社が目指すプラットフォームとしてのHaaS 構築に向けた環境づくりにおいても Zoom を生かしていきたいと語ります。画像から感情を読み取るようなヘルスケア領域での活用など、個人情報の取り扱いや制度設計が進んでいくことで、Zoom 活用の幅はさらに広がってくると見ています。
「HaaS の考え方は、to B だけでなく to C 領域も当然含んだものです。一般の方に向けてどんなサービスが我々として提供できるか議論するなかで、Zoom の活用シーンもきっと出てくるはずです。」(中井氏)
さらに、多岐にわたる機能に対してセキュリティの検証を行うことで、現場に対して利便性の高い機能を随時展開していきつつ、ログを分析して MR の活動を分析していくような新たな取り組みについても検討していきたいと語ります。
「Web 面談の数や時間といった情報だけでなく、医療従事者から同意を得たうえで面談内容を録画してその内容を分析していくなど、客観的なデータから MR の活動に役立つ情報を見つけていく取り組みについてはしっかり考えていきたいと思います。」(大谷氏)
少しずつ在宅からオフィスに戻りつつあるなか、在宅とオフィスが混在する環境で臨場感のあるコミュニケーションがより求められています。会議室に設置する Zoom Rooms をはじめ、会議室予約の Workspace Reservation、そして大規模なカンファレンス開催時に有効な Zoom Events など、新たなソリューションの利活用にも期待を寄せています。
「オフィスはフリーアドレスが中心のため、会議室利用だけでなく、オフィスの可視化やその場所を予約する仕組みも必要です。在宅とオフィスのハイブリッド環境に対応した仕組みづくりを進めていくなかで、Zoom のソリューションが生かせる部分はあるはず。またグローバルに展開しているため、Zoom が提供している同時通訳機能なども我々のニーズに適していればぜひ検討したい。」(中井氏)
特に海外拠点に関しては、Webex ベースで運用しているケースが多いものの、日本発信で Zoom の利便性を伝えていくことで、グローバルでの Zoom ソリューション展開も十分考えられると今後について語っていただきました。