Zoom Meetings と連携した Figma の必須アプリで、設計とプロダクト開発を合理化

創造的なアイデアがあることは大事な要素です。場所や時差を越えて協力しあい、優れたものをデザインし構築することも、別の大事な要素です。今日のハイブリッド ワーク環境では、既存のワークフローに組み込める、柔軟で使いやすいデザインおよびコラボレーション プラットフォームが欠かせません。

Figma は、これらの条件以上を満たし、デザイナー、開発者、利害関係者がリアルタイムでプロジェクトを表示・把握して、貢献できるようサポートするソリューションの好例です。2011 年に設立された Figma のプラットフォームは現在、Atlassian、Uber、Shopify、Oracle、Salesforce など多くの一流企業からも信頼されています。Figma は Zoom に対応したネイティブのデザインおよびコラボレーション アプリのベータ段階の成功を受け、同アプリを正式にリリースします。ユーザーは Zoom ミーティング中、手動で画面共有をする代わりに Figma のデザイン ファイルや FigJam のホワイトボードでリアルタイムのインタラクティブ コラボレーションができるようになりました。

「当社の Zoom アプリは、インタラクティブ機能を前面に押し出しています」と Alex Mullans 氏（Figma、拡張性および連携担当プロダクト マネージャー）は語ります。「シームレスなミーティング体験を提供してくれるので、複数のウィンドウを切り替えて使い、ファイルを探し回り、チャットを辿ってリンクを探す煩わしさがありません」

かつて Zoom ミーティング中に Figma ファイルでコラボレーションを行う場合は、1 人が自分の画面を共有し、残りのメンバーが別のウィンドウで Figma を開いていました。ここで大事な点は、ファイルが編集可能なバージョンと一切操作できないバージョンの 2 通りで表示されていたことです。Figma for Zoom では、メインの Zoom Meetings ウィンドウ内でデザインや FigJam ホワイトボードを共有できます。しかも Figma アカウントの有無とは関わりなくメンバー全員が、共有されているデザインやホワイトボードをリアルタイムで操作できます。

「Figma は、Zoom の Meetings アプリ向けの重要なイノベーションを 2 つ活用します」と Arun Janakiraman（Zoom、Apps および Marketplace 担当グループ プロダクト マネージャー）は説明しています。「1 つはチームの皆がミーティング中に積極的にデザインに関われる機能、もう 1 つは外部のコラボレーション相手がサインインをスキップして即座に参加できる機能で、チームでのクリエイティブな作業が一段とスピードアップし、ひときわ身近なものになります」

「当社は、Figma を単なるデザインツールと考えず、チームが一緒にプロダクトを構築するための包括的なプラットフォームとして位置付けています」と Mullans 氏は語ります。「チームが Zoom を使ってリアルタイムでコラボレーションする世界で、Figma はリモートワークの距離感を縮め、ソーシャルの側面も、より生産性に直結するデザイン共有とコラボレーションという側面もサポートします」

Zoom 向け Figma アプリは、デベロッパー ソフトウェア プロバイダーが Zoom の強力な開発ツールキットを使って作成した、2,700 種余りのアプリ、連携機能の 1 つであり、顧客のワークフローを合理化し、プラットフォームの新たな付加価値を提供します。とはいえ連携構築は、一朝一夕にできるものではありません。Figma の開発チームは、あらゆるデベロッパーが利用できる Zoom の公開ドキュメントに加え、Zoom との直接のコミュニケーションも利用しました。

「私たちは Zoom Apps チームと 2 週間に 1 度のペースで話しあっています」と Isaiah Turner 氏（Figma、ソフトウェア エンジニア）は言います。「何か問題があれば、質問してデバッグを手伝ってもらうことができました。Zoom SDK のドキュメントは非常に包括的な内容でした。そのおかげで、アイデアに過ぎない構築案を私たちの求める具体的なコードに落とし込む方法が、非常にわかりやすくなりました」

Turner 氏はさらにアプリ開発中に直面した多数の課題をあげ、Zoom のドキュメントがそのソリューションの発見にどれほど役立ったかについても詳しく教えてくれました。Turner 氏によれば「私たちにとって認証は、おそらく最大級の難関の 1 つでした。しかし Zoom がまさに私たちの条件の解決にぴったりの図を用意してくれていて、サードパーティの認証方法が詳しく説明されていたんです。同時にいくつか具体例もあげられていて、おかげで作業がとても楽になりました」

「当社では多くのチームが Figma と Zoom Meetings を一緒に使っています」と Mullans 氏は言います。「同様に多くの顧客が両方のプラットフォームを使ってコラボレーションし、デザインを共有したり、バーチャル デザイン スプリントやデザイン レビューを実施したり、リーダーシップにプレゼンテーションを行ったりしています」

Figma を Zoom Meetings に直接組み込むことで、各チームがより迅速にブレインストーミングとデザインを行い、より上質なプロダクトを構築しています。ウィンドウの切り替えやリンクの再共有も必要ありません。デザインを見直すときも新たに何かをつくるときも、Figma for Zoom アプリで常にチームの足並みがそろい、エンゲージメントが維持されるため、より効率的に楽しく仕事を進めることができます。

次の Zoom ミーティングで Figma を使ったコラボレーションを行うには、Zoom App Marketplace からアプリをダウンロードしてください。